■生活Q&A −労働−
Q1:雇用保険について教えて下さい。
A1:雇用保険とは働いている人が失業した場合、その間の生活を保障するための保険です。
    この保険の加入手続きは、会社が行うことになっています。保険料は加入する人と会社がそれぞれの負担額を払います。雇用保険に加入していない会社も多いですので、会社に入るときは、雇用保険があるかどうかを確認してください。会社はこの保険に加入していなかった場合でも、2年にさかのぼって加入することができます。

    具体的には、失業している間にそれまでの賃金に応じて失業給付を受けることができます。給付を受けるためには、仕事を辞める1年前の間に6ヵ月以上この保険に加入している必要があります。給付を受けるための手続きは次の様にします。

    まず会社から「離職票」をもらってください。離職票には保険に入っていた期間、賃金の額、仕事を辞める理由などが書かれています。そしてその離職票を、住んでいる地域の公共職業安定所に提出して、求職の申し込みをした上で、失業の認定を受けることになります。自分から会社を辞めた場合は、認定を受けても給付までに1ヵ月から3ヵ月待たされる場合がありますので、注意してください。給付を受けられる期間は年齢や加入期間によって違いますが、90日から最大で300日までとなっています。

Q2:日本人と結婚している台湾人女性です。外資系の会社の会計部門で働いています。2人職場で上司はインド人男性です。彼は私の体のサイズを聞いたり、下着の色を訊ねるだけでなく、性的な事柄を話題にすることが多く、厭な思いを強いられて来ました。体に触れるか、デートなどを強要されることはないのですが、精神的に参ってしまい、入院したり、長期休暇をとったこともあります。彼の配置転換を会社側に要求したいのですが。
A2:職場におけるセクシャルハラスメントは、女性労働者の個人としての尊厳を傷つけるだけでなく、その就業環境を悪化させ、彼女の能力の発揮を阻害することになります。そのため、事業主は職場におけるセクシャルハラスメントの防止を義務づけられています(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律21条)。

 彼の言動に関する記録あるいはメモ、また、あなたの健康状態に関する医師の診断書などがあれば、それらを添えて会社に実状を訴えてください。会社側には、セクシャルハラスメントが発生した場合には、事実関係を速やかに、また適切な方法で確認する、配置転換や就業規則に基づいて適切な処置を行う義務があります。また、彼に損害賠償を請求することも考えられますので、労政事務所や女性センターなどにまず相談してみてはいかがでしょうか。

Q3:イギリス人女性です。派遣会社から1年契約で日本のある広告会社に派遣されて働いて来ました。何度か契約を更新して来ました。今度退職するのですが、会社に退職金の支払いを請求できるでしょうか。契約書では、退職金について何も書かれていません。
A3:日本では、正社員を別にすれば、契約社員、アルバイトなどに退職金を支払っている会社は少ないようです。また、労働法でも退職金の支払いを義務づけているわけではありません。従って、就業規則に退職金規程がある、あるいは慣行として契約社員にも退職金を支給してきた経緯がなければ、会社に退職金の支払いを求めることには無理があります。

 ただし、会社があなたの働きぶり、業績に対して、功労金あるいは慰労金などを支給する可能性はありますので、率直に会社の上司に尋ねてみてはいかがでしょうか。
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