| 国内及び国際情勢 | |||
移住労働者と連帯する第5回全国ワークショップ 分科会紹介 ■第1分科会 難民と収容・退去強制問題 入管の難民政策・収容政策は過渡期にあります。難民審査参与員制度や不認定者への在留資格付与審査を明記した新しい難民認定制度が5月からスタートします。人身売買対策の文脈の中で「仮放免の弾力的運用」といった方針を打ち出しています。収容施設での処遇改善も進んでいます。こうした変化を駆動しているものは、当事者の訴えと呼びかけに応じようとする広範な市民の存在です。分科会では狭隘な日本流難民認定を打破し、長期収容に終止符を打つためのより効果的な共同行動の可能性について語り合いたいと思います。 ■第2分科会 外国人女性への暴力:人身売買・DV 日本社会の中で外国人女性は暴力の被害者となっています。性産業への人身売買、性産業の中での様々な人権侵害、夫や恋人からの暴力、など様々な形態の暴力が女性達をとりまいています。日本社会の構造的暴力と暴力の横行を許している法的枠組みを検証し、これからの全国運動の課題について話し合います。 ★スピーカー:杉浦明道さん 真宗大谷派明勝寺住職。仏教者国際連帯会議・日本会議メンバー。名古屋あるすの会設立メンバー。 四日市タイ女性人身売買事件(2000年7月)の裁判支援に関わってこられました。タイ人が殺人の加害者にならざるを得なかった背景とは何なのか、宗教者としての責任は何なのか、について話していただきます。 ■第3分科会 労働者としての権利 詳細検討中 第4分科会 外国人の生活・医療・福祉 2000年の児童や母子に関する政府見解を受けて,移住労働者の医療や福祉に関する権利は、各地での精力的な取り組みにより,制度利用可能な事例も増えてきました。しかし、昨年の国民健康保険法省令改悪や、福祉関連の法律の大幅改正、市町村合併等がもたらす影響は,予断を許さない情勢となっています。分科会では移住連の政策提言以降の変化をふりかえりながら、政策提言の方向性や今後の具体的なアクションについての見直しについて論議を深めます。 報告予定:制度動向(医療生活ネットワーク)・ベトナム難民生活保護訴訟(ベトナム難民弁護団)・近畿地方での取り組み事例(MEDICOF滋賀)を予定。 ■第5分科会 子どもの教育 今回の分科会は、『包括的外国人政策の提言』(2002年)後の状況の変化を検証し、課題と解決策を共有することを目的とします。「非正規在留の子どもたちの学習権」「移住外国人の子どもに対する適応指導」「移住外国人児童・生徒への母語・母文化保障」「移住外国人児童・生徒に対する偏見の除去」のそれぞれの分野について、実践報告を通し、現時点での到達点を確認します。 参加される方は、日頃の活動内容に関する資料を可能な限りご持参ください。 ■第6分科会 人種差別禁止法 人権擁護法案が迷走中である。この間も、法務省入管局HPのサイトでは「密告窓口」が閉鎖されることなく「不審者」情報が寄せられ、入管収容施設における虐待も続いている。また、外国人に対する入居拒否も、入店拒否も、就職差別も、「国籍の違いによる合理的な区別」だとして、放置されている。さらに「テロ対策」と称して、外国人指紋制度の復活が着々と進められている......。 この分科会の第一部では各地・各団体からの事例報告・取り組み報告をみんなで共有し、第二部では、政府提案の「人権擁護法案」の検証をすると共に、自由人権協会外国人の人権小委員会が作成した「人種差別撤廃法要綱試案」を素材に論点を整理し、2005年版「提言」の骨子を参加者で作成していきたい。 ■第7分科会 家族と子どもの人権 1.出生前認知&非嫡出児差別【国籍法】 2.非正規滞在家族の子どもの在留【入管がらみ】 3.国籍選択制度に反対する請願活動【国籍法】 4.残留孤児の「不作為」提訴と養子家族の在留資格 5.京都をはじめとする各地各グループの取組み報告 ■第8分科会 コミュニティ通訳のこれから 医療現場、法廷、行政機関などで活躍する「コミュニティ通訳」。これまで「ボランティア通訳」として無償性が強調され、その責任の大きさや専門性が軽視されてきた。 コミュニティ通訳の担い手には、当事者である移住者も少なくない。ドメスティック・バイオレンスのサバイバー(元被害者)が自分と同じような状況におかれている外国人女性の通訳者として活躍したり、ダブルの子どもたちが将来の夢として「日本と親の母国のかけはしになりたい」と通訳をあげることは多くみられる。コミュニティ通訳は、移住者の日本社会での起用やエンパワメントの可能性を秘めている。 コミュニティ通訳を独立したテーマとして取り上げるのは今回が初めてとなる。これまで一堂に会することがなかった、NGOに所属して活動する通訳者/行政機関や国際交流協会の相談員兼通訳者/プロの通訳者/研究者/通訳を派遣するコーディネーターが出会い、課題を共有し、ネットワークをつくる場を提供したい。4つの分野から現状と課題について発題を受け、今後の取り組みの方向性を考える。 ★発題予定 (1)「医療現場への通訳派遣」多文化共生センターきょうとに依頼中 (2)「行政窓口や国際交流協会における相談と通訳」 村松紀子さん ((財)兵庫県国際交流協会外国人県民インフォメーションセンタースペイン語相談員) (3)「DV被害者支援NGOの行う通訳〜当事者のエンパワメントのために」 尾上皓美さん(くろーばー)と平松マリアさん(KAFIN大阪) (4)「司法通訳のこれまでの歩み」 西松鈴美さん(大阪外国語大学大学院) ★コーディネーター:森田紀子(京都YWCA・APT) ■第9分科会 日本の移民政策と市民社会の役割 2000年以降、政財界から人口減少・少子高齢化に伴う「世紀的憂慮」に基づく「外国人受入れ」議論や各種提言が続々と出ており、その第一歩ともとれるFTA/EPAによる看護師・介護士の「合法的移住労働者」としての受入れが現実化している。市民社会は、それをどう受止め、今後の日本の「移民政策」をどう構築すべきか、中長期的展望も踏まえながら、議論し、政財界とは違った視点を打ち出せればと思う。 |
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