関電の庄野広報部長 交渉から逃亡

「私のいないうちに庄野は出ていった」
「どこに行ったのかも分からない」
「携帯も連絡とれない」
「改善策はまだ決まっていない」


■9月13日午後3時から、関西電力と交渉の予定でした。3時少し前に関電本店の玄関前に行くと、いつもの広報課長2名が出てきました。庄野広報部長の姿が見えないので、「前回の約束通り、庄野部長も交渉に出席するのでしょうね」と念のために聞くと、なんと「急に出張で、庄野は出席できません」と言うのです。

■平然と「出張で」を繰り返す課長に対し、皆の怒りが爆発しました。今回の交渉は、前回8月31日の継続として、部長が出席の上、交渉を行うことを確認していました。前回の交渉の席で、部長自らが「今後の改善策について、宿題にさせてほしい」「次回も私が出席して、対応する」と明言していたのです。交渉の日時についても、「9月の第3週は部長の都合がとれないから、第2週目にしてほしい」「第4週になると遅くなる。なるだけ早くやりたい」と言って、9月13日午後3時からと関電側が指定してきたのです。

■自らが約束していた交渉、それも、国からの指導があったことを課長が握りつぶして部長にまで届いていないという不祥事発覚についての重要な交渉にもかかわらず、約束を破ったのです。「どこに出張したのか」「自らが約束した交渉よりも、どんな重要な用事ができたというのか」「なぜ事前に連絡しなかったのか」「本当は本店の中に居るんだろう!」。参加者は口々に追及しました。すると「午後1時頃に急に出張が入って」「どこに行ったのかは言えません」「私達が対応しますから」を繰り返すばかりです。これでは話になりません。そこで、「どこに出張したのか、庄野部長の上司にあたる広報担当の役員を出すこと」等を要求し、回答が得られるまで、本店前で座り込みました。

■しぶしぶ本店の中に入っていった課長は、約20分ほどして玄関に戻ってきました。回答は「私のいないうちに庄野は出ていきました」「どこに行ったのか分かりません」「携帯にかけても連絡とれません」「役員もいません」。ホントにひどいものです。最初は「急に出張になりました」などと言っていたのが、「私のいないうちに出ていった」となるのです。参加者は「出張してるなんてウソじゃないか」と厳しく追及し、「庄野部長は交渉から逃亡したと言われてもしかたがないな」と念を押すと、黙って下を向いたままです。

■今日の交渉では、「交渉には、質問内容に応じた担当の職員を出すこと」等の私達の要求に対し、関電側が「改善策」を出すことになっていました。関電は、1週間前の電話連絡で、「13日の交渉で、担当職員を同席させるにあたっての条件等を詰めたい」と言っていたのです。
 私達は、部長が逃亡しているのに交渉には応じられない、約束の改善策について、文書を用意しているだろうからそれだけ受け取ると言うと、なんとまた、「改善策はまだ決まっていない」。関電の無責任な対応には、改めてあきれかえるばかりです。
 実は、庄野部長は、東電の広報担当者に「東電さんは、市民との交渉をどのようにやっているのか」と問い合わせしていたことが分かっています。東電は、一応、担当部門の職員を交渉に同席させています。なぜ、関電に同じことができないのでしょうか。よほど困る、深〜いワケでもあるのでしょうか。

■最後に私達は、約束を破ったことについて部長は謝罪文を出すこと、すみやかに交渉に関する「改善策」を出すよう要求し、明日午後1時に連絡することを約束させ、玄関前からそのまま引きあげました。



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