震災を「歴史的な実験」と発言した宮健三氏が国の委員も「辞任」
後任の大橋弘忠氏も2005年に佐賀県で地元住民を愚弄する発言



 あの宮健三氏が、ついに国の「中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会」の委員も「辞任」しました。
 ニュース報道によると、8月6日に「一身上の都合」により原子力・安全保安院に辞表を提出したとのことです。今日、柏崎市で行われている「調査・対策委員会」で受理されるようです。震災を「歴史的な実験」とする地元の人々を愚弄する発言に、被災地の強い怒りと市民の解任要求が届いたのでしょう。
 
  ◎宮氏、国の委員も辞任 原発被災を「実験」と発言
    2007年08月08日07時18分 朝日新聞

  ◎経産省対策委員も辞任=「歴史的実験」発言の教授−柏崎刈羽原発
    8月8日10時0分配信 時事通信

 宮氏の後任には、大橋弘忠東大大学院教授が就くようですが、こちらもまた、地元住民を愚弄することにかけては、宮氏に負けず劣らずです。このような人物が宮氏の後任とは断じて許せません。
 大橋氏は、2005年12月25日に唐津市で行われた、佐賀県主催のプルサーマル討論会の推進側パネラーとして登場しました。地震とプルサーマルは関係ない等々さんざんプルサーマルは安全だと話したあげく、不安を訴える会場からの質問者に、「理解する気があるのか」とまで言い放ちました。会場は騒然となり、参加者からは「帰れ!帰れ!謝れ!」コールまであがり、司会者が「私も大橋先生の発言にはイエローカード出します」として、その場を収めざるを得なかったほどです。
 国の各委員には、宮氏の「辞任」という実績の意味をよく考えて発言・行動してもらわなければなりません。そうでなければ、被災地の住民と全国の市民の力で、第2、第3の宮氏が生まれることでしょう。しっかり監視していきましょう。

  ◎大橋氏の住民を愚弄する発言内容
    安全性に不安を訴える会場からの質問者に「理解する気があるのか」と浴びせる
    (美浜の会ニュース85号より)

2007年8月8日
(07/08/08UP)