大飯原発3・4号運転差止の仮処分提訴にあたって

 福島第一原発事故から1年が経ったいま、私たちは改めてその被害の深刻さ重大さを見つめ直し、二度と再びこのような事故を起こしてはならないとの強い決意を固めています。他方、政府と関西電力は大飯原発3・4号を運転再開させようと、さまざまな画策を強引に進めています。
 そのため私たちは3月12日に、大飯原発3・4号の運転差止の仮処分命令申立を、関西電力本店のある大阪の大阪地方裁判所に提訴しました。
 原告は、福井県と関西の全府県及び岐阜県から短期間に259名が集まり、提訴後に集会を開き原告団を結成しました。原告の代理人として5名の弁護士を立てています。
 原告団集会では、福井、滋賀、京都北部、京都市、奈良、大阪、和歌山、兵庫及び岐阜の各地から、原告が自らの運動を踏まえた熱い決意を語りました。今後、地元了解を阻止するための活動を各地域でいっそう強め連携を密にし、また、弁護団と共同して争点を明確にしていきます。大飯原発3・4号を何としても動かしてはならないという決意で裁判に取り組みます。
 全国のみなさんのご支援をよろしくお願いします。大飯原発3・4号の運転再開を止めるため、いっそう固く手をたずさえて前進していきましょう。

 2012年3月12日
大飯原発3・4号運転差し止め裁判 原告団
共同代表  アイリーン・美緒子・スミス
 小山 英之
      


(12/03/12 UP)