パンフレット発行にあたって寄せられた
CORE(環境の放射能汚染に反対するカンブリア人の会)
からのメッセージ


 イギリス、カンブリア地方ファーネスのバローから
                                               2001年9月


 ちょうど2年前、日本の市民は、BNFLが不正データのあるMOX燃料を輸送したことを暴き出しました。その後、BNFLは不正行為を隠すために、日本政府、日本の市民、顧客である関西電力に、ねつ造の範囲についてウソをつきました。

 現在、MOXスキャンダルから2年を経ても、BNFLは顧客たちをだましつづけています。6月に発行した再処理に関するCORE報告書は、BNFLが、できそうもないとわかっていることを顧客たちに約束しつづけていることを示しています。日本を含む、海外顧客との契約が、ソープ再処理工場では2005年までに完了すると、BNFLは主張しています。証拠からすれば、契約は2005年までに完了することはないし、さらにもっと多くの年月がかかるでしょう。さらにBNFLは、新たなセラフィールドMOX工場(SMP)の運転開始許可を政府から得ようと努める中で、イギリス政府と公衆に、日本からのMOX契約が確実になる見通しについては誤った情報を伝えています。そのかわりに、MOX利用とプルサーマル計画に日本の市民が反対していることを小さく見せ、知らせないことを選んでいます。

 西カンブリア地方の地域社会は、現在、再処理の代価を支払っています−取り除くことのできない環境汚染の遺産、処分方法のない核廃棄物、決して使われることのない70トン以上のプルトニウム在庫に対して。COREはこの再処理に反対し、信用できない企業とその秘密主義に反対して、20年以上活動してきました。

 世界中の他の社会で、このような事態が起こることに立ち向かい妨げるために、COREの活動家達は、これまでに数回日本を訪れ、六ヶ所工場の運転に反対する人々を支援してきました。私たちは今日、日本の市民を支援すること、六ヶ所の運転開始に反対し闘う青森と他の地域の人々に連帯することを確認します。

 ひとたび、再処理が開始されれば、取り返しがつきません−被害は必ず起こるのです。

Martin Forwood & Janine Alis‐Smith.
CORE(Cumbrians Opposed to a Radioactive Environment) Campaigners.



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