関西電力の原発を止めよう! 5・21学習&討論会

○ 関電の原発も巨大地震や大津波に耐えられません
○ 全電源喪失は、原発の安全設計を根本から覆すものです

☆ 子ども年20ミリシーベルト基準を撤回させよう
 東日本大震災による福島第一原発事故から2ヶ月が過ぎました。事故は終息するどころか、1号機での炉心溶融が明らかになるなど、事故の深刻さは増すばかりです。
 政府は浜岡原発の運転停止を要請し、中部電力はこれを受入ました。他方、他の原発を止める必要はないとしています。

 しかし、今回の福島第一原発事故の発端は、地震・津波による全電源喪失でした。国の「安全設計審査指針」では、全電源喪失は起こりえないこととして想定されて
おらず、そのような思想で原発は設計されています。これらの事実に照らせば、既存原発の安全設計そのものが崩れてしまったのです。
 さらに関電の原発の津波対策はわずか2メートル以内です。関電は、全電源喪失に対する「緊急対応」として、タービン動補助給水ポンプに全面依存し、さらに電源車や消防ホースを配置するという対策で安全だとしています。小手先の対応がどのようなものか、それで炉心を冷やすことができるのか、具体的に検討しましょう。


 美浜原発から琵琶湖まではわずか約30qです。若狭の原発で事故が起きれば、関西の水瓶である琵琶湖は数時間で汚染されてしまいます。関西の命の水を守るためには、関電の原発を止めるしかありません。

 また、政府が出した福島県の子ども達に年間20ミリシーベルトの被ばくを強要する基準についても議論します。5月2日の政府交渉で明らかになった無責任な政府の対応、地元の父母達の怒り、小佐古参与の辞任、国会議員や海外からの声などによって、この基準は社会的に大きな非難を受けガタガタになってきています。5月23日には、福島の人達をはじめ、基準撤回の文科省包囲の抗議行動が準備されています。基準撤回に向けて、さらに声を大きくしていきましょう。
 学習&討論会では、これらの問題点について議論していきましょう。

●内容
第1部 関電の原発はなぜ運転してはならないか
    ・全電源喪失は、原発の安全設計を根本から覆す
    ・全電源喪失対策のまやかし
    ・2メートルの津波にも耐えられない等
第2部 子ども年20ミリシーベルト基準の撤回を
    ・20ミリシーベルト基準の批判
    ・5月23日 文科省包囲抗議行動へ

●日時など
日 時:5月21日(土) pm6:30〜9:00
場 所:ドーンセンター 1階パフォーマンススペース(150名)
     京阪・地下鉄谷町線「天満橋」 1番出口より東へ約350m
     地図 http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html
参加費:一般500円 / 大学生以下300円
★参加ご希望の方は、事前に予約してください。定員になりしだい予約受付は終了します。
 予約受付:グリーン・アクションのメールアドレスかFaxにお願いします。
 ※お名前、都道府県名、連絡先を明記してください。
 info@greenaction-japan.org Fax: 075-702-1952

主催:グリーン・アクション 
      京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952
    美浜の会 
      大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581


(11/05/14UP)