10月16日 火山灰問題 パブコメ出そう!学習・座談会
 関電の新たな火山灰対策でも、全電源喪失の危険は迫る
  特別報告:10/10福島地裁 生業訴訟の勝利判決について(菅野みずえさん)


〇日時:10月16日(月) 18:30〜20:45
〇場所:尼崎小田公民館(JR神戸線「尼崎」駅から徒歩5分)
〇参加費:300円
〇主催:美浜の会 協力:避難計画を案ずる関西連絡会/ さいなら原発尼崎住民の会

 参考資料:火山灰で非常用ディーゼル発電機は停止し全電源喪失に陥る
      
原子力規制委員会は、火山灰濃度をこれまでの100倍以上に引き上げる新たな基準を11月頃に策定するため、現在パブコメ(意見募集)を行っています。パブコメの期限は10月20日です。そのため急ですが、学習会を行い、火山灰問題を分かりやすく説明し、議論します。大飯原発の再稼働に関係する問題です。ぜひご参加ください。

また、学習座談会では、国と東電の責任を認めた10日の福島地裁の生業(なりわい)訴訟勝利判決について、現地に行かれていた避難者の菅野さんから最初に報告があります。地裁前の様子、原告・避難者の思い、判決の意義等について話してもらいます。

鳥取県の大山(だいせん)が噴火すれば、大量の火山灰が若狭の原発にも飛来します。再稼働を急ぐ関電は、新基準ができる前の9月に、非常用ディーゼル発電機に新型フィルタを新たに設置して対策は十分だとしています。福井県の原子力安全専門委員会は、新基準も待たずに、関電の対策を現場で確認して再稼働を了承しようとしています。

しかし、関電の新方式はいい加減なものです。実物の約400分の1の小型フィルタで簡易試験をやり、フィルタの火山灰吸着能力を勝手に20倍に引き上げています。また、関電の新方式でも非常用ディーゼル発電機が停止して、全電源喪失に陥る危険があるのです。

規制委員会は、11月頃に新基準を策定しますが、1年間の猶予を与えようとしています。

フィルタ能力の20倍引き上げ等許されない、新基準策定後に審査をやり直し、それまでは動いている原発は停止し、大飯や玄海原発の再稼働は中止するよう意見を出しましょう。

パブコメの概要 規制庁資料
◆意見提出はこちらから 
実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則等の一部改正(案)に対する意見募集について
原子力発電所の火山影響評価ガイドの一部改正(案)に対する意見募集について

2017.10.10
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
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(2016/10/10UP)