井上国賠

原告
井上清志

原告代理人
羽柴駿・菊池幸夫・福鳥瑞穂他5名

被告
国・東京都・ならびに親崎定雄・水崎澄夫・長山四郎(検寮官)・堀内英雄(警察官)/[菊井良治(民間偽証者)]

事件の概要
l969年から71年にかけて、いわゆる土田・日石・ピース缶爆弾事件発生。原告の井上さんは、1973年2月9日、上記事件のうちピース缶事件容疑でデッチ上げ逮捕(最初は別件)、起訴される。<刑事公判は、一審無罪、二審は途中検察の控訴取り下げにて無罪確定>

提訴内容
1987年12月8日、東京地裁へ提訴。逮捕から無罪確定に至るまでの警察・検察[およびその協力者、菊井]による数々の違法行為(捜査、逮捕、勾留、起訴、控訴等に至る全般)に対し、その責任を追及。二千九百五万五千六百円の損害賠償請求。国・東京都のみ被告とするのではなく、警察官、検察官という「個人被告」をも射程に入れ、追求の対象としている。

裁判経過
95年10月17目、 一審判決。検察側元証人・菊井の偽証を認め、200万円の支払命令。しかし国、都そして検察、警察の個人責任はすべて却下。控訴するも棄却。更に上告するもこれも上告棄却、確定(2000年2月29日)した。現在、一部勝訴(200万円)の分の執行を追求すべく作戦進行中。<一審判決の際に井上さんをおとしめた『週刊新潮』に対する「名誉毀損裁判」は、一審は怒りの敗訴。ただちに控訴するも、控訴棄却、終結。>

連絡先
井上君国賠裁判を支える会


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