遠藤国賠

原告
遠藤祐一

原告代理人
環直禰・阿部泰雄他680余名

被告
国ならびに起訴検察官および一、二審裁判官ら5名

事件の概要
1975年に新潟県津川町で発生した轢き逃げ死亡事件について、新潟地検の検寮官は、アリバイを見落とすなどして、継続の車輛が起した事故であることに気づかす、還藤祐一さん(当特20歳・宮城県)を起訴。新潟地裁、東京高裁の裁判官らは、無実を示す数々の証拠を無視、驚くべき恣意的な訴訟指揮により有罪(禁固6月・執行猶予2年)を宣告。l989年、最高裁は異例の破棄自判により逆転無罪とした。

提訴内容
1991年1月、「ずさん極まる起訴をした検察官、おそらくは無実と知りつつ有罪判決を書いた裁判官らを許してはおけない」と、国ぱかりでなく検察官、裁判官らの個人責任をも問う国家賠償請求(請求額は1100万円)を東京地裁に起こした。

裁判経過
同様の冤罪被害に憤る全国の弁護士らの共感を呼び、原告代理人団は680余名にまでなった。しかし東京地裁民事38部は、「あの証拠でなぜ有罪とできたのか、裁判官を尋問したい」との原告の請求を最後まで退けたあげく、「普通の裁判官の4分の1以上は有罪としたはず。よって違法はない」と、請求を棄却した。現在、東京高裁民事9部で控訴審が進行中。

連絡先
 〒164-0002 東京都中野区上高田5−25−6−201
 「遠藤国賠訴訟を支援する会」事務局
 TEL&FAX/03-3319-3006
 E-mail ip2m-sgym@asahi-net.or.jp
 WEB http://enkoku.soc.or.jp/


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