Q:いまはどういう情勢なの?
トールキンの「指輪物語」を覚えていますか?
なんの変哲もない小人たちが、「滅びの指輪」を封印するために、長い長い、そして短い旅に出る物語です。
あるいは、昔のたとえで言えば、世界を破壊できる、核戦争を誘発するボタンを私たちはむりやり握らされている、ということが当てはまるかもしれません。
たった一つのやり方、国際協調で対策を行い、食い止めるという以外に、地球温暖化の問題を解決するすべはありません。その唯一の道を作り上げるために10年の年月が費やされ、京都議定書という形になりました。しかし今その合意は崩壊の危機にさらされています。
仮に、京都議定書を日本が批准できなければ、京都議定書は確実に紙切れになります。失敗した交渉を脇に置いて、再度新しい合意にとりかかるだけの気力と時間が国際社会に残されているかどうかは疑問です。
アメリカはこのボタンを無責任にも投げ出してしまいました。そしてなぜかそのボタンは、私たち日本人の手元にやってきました。私たちが何もしなければ、気候変化の時限爆弾は爆発してしまうでしょう。
私たちがそのような破壊の力を持っているというのは耐え難いことですし、全然フェアなことではありません。が、それでもその力を封印するために、小さな小さな私たちもまた、旅を始めなければならないのです。
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