保安院は関西電力に対して、
品質保証の基本方針である保安規定の書き直しを要求したのですから、
その一部分であるMOX燃料調達の品質保証活動の了承は撤回すべきです。
申    入    書


原子力安全・保安院長 佐々木宜彦 様

 貴院は、3月22日、関西電力をはじめ全ての電力会社に対し「原子力発電所の保安規定における品質保証に関する事項にかかわる記載の充実について」という文書を出しました(平成16・03・04原院第3号)[http://www.nisa.meti.go.jp/text/kensaka/160322-2.pdfの6ページ目]。その中で、「申請された保安規定変更許可案は極めて画一的なものであり、原子炉による災害の防止上の観点から十分なものではないと判断する」と記載し、事実上の書き直しを要求しています。
 本日、保安院の原子力発電検査課に電話で確認したところ、この保安規定は、品質保証に関する基本方針であり、MOX燃料調達業務に関する品質保証活動も、その保安規定に含まれているとのことでした。
 このことからすれば、貴院が2月5日に関西電力のMOX燃料調達に関して品質保証活動が改善されたと評価したことは、極めて拙速だったということになります。
 関西電力が提出した、発電所全体の品質保証の基本方針である保安規定について、現段階では許可できないとし、書き直しを要求したのですから、当然その一部分をなす、MOX燃料調達に関する品質保証活動だけを切り離して了承するということにはならないはずです。
 そのため、2月5日付の関西電力宛の貴院の文書にある、「新しい安全規制体系に照らしても、海外MOX燃料の輸入燃料体調達業務を適切に行うために必要な品質保証体制を構築しているものと認められる」(平成16・02・04原院第1号)との判断は撤回されるべきです。

 よって、以下のことを申し入れます。

1.貴院が2月5日に出した、関西電力のMOX燃料調達業務に関する品質保証活動を了承したことを、撤回すること。

 この申し入れに対する回答は、3月30日までにお願いします。

2004年3月25日
グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス
京都市左京区田中関田町22−75−103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之
大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581