Mime-Version: 1.0
Date: Mon, 1 Nov 1999 00:24:31 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org, aml@jca.ax.apc.org
From: higa akiko <higa@jca.apc.org>
Subject: [keystone 2025] 普天間基地の「県外移設」を訴える
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 2025
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

京都在住の比嘉です。

沖縄の「心に届け 女たちの声ネットワーク」から。
http://www.jca.apc.org/~higa/OKINAWA/heli_NO!/kengai.html

--------------------------------------------------------
普天間基地の「県外移設」を訴える

日米政府は普天間基地を放棄せよ きれいにホーキして返せ
私たちは基地がなくなるまで蜂起する

 95年のあの事件から4年が経ちました。基地あるがゆえの被害を
受けた少女の勇気ある告発に促されるように、私たちは自らを縛って
いた鎖をふりほどき、全県民が心をひとつにして「もうこれ以上我慢
できない」と立ち上がりました。基地の整理・縮小・撤去を求めて8
万5千人(全県では10万人以上)が結集した県民大会は基地のない
平和な島を求める県民、市民の意志を内外にはっきりと示しました。
 それにもかかわらず、「SACO合意」は、基地の「返還」とは名ば
かりの県内移設=老朽施設の近代化、再編・強化を強いてきました。
この動きは県民どうしを敵対させ、候補地とされた地域住民の間に楔
を打ち込み、耐え難い苦痛をもたらしました。その上、誰もが予想し
なかった2000年サミットの沖縄開催が、サミットを利用して県内移
設を押しつけようとするものであることは、今や誰に目にも明らかで
す。
 半世紀以上にわたって宜野湾市民を苦しめてきた普天間基地を一刻
も早く撤去すべきです。市民の我慢は限界に来ています。同様に、ど
こに持っていっても危険な基地を、何がなんでもこの小さい島のどこ
かに移設しようとする日米政府の意図にのせられて、県民どうしが誘
致派、反対派に対立させられ、争わされているこの状況も、もう我慢
の限界に来ています。
 私たちは、この地球上からすべての軍事基地および軍隊を一日も早
くなくしたいと願っています。そして「県外移設」という表現が「本
土移設」と受け取られたり、基地を認めるものだと誤解されるかも知
れないことも、また、これまでに「本土移設」された米軍基地が、沖
縄県民の負担を減らすものではなく、一層の基地機能の強化・拡大と
移設先の住民に苦痛をもたらしたことも知っています。
 しかしながら、私たちのあずかり知らないところで決められた日米
安保条約に基づいて、全国の米軍基地の75%が半世紀以上も沖縄に固
定化され、いままた、私たちのまったく合意していない「SACO合意」
なるものによって、何としても沖縄県内に基地を押し込めようという
日米政府からの締め付けがますます強まる中で、私たちはぎりぎりの
叫びとして「県外移設」の声をあげました。
 それは、この島々のどこにも新たな基地は絶対につくらせないとい
う私たちの強い決意の表現です。同時に県外の方々にこの問題を自ら
のこととして考えてほしいという呼びかけでもあります。全国の、全
世界のあらゆる地域で軍事基地はいらないと押し返すなら、地球上か
ら基地も軍隊もなくなるでしょう。私たちの「普天間基地県外移設」
の叫びはその第一歩なのです。
 コバルト・ブルーとエメラルド・グリーンに輝くサンゴの海に囲ま
れ、緑したたる亜熱帯の森を抱えたこの美しい島を、私たちはこよな
く愛しています。豊かな自然に育まれたいのちあふれる島、文化の香
り高い島を私たちは子どもたち、孫たちに引き継いでいきたいと願っ
ています。私たちにとって危険で、破壊的であるばかりでなく、銃口
の先の人々を殺し、生活基盤を破壊する基地は、私たちの願いを真っ
向から踏みにじるものです。
 沖縄の島々のどこにも新たな基地はいりません。普天間基地をただ
ちに宜野湾市民に返還し、この島の外に、「県外」にもっていくこと
を強く訴えます。

 心に届け、女たちの声ネットワーク

  共同代表 真志喜トミ(ジャンヌ会)
       国政 美恵(カマドゥー小たちの集い)
       伊盛サチ子(ヘリ基地つくらさんどー与勝の会女性部)
   連絡先 098-947-1237(高江洲)

--------------------------------------------

同様の趣旨で宜野湾の「カマドゥー小たちの集い」からも訴えが出ています。
同機関紙『声・こえ・KOE』1999 9・27 No.7
http://www.jca.apc.org/~higa/OKINAWA/heli_NO!/koe.html

他のMLにも転載していただければ幸いです。この声を伝えて下さい。
ご意見がありましたら、比嘉宛にメールをくだされば向こうに伝えます。
 
 

*****************************************************************
 比嘉明子  higa@jca.apc.org http://www.jca.apc.org/~higa/

  日米新ガイドラインに服従なんかしませんよ〜だ。のページ
 http://www.jca.apc.org/~higa/anti-guideline/index.html
*****************************************************************



 
  • 1998年     3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 1999年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

  • キーストーンメーリングリスト 目次