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調査結果(エリア別)

新宿西口


調査実施日:2005年2月20日
調査エリア:新宿駅西口周辺、新宿歌舞伎町方面、大久保駅周辺


差別ウォッチウォークの記念すべき第一回目は、熱く煮えたぎるスタッフと参加者の熱気を冷ますかのように、小雨がちらつく中行なわれました。集まった参加者11人のうち、3人が新宿西口周辺を担当し、差別ビラの有無をチェックするために西口を探索してきました。

新宿駅西口駅調査隊は、小田急線新宿駅、京王線新宿駅に加えて、西口付近の銀行、郵便局などを訪れました。西口付近を歩いてみると、外国人にとって必要と思われる情報の多言語化が、意外と進んでいるということに気がつきます。例えば、小田急線新宿駅構内は、駅利用に必要と思われる情報はすべて、4言語(日本語、英語、中国語、韓国語)で書かれていました(写真1)。また、銀行によっては、ATMの言語が5言語(日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語)で表示されていました。

ただ多言語化は進んではいるものの、「もう一歩!」と思われる表記もありました。新宿西口郵便局では、ATMの使用方法について、じつに日本語も含めて18言語で記載された冊子が用意されていました。しかし、冊子のタイトルは5言語でしか表記されておらず、目次にいたってはすべて日本語で表記されています(写真2)。これでは、日本語の分からない外国人利用者にとっては、一体冊子に何が書かれているのか、あるいは冊子に自分の母国語での説明があるのかどうか、わからないでしょう。

また、露骨な外国人差別を明記したビラはなかったものの、外国人にとっても必要と思われる内容については日本語でのみしか表記せず、監視や注意を促す内容についてのみ多言語化しているビラもありました。例えば、JR新宿駅西口には、切符の紛失注意を促したビラを多言語化している一方、自動改札機の使用方法については日本語のみしか表記していませんでした(写真3)。また、UFJ銀行では、警報設置について多言語表記してある一方、ATMの営業時間案内については日本語表記しかしてありません。

このように新宿駅西口周辺は、外国人に配慮した良いビラと、差別ビラのギャップが目につきました。特に後者に関して、情報の内容を選りすぐり、外国人利用者にも必要と思われる情報は日本語でしか表記していない一方で、監視や警告の内容は多言語で表記してあるということは、外国人を意識的にしろ無意識にしろ差別することを示しているといえるでしょう。(ピッピ)



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