From: "Satoshi Gotou" <fwgk4969@mb.infoweb.ne.jp>
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Subject: [keystone 2117] 緊迫・名護7
Date: Wed, 24 Nov 1999 16:20:19 +0900
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琉球新報は、「知事、名古屋市長と面会を見送り」と報道されています。

代表達が市長との面会を終えてでてきた。「県民会議」代表2名、「反対協」
および現地のおばーを含む5名が3時15分からおよそ15分間。整然と静か
に会見が行われた。

22日の決議文(別紙)と私たちの思いを市長に申し入れた。

辺野古・命を守る会のおばー三名の感想。
自分の思うとおりに話すのが胸いっぱいで、お願いはしました。あの方も年寄り
だから、「そうだな」と思ったはずです。そうでなければ人間でないと思います。
みんなが、こんなに一生懸命やっているのに、隠れて、こんなにする市長はもう
いらないと思います。これをちゃんとしたら、いつまでも応援しますよ。
気持ちだけ、一生懸命言ってきました。

辺野古に来て40年になります。辺野古がかわることがとても残念です。
孫のために、是非、そのままにしてほしいということをいいました。

私も戦争体験者です。地上戦・沖縄戦ひめゆり部隊の生き残りです。なんのあれか
わかりませんが、わたしは生き残ってしまいました。わたしは、辺野古の出身なの
でもどってきました。50年前とおなじになってはこまるといって、残っていろと
言われたように思います。わたしは、いまでも家族の夢をみたことはありません。
戦争の夢しかみたことがありません。10分でいいから、このきれいな自然・山を
自然をこわさないように、市長は、これを守る義務がある。住民の命と暮らしを守
る義務がある。時間がなくて、あまり言えませんでした。
これからも一生懸命頑張ります。みんな共に、一生懸命がんばりましょう。

金城ゆうじさん(辺野古・命を守る会代表)
市長と握手してきました。市長おねがいしますよ、と握手してきました。

東恩納 たくまさん(10区の会代表)
とにかくベストな選択をして下さいとお願いしました。市長がなにかコメントした
のですが、小さくて聞こえませんでした。市民が一つになれば、基地がなくても街
つくりはできる。それを今の岸本市長に伝えたかったです。

平良 修さん(県民会議副代表)
騒然とした状態で会談する場合もあるが、整然とした会談もある。今日は、後者の
整然とした対話であったと思う。市長の人間的な良心に訴えるお願いをした。政治
の一番大切なことは、人の命を大切にすることだ。お金を大事にすることではなく
命を大事にすることだ。今の県政は、それが逆になっている。少なくとも名護市政
は、それをきちんとしてほしいとお願いした。
県民会議は、多くの人が集まった団体です。市長の動向を多くの人が見守っている
ということをお願いした。できれば、土下座してお願いした思いだと言うと、市長
は、重く受けとめて下さったようだった。

島田ぜんじさん(普天間基地を撤去する会代表)
今朝は5時に起きてここにきたが、知事は来なかった。
市長にあってわかったことは、いずれにしても知事に会うと言っている。今朝7時
にきて市長の家を張り込んでいた。市長は、中にいて狸寝入りしていた。
彼の家を張り込んで、彼の行動をちくじ把握する必要がある。自分の娘が普天間の
騒音で、乳を飲まなくなった状況をおはなしした。
今日、市長の家にいったら、家の周りの木を全部伐採している。今後、市長の家を
監視するぐらいでなければいけないと思った。

ヘリ基地反対協
歴史に耐えうる決断を、市民の立場に立ち歴史に耐えうる決断をしてください。と
いうと市長は苦笑いしていた。
これをやりとげれば稲嶺知事以上に、歴史に残る市長になれる。住民投票を裏切ら
ない市長になるために、応援しなければ・・・

戦場をつくってくれるな。基地は戦争そのものなんだ。命を最も大切にせよという
のが人間の叫びだし、県民の叫びだと思う。今日は、市長が知事に会わなかった。
これは、私たちの成果だと思います。さらにさらに、成果をうみだしてくように、
がんばりましょう。

私たちの行動が二通りあるが、今日は整然と訴える行動であったという説明があっ
た。今日は、朝から場合によっては騒然となる可能性があった。
今日の行動の結果として、一人一人の言葉は非常に胸を打つ言葉であった。はたし
て市長の心をどれだけ動かしたかわからないが、すばらしい言葉であった。
しかし、気をつけなければならないのは、市長は現在、そのような対応をしている。
それは運動の成果ではあるが、「慎重に検討して判断したい」と市長は言い続けて
いる。市長は、あるいみでは市民向けの顔をしているのかもしれない。
その市長をこちらの側にひきよせ、ヘリ基地を拒絶するのは私たちの闘いにかかって
いる。

仲村(反対協事務局長)
私たちがこれだけ叫んでいるときに、稲嶺知事を支援する人たちは住民の中にいるの
でしょうか。このことによって一儲けしようとしている人だけが賛成派なのではない
でしょうか。このままでは、名護もだめになってしまうと本当に思って動いているの
は我々だし、県民の思いだと思う。市長は、どこに顔を向けるのか。国に向けるの
か。
県に向けるのか。金儲けをしようとしている人たちに向けるのか。それとも私たちに
向けるのか。
私たちの言葉が市長の心に届いていれば、市長の決断ははっきりしているはず。
県民どうし、市民どうしが争っている場合ではない。一致団結して、国の計画に否を
いう時だし、名護市長に「否」を言わせる時だ。
是非、私たちは自信をもって訴えていきましょう。

日本山妙法寺の方
わたしは、座って、基地を作るな・人を殺すな!ということが人間が生きていく上で
一番大切なことだと思っています。そういう心をもつことによって、一人一人が気持

を持つことによって、人類というのは生きていけるのだと思います。
生命を大事にする。生かしていくという。人から自然から奪うのではなく、与える。
そういうようにすると、世界は開けていくと思う。だから、どうしても基地建設を防

ねばと思います。過去において、アジアの人たち三千万も日本は殺したんです。殺し
たり
殺されたりする、そういう悲惨なことは、どうしても防いでいかないと、殺す人も、
悲惨なめにあうとおもうので、そういうことで一緒に命を大事にするという気持ちを
こめて、みなさんといっしょに頑張っていきたいと思います。

このあとも座り込みがあります。明日も、明後日もあります。
金曜日には、那覇で座り込みとデモがあります。どんどん広がっています。また拡げ

いきましょう。

5時まで座り込みを継続し、本日は解散。

--

SATOSHI  GOTOU
沖縄

fwgk4969@mb.infoweb.ne.jp



 
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