判決を前にして 3・25院内集会
−大飯原発3・4号運転差し止め仮処分裁判のポイントと今後の活動−

原子力規制委員会の「大飯特別扱い」で運転継続は許せない!
      3月25日(月)午後4時〜6時 参議院議員会館B107


首都圏の皆さまへ(拡散歓迎です)

 原子力規制委員会は3月19日に、新法が7月に施行になっても、大飯は特別扱いで運転継続できるという見解を示しました。断じて許せません。

 ・新法では、電力会社が設置変更申請などを出し直し審議されます。
 ・防潮堤も再稼働の前提です(大飯の場合、完成は来年3月)。
 ・破砕帯調査中の原発は、その結論が出るまで再稼働の申請はできません。
 ・ストレステストは、再稼働の判断基準にしないと明言しています。

 しかし、大飯の場合、これら全てを適用除外にして、9月までの運転を認めようとしているのです。

 このような中で、大飯原発3・4号の運転差し止め仮処分裁判の判決(決定)が、3月末か4月初めに出ます。早ければ25日からの週にも判決が出ます。集会では、裁判の争点や意義について確認し、判決後の活動について議論しましょう。ぜひ、ご参加ください。

◇集会の主な内容
 ・原告団からのあいさつ アイリーン・美緒子・スミスさん(裁判の会共同代表)
 ・仮処分裁判のポイントと意義 小山英之さん(裁判の会共同代表)
 ・仮処分裁判の法的な流れ 弁護士谷次郎さん(大飯裁判弁護団)
 ・質疑・討論

◇日 時:3月25日(月) 午後4時〜6時(3時半から通行証をお渡しします)
◇場 所:参議院議員会館 B107号室
◇資料代:500円(カンパ歓迎)
◇主 催:おおい原発止めよう裁判の会/グリーン・アクション/美浜の会/
      FoE Japan/フクロウの会/原子力規制を監視する市民の会

 裁判の最大の焦点は、活断層の3連動の場合に、制御棒が基準値2.2秒以内に挿入できるかどうかです。関電は「地震の時は2.2秒は守らなくてもいい」等と裁判で主張してきました。国のストレステストでは、この制御棒挿入性の問題を国は審査対象外としています。このような状況で再稼働された大飯原発の安全性判断が、初めて司法によって示されようとしています。裁判のポイントについて、分かりやすく説明します。

 仮処分裁判のため、勝訴判決が出ても、関電は原発を止めずに様々な法的対抗手段で裁判を引き延ばすことが予想されます。仮処分裁判の法的な流れについて弁護士から解説してもらいます。

 そして最も重要なのは、判決が出たら「大飯を止めろ」の大きな声を作り上げていくことです。判決を基に、大飯原発を実際に止めるために、どのような取り組みが必要なのかを皆さんと議論しましょう。

 皆さんと共に、大飯を止めましょう。ぜひ、ご参加ください。

連絡先団体
 グリーン・アクション 京都市左京区田中関田町22-75-103.
        TEL: 075-701-7223 FAX: 075-702-1952 info@greenaction-japan.org
 美浜の会 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階
        TEL:06-6367-6580 FAX:06-6367-6581 mihama@jca.apc.org


(13/03/20UP)