創刊:2001年8月18日
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★メディアの危機を訴える市民ネットワーク┃メ┃キ┃キ┃・┃ネ┃ッ┃ト┃
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                        メール・ニュース vol.9(号外) 発行:2002年10月5日
                            登録者数:317人
                              http://www.jca.apc.org/mekiki/index.html



★★★「在日の子どもたちへの迫害を許さない!緊急集会」呼びかけ★★★


<呼びかけ>
            上野さとし(北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン)
      坂東  希(反差別国際運動日本委員会)
      佐藤 信行(在日韓国人問題研究所)
      前田  朗(東京造形大学教授)
      大津 健一(日本キリスト教協議会総幹事)
      田中  宏(龍谷大学教授)

 9月17日の日朝首脳会談とその中で明らかになったことは、私たちにとって衝撃的
な結果をもたらしました。しかし一方では、それ以降、各地で在日朝鮮人(朝鮮籍・
韓国籍・日本籍)、とりわけ朝鮮学校に通う子どもたちへの暴行・脅迫などの迫害が
急増し、すでに全国で60数件が報告されています。

 これらの暴行・脅迫事件は、朝鮮民主主義人民共和国に対する非難を在日朝鮮人に
向けようとする点で、全く筋違いであるばかりでなく、マイノリティを攻撃の対象に
する点でも決して許されるべきものではありません。

 日本社会は1988年の“パチンコ疑惑”、94年の“核開発疑惑”、98年の“ミサイル
発射実験”と、日朝関係が悪化するたびに、その潜在的なパニック体質と排外主義を
露にしました。すでに日本は人種差別撤廃条約に加入したのにかかわらず、人種差別
・民族差別禁止法をいまだ制定いません。このような中で再び今回、同じような人権
侵害事件が引き起こされています。しかも、“日本の国民感情”という使い古された
言説によって、日本が果たすべき歴史責任も、在日朝鮮人への暴行・脅迫事件も、今
や後景に追いやられてしまっています。

 これまで国際人権・人道NGOとしてさまざまな取り組みを行なってきた私たち
は、こうした事件が繰り返し発生していることを、とうてい座視することはできませ
ん。下記のように緊急集会を開催し、このような排外主義行為に強く抗議したい。そ
して、在日朝鮮人は何よりも私たちと「共に生き、共に生かし合う」社会を作ってい
く、かけがえのない友人であり協働者であることを確認し、日本社会および政府、マ
スコミに対して、「共生社会」実現に向けた共同のアピールを発信していくことを、
ここに呼びかけます。

●日 時    2002年10月7日(月)午後6時30分〜8時30分

●会 場    日本キリスト教会館 6F会議室
        (新宿区西早稲田2−3−18、地下鉄東西線「早稲田駅」徒歩5分)

●参加費    500円

●テーマ
1.発題「在日コリアンに対する迫害、日本の歴史責任と“拉致事件”」
2.リレートーク「私は、こう思う―在日への迫害」
3.全国各地からのメッセージ紹介
4.「日本社会へのアピール」

●<連 絡 先>03-3568-7709  反差別国際運動日本委員会  坂東


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■みなさんからの御意見・御感想、なにより投稿をお待ちしています!

                     (メキキ・ネット事務局一同)

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│発行= 2002年10月5日                                  │
│ 発行所=メキキ・ネット事務局                                    │
│ ホームページ: http://www.jca.apc.org/mekiki/index.html        │
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