大臣、BNFLを非難
Minister to take BNFL to task


2001年7月17日 フィナンシャル・タイムス マシュー・ジョンズ



英国のエネルギー大臣ブライアン・ウィルソンは、スコットランドのチャペルクロス発電所での事故の全ての範囲が、なぜ10日間、公に開示されなかったのか、BNFLに説明を要求するつもりだ。

ヒュー・カラム、およびノーマン・アスキュー(BNFLの会長および最高責任者)は、水曜日に貿易産業省でウィルソン氏との定例の会合に出席する予定である。

大臣に近いオブザーバーは、大臣は1999年のデータねつ造スキャンダル以降、BNFLを復興させるために努力をしてきたので、事故の規模を開示することの遅れに、「心配し、いらだっている」と述べた。

「アスキュー氏とカラム氏は、大臣からの、ある非常に困難な質問に直面するだろうということは予想できる」と情報源は述べた。

その事故は7月5日、BNFLが、カーライルの約10マイル北にあるその発電所で通常の燃料取り替え作業を行っていたときに起こった。BNFLは、24本の燃料棒を原子炉の床の上に2フィート落としたという印象をはじめに与えた。

しかしながら、その出来事の説明は、日曜日には50フィートに変えられ、そしてBNFLは月曜日には80フィートに修正した。BNFLは、燃料除去シュートを落とされた後、多くの燃料棒がまだ見つかっておらず、そしてそれらの回復に専念すため、そのサイトの他の3つの原子炉を停止しなければならないだろうと認めた。

スコットランド国民党および環境キャンペーン・グループは、日曜日に、事故を隠ぺいしようとしたことでBNFLを非難した。BNFL職員はこれを否定し、そして遠隔操作のカメラが燃料棒チャンバーの中に送られるまで、燃料棒の実際の位置は明らかではなかったと述べた。

「私たちがその時に持っていた証拠を基に、燃料は2〜3フィートだけ落ちたと信じていた」と彼は述べた。「私たちは、燃料解除シャフトの底にある水で満たされた容器の中ある多くの燃料棒の位置を、今は視覚的に見ることができる。」

放射能の放出はなかったので、その事故は国際的尺度で最低レベルのレベル1として分類された。しかし、環境キャンペーン・グループのグリーンピースは、それは30年間の英国で最も深刻な事故となる可能性を持っていると述べた。

「これらの燃料棒が80フィート落ち、そして無傷のままだという考えは、信じがたい。全ての燃料棒が説明されるまで、これは進行中の出来事である」と反核活動家ショーン・バーニーは述べた。

英国の原子力安全規制当局である核施設検査局(NII)は、その事故の原因にかんする調査は続いていると述べた。

貿易産業省の職員は述べた:「会社とNIIの両方は、状況について私たに情報を与えており、また、私たちはこれが適切に扱われることを、もちろん切望している。」



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