抗議声明
グリーンピース・ジャパンへの不当逮捕・強制捜査に抗議する
逮捕者の即時釈放を求めるオンライン署名に協力しよう

サミットを前にした、市民運動への政治的弾圧を許すな



 6月20日、青森県警と警視庁公安部は、鯨肉の「窃盗」と「建造物侵入」容疑でグリーンピース・ジャパンのメンバー2名を不当に逮捕した。同日、グリーンピース・ジャパン事務所への強制捜査を強行した。私たちは、この不当逮捕・強制捜査に強く抗議する。
 グリーンピース・インターナショナルは、逮捕者の即時釈放を求めるオンライン署名を開始した。署名開始から24時間で世界各国から5万人の署名が送られている。この署名活動に協力しよう。
 鯨肉「窃盗」容疑は、グリーンピース・ジャパンが表明しているように、鯨肉の業務上横領の証拠確保のためであり、個人的利益に利用するものではなく違法性はない。にもかかわらず、マスコミはこぞって「盗みはいけない」とその方法論のみを問題にし、その背景にある日本の「調査捕鯨」と鯨肉横領問題には一切口をつぐんでいる。東京地検は、グリーンピース・ジャパンが告発していた鯨肉横領事件を不起訴処分とした。
 「窃盗」容疑としながら、青森県警警備部と警視庁公安部が公安事件として捜査の指揮をとっている。2名の逮捕ばかりか、グリーンピース・ジャパン事務所に対し40名もの捜査員による約10時間におよぶ家宅捜査を強行した。グリーンピース・ジャパンの報道によれば、捕鯨鯨肉横領問題の公開資料のみならず、総務・経理のデータの入った7台ものコンピューターまで押収したという。また逮捕者2名を含むメンバー4名の家宅捜索まで行っている。22日に青森地方裁判所は、2名に対して10日間の勾留を決定した。全く不当で異常としかいいようがない。
 今回のグリーンピース・ジャパンへの逮捕・強制捜査は、洞爺湖サミットを前にして、環境保護団体などサミット反対、政府の温暖化対策反対、グローバリゼーションに反対する市民団体やその活動に対する弾圧でもある。サミットを前にして、国際的な環境保護団体であるグリーンピース・ジャパンを標的にすることにより、他の諸運動に対して威嚇を行い、反対の声を封じ込めることを狙っている。
 私たちは、グリーンピース・ジャパンへの不当逮捕と政治的弾圧に強く抗議する。
 グリーンピースは、日本政府に対して、逮捕者の即時釈放を求めるオンライン署名を開始した。署名では、即時釈放と同時に、鯨肉横領事件の解明とその責任追及を求めている。この署名活動に協力しよう。不当逮捕・弾圧に対する抗議の意思を示そう。

◎グリーンピース・ジャパンのHP(不当逮捕などに関する情報)
  http://www.greenpeace.or.jp/

◎青森簡易裁判所の拘留決定に対し不服申し立て
 ――募集開始後24時間で世界各国から5万通の釈放要求が福田首相へ
 http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20080622oc_html

◎オンライン署名は下記から
 http://www.greenpeace.org/international/news/activists-arrested-200608/release-our-activists
(注)このアドレスから署名をします。署名をしたあなたにグリーンピースから確認のメールが入ります。そのメールにあるURLをクリックすると署名が完了します。

◎グリーンピース・ジャパンのスタッフによる鯨肉持ち出し行為についての法的見解
 http://www.greenpeace.or.jp/press/reports/rd20080520oc_html#legal

2008年6月23日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会

(08/06/23UP)