「被爆者はどこにいても被爆者」(12/5大阪高裁判決)
郭貴勲裁判の最高裁への上告をやめてください!




内閣総理大臣  小泉純一郎様 

厚生労働大臣  坂口力様

法務大臣  森山眞弓様

大阪府知事  斎藤房江様


 「被爆者はどこにいても被爆者」。大阪高裁の判決を真摯に受け止め、最高裁への上告は行わないと、即刻表明するよう強く要請します。

 12月5日、大阪高裁(根本裁判長)は、在韓被爆者・郭貴勲さんの「日本政府が、いったん被爆者であると認定した被爆者は、どこに住もうとも被爆者であり,韓国帰国後も被爆者手当を継続支給せよ」との訴えを認定しました。

 在外被爆者は高齢となり、苦しみのなかでこの世を去る被爆者の数は、増加の一途をたどっています。在外被爆者は、名乗りを上げているだけでも、韓国で2100名、北朝鮮で1000名、北米で1000名、中南米で160名もいます。これらの被爆者は大阪高裁判決に大きな希望を見いだしています。

 日本政府はこれ以上在外被爆者を苦しめてはなりません。

 最高裁への上告をとりやめ、被爆者援護法適用等、在外被爆者への救済を即刻開始すべきです。

2002年12月11日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル1階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581



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