国内及び国際情勢

第6回移住労働者と連帯する全国フォーラム・北海道
アピール



 私たちは、「第6回移住労働者と連帯する全国フォーラム・北海道」につどい、各地での多民族・多文化共生社会に向けた活動の報告を共有し、協議をおこなった。
 私たちは、国籍や民族の違いを越えて、すべての人々が人間としての尊厳と生きる権利とを保障される社会の実現を強く願っている。それはまた、国や民族の相異や一人ひとりの個人的事情の相異が十分尊重されることによって実現される。
 この日本列島には、古来から現在にいたるまで多種多様な民族や国の人々が出入りし、生活を営み、さまざまな産業や文化を形成してきた。しかし、その重要性はともすれば忘れられ、「定住民」と「移住民」の区別を固定的なものとみなし、閉鎖的で排他的な社会となってしまってきたのもまた現実である。そのような中で、移住労働者に対する日本社会の、同じ人間としての受け入れ態勢、法的・制度的保障、生活や教育・医療などの支援体制の不十分さ、隣近所の住人としての付き合いの希薄さを痛感せざるを得ない。それどころか、テロ対策や外国人犯罪の防止を口実に、外国人に対して指紋や顔情報の提供を義務づけるなど、その人権を侵害し、治安管理の相手としかみなさないという状況に後退してしまっている。
 このような中で私たちは、移住労働者をはじめあらゆる国籍や民族の人々が、この国で喜びと希望をもって共に生活のできる社会をすこしでも創り出していくために必要な課題に取り組んでいくことを決意する。そのような出会いとかかわりをとおして、多民族・多文化が紛争の種ではなく、互いに生かしあう豊かな社会となるような歴史的課題に私たちは直面しているのである。国や関係機関は、これまでの硬直した排他的政策ではなく、また移住労働者をご都合主義的に処遇するのではなく、この人々の人権を守り、安定した生活を保障するという公共の責務に、果敢に取り組むよう強く訴えるものである。
                    
2006年6月25日
    
第6回移住労働者と連帯する全国フォーラム・北海道
参加者一同



|  Site Top  |  Japanese Top  |  Sitemap  |
Solidarity network with Migrants Japan