(創刊:2001年8月18日)
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★メディアの危機を訴える市民ネットワーク┃メ┃キ┃キ┃・┃ネ┃ッ┃ト┃
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                          メール・ニュース vol.3(2) 発行:2001年11月23日
                           http://www.jca.apc.org/~lee/mekiki/index.html

 みなさんこんにちは。vol.3(1)でも予告しましたが、本号では、メキキ・ネッ
トの新しいバージョンの立ち上げについてお伝えします。

《もくじ》
4.メキキ・ネットver.2001.9.11〈「9・11」報道を問う〉
    たちあげについて

5.「9・11事件報道を考えるジャーナリスト・シンポジウム」開催
     (2001年12月22日)のお知らせ

6.[情報欄](最近の出来事、イベント情報、編集後記)

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【4.メキキ・ネットver.2001.9.11〈「9・11」報道を問う〉
      たちあげについて】

 メキキ・ネットver.2001.9.11〈「9・11」報道を問う〉をたちあげました。
以下はその「趣旨文」です。

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 私たちは今、恐るべき権力の暴走に直面しています。
 2001年9月11日の破局的事態を、合衆国政府は「テロリズム」と呼び、
捏造された「敵」に対する「報復」を誓い、「アメリカ支持か、テロリスト擁護
か」という二分法をまるで踏絵のように世界各国に押し付け、「戦争」へとなだ
れ込みました。一方、日本では十分な議論もないまま実質的な改憲に値するよう
な立法が行われ、「戦争支援」に乗り出しました。
 過剰に繰り返される「テロリズムとの対決」のレトリック、「戦争」という無
根拠な呼称、「イスラム世界」の一方的な表象と、それに煽られて起こる人種差
別。その一方で黙殺される反対運動やアフガニスタン市民の声。アメリカでは、
マスメディアは批判的機能はおろか、戦争支持の挙国一致体制を作り出すためだ
けに機能しています。9月14日、アメリカ連邦議会はブッシュ大統領に報復戦
争のため「必要で適切なあらゆる軍事力」を行使する権限を与える決議を採択し
ました。上院は全員一致、下院はだだひとりの反対票を除いて賛成票が占めまし
た。この反対票について、日本のメディアはどれほどの時間と紙面を割いたで
しょうか。メディアが何故このような暴走を止めることができないのか、そして
受け手はメディアとそれが供給する情報にどう対面すべきなのか。それが今ほど
に深刻に問われている時はないでしょう。
 惨劇の悲しみをともにしつつも、「報復戦争」に反対するアメリカ市民の行動に
関する情報が、どれだけ私たちに届いているのでしょうか。標的になっているアフ
ガニスタンの人々の苦しみを、私たちはどうやって知ることができるのでしょう
か。犯人たちはだれで、彼らの「憎しみ」は何に向けられていたのでしょうか。こ
のような問いに誰が答えてくれるのでしょうか。私たちは「9・11」をどう名づ
けることができるのでしょうか。
 こういったいくつもの問いを考えるために、右傾化する日本社会における「メ
ディアの危機」に抗することを設立趣旨に謳うメキキ・ネットは、この「危機」
に際して新たなヴァージョンを設けます。問題となるのはもちろん、9月11日
の事件そのものの報道だけではありません。このような状況が生まれた背景に
は、これまで準備されていた広く根深い右傾化の傾向があります。国家の安全保
障の名の下にその傾向がさらに速度を増しています。現在進行している報道の
チェックはもちろん、そのような現状を生み出した歴史的、構造的問題に対する
考察も欠かせません。あからさまな言論封殺はもちろん、メディアの受け手の無
批判性も問われるべきでしょう。
 それとともに重要なのは、何をなすべきかという問題でもあります。マスメ
ディアをどうやって変えるのかという問題の他にも、今回の事件で大きな情報の
供給源となったウェブや電子メールがいかなる変革力を持ちうるのか、市民が参
加できるオルタナティヴ・メディアはいかなる形であり得るのか等、議論すべき
事は多岐に及びます。
 共に考え、行動しましょう。市民のみなさんはもちろん、メディアに携わるみ
なさんにも積極的な参加を呼びかけます。
2001年11月
              「メディアの危機を訴える市民ネットワーク」事務局
                  岩崎稔・板垣竜太・河かおる・北原恵・河野真太郎・駒込武
                  ・鈴木香織・中野敏男・吉田俊実・米山リサ・李孝徳

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【5.「9・11事件報道を考えるジャーナリスト・シンポジウム」開催
     (2001年12月22日)のお知らせ】

 上記のような趣旨のもと、最初の具体的な活動としてシンポジウムを開きます。
題名の通り、今回はジャーナリストのみなさんと市民が場を共にして、「事件」
報道と、それがはらむ、もしくは浮き彫りにする問題を大いに議論する会にした
いと考えています。メディアに関わるみなさん、現在の報道に疑問を持つ市民の
みなさん、ぜひご参加ください。

《基調講演》
      太田昌国さん(現代企画室)
《パネリスト》
      山田聡さん(『ダカーポ』編集部)
      明珍美紀さん(毎日新聞社記者)
      遠藤大輔さん(予定)(ビデオ・ジャーナリスト・ユニオン)
      他、交渉中
《質疑応答・討論》
       当日はできるだけ討論の時間を取り、フロアのみなさんからも議論を提
        起していただきたいと思います。
◇日時:2001年12月22日(土) 
        18:00開場 18:15開始 お早めにお越し下さい
◇会場:東京ウィメンズプラザ大ホール 
        位置:東京都渋谷区神宮前5−53−67
        JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分
        営団地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道下車徒歩7分
        都バス(茶81系統・渋88系統):渋谷駅からバス4分
                                  「青山学院前」バス停下車徒歩2分
        東京ウィメンズプラザのホームページは下記のとおりです。
        http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/
◇参加費 500円 

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【3.情報欄】
◎新しいバージョン立ち上げにあわせてホームページの内容を更新しました。さ
らなる充実にご協力ください。アイデア、情報等をお待ちしております。関連し
たリンク先も教えてください。

◎「よみがえれカレーズ」(監督:土本典昭、日本・アフガニスタン合作、1989年
制作)という映画が東京で上映中、その他の地域でもこれから上映されるようで
す。詳しくはこの映画の監督・土本典昭さんホームページ中の下記URLをご覧下さ
い。
   http://www2.ocn.ne.jp/~tutimoto/newpage5.htm#a
 東京ではBOX東中野で11月30日(金)まで上映中です。上映にあわせて以下のイ
ベントも企画されているようです。
      特別イベント《アフガンの人びとをめぐって》 11/25(日)19:00
      『よみがえれカレーズ』の上映
      写真家の桑原史成さんのスライドショー
      土本典昭監督+桑原史成さんのトークショー
   詳しくはBOX東中野のホームページをご覧下さい。
   http://www.mmjp.or.jp/BOX/
   
《最近の出来事》
○ ver.2001〈NHK「法廷隠し」番組改ざんを問う〉との関連ですが、「女性国
際戦犯法廷」やその報告集会などで妨害行動を行ったり、問題となったETV特集に
対して放送中止を求めるなどの行動をとっていた、維新政党新風役員西村修平、
無職加藤哲史、会社員栗原一行、自営業川久保勲の4人が、11月14日、日中友好神
奈川婦人連絡会主催の集会を妨害したことで威力業務妨害や傷害などの容疑で神
奈川県警・神奈川署に逮捕されたと新聞で報道されました。

《今後予定されていること》

◎ メキキによる12月22日のシンポジウムの他にも「9・11」関連の催しが
たくさん出てきていますね。そのうちメディアの問題を扱った二つを紹介しま
す。

○ TVキャスターズLIVE 2「米国同時テロ・アフガン戦争」報道を考える
    主催 放送人の会、TVキャスターズLIVE実行委員会
    日時 2001年11月25日(日) 13:30−16:00
       開場12:30
    会場 増上寺会館講堂(光摂殿・式場ホール)
        東京都港区芝公園4−7−35
    入場料 2,000円
    <パネリスト>
    田原総一郎  「サンデープロジェクト」「朝まで生テレビ」
    筑紫哲也   「ニュース23」
    蟹瀬誠一   「スーパーモーニング」
    大島信三   月刊「正論」編集長
    篠田博之   月刊「創」編集長

 ― 案内文は長いので省略しますが、「ジャーナリズムのあり方」の問い方がどこ
か「他人事」のようだし、問題のとらえ方に疑問のある内容でした。行って、確か
めてみませんか?

○JCJ12月集会;テロ、報復戦争そして私たちの選択
 市民を犠牲にするテロは絶対に許されない。しかし、法に基づかない報復攻撃
は無辜の市民への大量虐殺であり、国家によるテロだ。理性を失った米国に追随
し、自衛隊参戦に狂奔する小泉政府は、日本をどこへ持って行こうとするのか。
メディアと私たち一人ひとりの選択が問われている。 
    主催:日本ジャーナリスト会議 
    日時:12月8日(土)13時30分開場 
    場所:自動車会館 JR,地下鉄「市ヶ谷」駅から3分
         (千代田区九段南4丁目8 番13号、電話03-3264-4719) 
    参加費:当日1500円、予約/JCJ会員/学生1300円 
    <シンポジウム>
    桂 敬一(東京情報大学教授、JCJ代表委員) 
    長野智子(テレビ・レポーター) 
    川村晃司(テレビ朝日コメンテーター) 
    藤原帰一(東京大学教授、近著『戦争を記憶する』講談社現代新書) 
[出典]日本ジャーナリスト会議 http://www.jcj.gr.jp/index.html

【編集後記】
○ 次号は「9・11」関連の情報などを中心にお伝えする予定です。12月22
日のシンポジウムで話していただく方の紹介などもしたいと思います。ご期待下
さい。

                                            (vol.3 編集担当=河かおる)
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│発行= 2001年11月23日                         │
│発行所=メキキ・ネット事務局                    │
│ ホームページ: http://www.jca.apc.org/~lee/mekiki/index.html    │
│ 電子メール: mekikinet-owner@egroups.co.jp             │
│ FAX: 020-4666-7325                      │
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