中越沖地震による原発耐震安全性の崩壊をうけ、
関電への緊急申入行動 報告速報(7月23日)
40名以上が参加して、関電の原発を停止するよう要求
「意見はうけたまわりました」を繰り返すばかりの関電広報

  

  

  

 本日(7月23日)、午後5時半から6時過ぎまで、大阪にある関西電力本店の玄関前で、原発を即刻停止することを求める緊急の申入行動をおこないました。中越沖地震によって、これまで電力会社と国が主張してきた、原発の耐震安全性が崩壊したためです。緊急の行動にもかかわらず、40名以上の人達が参加しました。
 まず、阪大病院看護師労働組合からの申入書、関電の原発の風下にあたる岐阜からは「放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜」等5団体の共同申入書、グリーンアクションと当会の共同申入書をそれぞれ読み上げ、関電広報に手渡しました。いずれも、柏崎刈羽原発の事態を受け、耐震安全性が崩壊したいま、関電の若狭の原発を停止するよう求めたものです。関電の原発11基の内、美浜1・2号機以外の9基の原発が稼働(調整運転も含め)しているからです。
 私たちの要求に対して関電にコメントを求めても、「皆さまの貴重な意見はうけたまわりました」、「今日は申入書を受け取るだけ」、「質問に答えることはしない」との形式的な発言を何度も何度も繰り返すばかりでした。「あまりにも無責任ではないか」、「地震が起きても安全だと言ってきたのに、今はどうなのか」、「何十年も地震に耐えられると宣伝してきたことは崩れてしまってるではないか」と次々に参加者から発言が続きました。関電は、「安全です」「大丈夫です」とは一言も言いませんでした。言えないのです。それにもかかわらず、原発を運転し続けるとは全く無責任です。
 関電広報は「説明の場は持ちます」、「質問書などを出してもらって2週間は時間をもらわなければ」などと言い始めました。これに対しては「平常時とは違うでしょう」「今動いている関電の原発の耐震安全性が確認できないのに」と関電の安全性軽視の姿勢が批判されました。私たちは、今日何も答えない関電に抗議し、来週までには説明の場を持つよう要求しました。
 最後に、参加者全員で、「関電は原発を即刻停止せよ」とシュプレヒコールをあげ、関電の原発を止めるため、力を合わせていこうと確認しました。

(07/07/23UP)