おめでとう!

樋口健二さん 
「核のない未来賞(Nuclear-Free Future Award)」
教育部門賞を受賞!



 樋口健二氏が、「核のない未来賞」(Nuclear-Free Future Award)の教育部門賞を受賞されました。農家の長男として生れた樋口氏は、24歳のときに見たロバート・キャパの写真に触発され、写真家としての道を歩み始めました。氏は、「四日市ぜんそく」に苦しむ人々の姿を追い続け、そして、闇に葬り去られる原発被曝労働者に光をあて、被曝労働なしには成り立たない原発の真の姿を告発し続けてこられました。「売れない写真家」の真の意義を、国際社会が評価したのです。私達も、心からお祝いの言葉を贈ります。
 1998年から始まったこの国際的賞は、核のない新しい時代を切り開くために働く個人・組織に贈られます。この賞は、「ウラン採掘、核実験、核廃棄物の処分の致命的な影響を最初に受けるのは、先住民である」と宣言しています。反核・反原発・反差別・反権力の姿勢を貫いて闘っている人々に贈られています。教育部門賞は、「政治家、科学者および原子力産業の代弁者達によって毎日流布されるデマにも関わらず、原子力エネルギーに突き進むこのと危険を明るみにすること」に尽力された人に贈られます。樋口氏の活動そのものです。
 今年の授賞式は、9月9日、アイルランドのカーソン岬で、アイルランドの核なき国土存続を祝う1週間の野外音楽祭のハイライトとして行われました。この賞の基金は、世界の環境団体や個人による「1日1ドル」のカンパによって成り立っています。1998年の「抵抗部門」の受賞者は、ウラン開発からカカドゥを守る闘いを続けておられるアボリジニの代表に送られています。

−「核のない未来賞」について−
<「核のない未来賞」は新しい時代を切り拓くことを支援する>
<「核のない未来賞」のホームページ>



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