2001年3月30日
アメリカ合衆国
ジョージ・ブッシュ 大統領閣下
社会民主党
党首 土井たか子
昨日私たちは、貴職が地球温暖化防止のための京都議定書について「支持はしない」と表明されたことを知り、非常な衝撃を受けるとともに、地球温暖化対策推進にとって極めて深刻な事態だと危惧をしています。
京都議定書の発効のためには、五五カ国以上の批准と、批准した先進国から排出される二酸化炭素排出量が、先進国全体の排出総量の五五%以上をカバーしていることが条件となっています。このことは貴職もご承知の通りです。
貴国アメリカの二酸化炭素排出量は先進国全体の36%(1990年)を占めており、貴国が京都議定書から離脱することは、すなわち京都議定書の発効が絶望的になることを意味します。
貴職の正式表明には、世界各国の国民が衝撃を受けています。今このことをもって貴国を批判することは容易ですが、私たちは京都議定書の議長国としての責任を負っています。なんとしても貴国の協力を得て、議定書を発効させたいと願っております。
地球の未来に思いをはせることについては、皆同様であり、貴職もなんら人後に落ちるものではないと確信します。貴職が「正式表明」を検討しなおされるとともに、京都議定書発効のために、再度世界各国と共同歩調を取られるよう、切に申し入れる次第です。
以上