2月27日の交渉に関する関西電力への質問書



                                                            2001年2月28日
                                                    グリーン・アクション、美浜の会


              回答は文章で2001年3月7日までにお答え下さい。
              なお、次回は市民が原子燃料部門の責任者と会えるよう調整してください。

1.BNFLが劣化ウラン弾の製造に関与しているという事実を知っていたのか。
2.知っていたとすればいつの時点で知ったのか。
3.BNFLは劣化ウラン弾製造にどのように関与していると認識しているのか。
4.関西電力が濃縮役務を委託しているアメリカの会社名と工場名、ヨーロッパの会社名と工場名を明らかにすること。
5.過去10年間、関西電力が、アメリカとヨーロッパから輸入した濃縮ウランの各々について、各年度毎の量を明らかにすること。
6.過去10年間、関西電力が、アメリカとヨーロッパから輸入した濃縮ウランの各々について、その由来を明らかにすること。
7.海外への濃縮役務の委託の結果生み出された劣化ウランの量を、アメリカとヨーロッパ各々について、過去10年間、各年度毎に明らかにすること。
8.上記劣化ウランはいったいどのように管理されているのか、関電の分は関電の分として区別して管理されているのか。
9.高浜MOX燃料に含まれている劣化ウランは関西電力の劣化ウランなのか、そうでないとすれば、どこの国の劣化ウランなのか。
10.BNFLとCOGEMAに委託している再処理の結果生み出された減損ウランの量と管理形態を明らかにすること。また、その減損ウランの再濃縮が行われているのならば、そこから生み出された劣化ウランの量とその管理形態を明らかにすること。

11.海外再処理委員会(ORC)が「近い将来のSMP稼働が適切だ」と述べた文書の日付はいつか。
12.ORCの上記の文書を公開すること。

13.劣化ウラン弾を製造しているBNFLと今後も契約を続けるつもりなのか。

14.軍事目的とする劣化ウランをイギリスの国防省に供給し、イギリスの核兵器産業の根幹にあるBNFL社と今後ビジネスを続けるとするのが関西電力の方針とするならば、それは関西電力の消費者、福井原発現地の住民、関西電力の株主に了承してもらっていると理解するのか、またそう理解するのならば、そう理解できる理由を示すこと。

15.他者と契約を結ぶ時には、事前にその会社の追跡調査を行う部門は原子燃料と言われたが、この部門はBNFL社とCOGEMA社の審査を行ったのか。もし行っているとするのならば、これらの社の軍部・軍事産業との係わり(BNFL社はイギリス、COGEMA社はフランス)について、どのような調査結果が出たのか具体的に示すこと。



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