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X-Sender: higa@jca.apc.org (Unverified)
Date: Wed, 13 Oct 1999 23:43:22 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org, aml@jca.apc.org
From: higa akiko <higa@jca.apc.org>
Subject: [keystone 1962] 沖縄・宜野湾から〜声・こえ・KOE
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こんばんは。京都在住の比嘉です。

宜野湾の女性たちの会「カマドゥー小たちの集い」発行の機関誌
『声・こえ・KOE』から、代表の国政さんの了承を得て転載します。

普天間基地の「県内移設」の要請を明日の沖縄県議会で決議される
模様だということです。
「議会」というものが、どれほど当該地域に住む人々の本音とかけ
離れたことをしようとしているのか知って欲しいと思います。

#この件については、先日、共同オンラインがいち早く掲載していました。
#しかし同日のタイムスにも新報にものっていなかった。
#いったいなにしてるんだろう地元新聞なのに、と思う。

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カマドゥー小たちの集いの 『声・こえ・KOE』
1999 9・27  No.7 

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アッサミヨー、何度 「普天間基地いらんかね〜」
て言わすつもりかねー。カマドゥー小たちは、
SACO(サコ)がハップガしている
「移設条件」を聞いた時から言い続けている

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    「日本政府は「普天間基地」が危険であることを認めながら、日
本全体の0.6% の小さな島に押しつけてくる政策を平然とする
行為は、等しく平和に生きる権利の侵害であり不平等政策である。そ
れも「普天間基地」から、わずか数十キロしか離れていない」場所に
「移設」するなど、沖縄は翻弄されている。
    「自分の生活の中で沖縄の基地について、どう考えていいのか分
からない」との東京人の言葉に、「東京に移転させる誘致運動」をと
提起した。宜野湾市に住む市民として、名護や金武・勝連に住む県民
と共に、「普天間基地は県外移設せよ」との声を広げる事が早い撤去
運動に繋がるのでは。(西原町 又吉京子)
 

    昨年5月9日東京有楽町マリオン前で、沖縄の女性と子ども124人
が中心となった「女たちの道ジュネー」が催された。
 「普天間基地大セール」今なら振興策付きですよ!と訴えた。集
まったヤマトの人達もはじめは少しとまどっていたが、リレートーク
が進むうちに共感が生まれ、「アメリカに 返せ」の声が広がって
いったように思う。
    普天間基地の全面返還、中にいるクサレヘリと米兵2,500人の完
全撤退を強く訴えねば、基地の縮小にはならない。基地撤去の真の意
味を再確認し、心の底から、本気で県外を叫ぶことで連帯の質を高め
ることができるのではないのでしょうか。(宜野湾市 佐喜眞加代
子)
 

半世紀余も基地被害に苦しみ、あえぎ、心身ともにボロボロになって
しまったこの沖縄の民らの実状を知っている人が、アメリカにまたこ
の県内に果たして何人いるだろうか。被害を受けている者だけが知る
べしと言わざるを得ない。
    なぜなら、県外は勿論のこと県内においてもその温度差は非常に
大きいからである。病んでいる者の痛みを我が身に転じて共に背負い
続けることは至難の業である。しかし、努力を惜しんではならない
し、いちどや二度のお見舞いではなく、その病が癒えるまでである。
そのことが共に担うことだと思う。基地・軍隊・戦争に反対する県外
の熱心な人達よ。国のやっていることをよく存じていますよね。沖縄
の人々は54年前には銃剣とブルドーザーで、土地や財産・生命までが
奪われた。今それにもまさった事態が起きようとしている。「今度は
沖縄県民自ら基地を誘致したんだ」との方向性で普天間基地の県内移
設をうたい続けている(SACO)。私たちが54年前に受けたキズはどう
する?米軍を居心地よくしている日本政府(思いやり予算=ガン)を
絶対に許してはならない。心あるみなさん考えてよ。沖縄に新たなる
基地を造る余地なんてどこにもない、また全てのものを無にする恐る
べき軍事基地なんて一切いらない。普天間基地移設を県外に求む。
(宜野湾市 シマダハル)
 

    兵器がどんどん開発される中、沖縄の位置にこだわる必要性はな
いのに、どうして、必ず県内移設なのか。日米両政府の事情なんてか
まっていられない。私たちは、ここで生活しているんだから、はっき
り言いたい。沖縄の痛みを減らすべきだ。面積にしても、兵力にして
も。
    普天間基地は地上からなくなるべき。それが無理というのなら、
すみやかに県外へ。沖縄にこれ以上は絶対無理。(宜野湾市 久場た
つの)
 
 
 

    普天間基地周辺に住む一人として一時も早い基地撤去を望みます。
    でも今まで受けた危険・被害の大きさを思うとき、その同じ苦し
みを県内の他の場所に押しつけることはできません。狭い沖縄、住民
の危険ばかりでなく、陸であれ、海で荒れ祖先から受け継いできた豊
かな美しい沖縄の自然を、基地の為にこれ以上破壊することは許され
ない。
    一度破壊されればもとに戻りません。
    県内移設は反対です。(宜野湾市 村椿祥子)
 
 
 

普天間基地の「県外移設」を訴える。
    私たちは、県内のみならず、この地球上からすべての軍事基地お
よび軍隊を一日も早くなくしたいと願っています。そして、「県外移
設」という表現が「本土移設」と受け取られたり、基地を認めるもの
だと誤解されるかもしれないことも、また、これまでに「本土移設」
された米軍基地が、沖縄県民の負担を減らすものではなく、一層の基
地強化・拡大と移設先住民の苦痛をもたらしたことも知っています。
    しかしながら、私たちのあずかりしらないところで決められた日
米安保条約に基づいて全国の米軍基地の75%が半世紀以上も沖縄に
固定化され、いままた、私たちのまったく合意していない「SACO合
意」なるものによって、何としても沖縄県内に基地を押し込めようと
いう日米政府からの締めつけがますます強まる中で、私たちはぎりぎ
りの叫びとして「県外移設」の声をあげました。それは、この島々の
どこにも新たな基地は絶対に作らせないという私たちの強い決意の表
明であると同時に、全国の人々にこの問題を自らのこととして考えて
ほしいという呼びかけでもあります。全国の、全世界の人々がそれぞ
れ自分たちの地域に軍事基地はいらないと押し返すなら、地球上から
基地も軍隊もなくしていくことができるでしょう。私たちの叫びはそ
の一歩なのです。(名護市  浦島悦子)
 

    今まさに宜野湾市にある普天間基地が県内に移設されようとして
いる。54年もいすわってきた基地、被害の数々、少女暴行事件等が生
じる恐るべき基地が県内の別の場所へだなんていやだよ。いつまで沖
縄は苦しみ続けなければいけないのか。私は「普天間基地の移設を
「県内」から「県外」へと言いたい。言わなければならないのだ。な
ぜなら、沖縄の人は半世紀以上も優しさのあまりガマンを強いられて
きたからである。これ以上、静かにガマンをしていたら沖縄は基地の
島となって、私たちの生きる場所がなくなってしまう。
    県民同志の争いごとは止めましょう。県民が一緒になって新しく
造られようとする基地問題を考えないと、私たちの沖縄を失ってしま
う。米軍基地は自国へ持ち帰ってほしい。日米で決めたことであっ
て、沖縄の人達は基地が欲しいと一言も言っていない。沖縄に基地は
いらないのだ。これが琉球人の心だ。県内移設大反対。基地の跡地利
用で私達若者で自らの職場を造りたい!!(宜野湾市 島田恵香)

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 比嘉明子  higa@jca.apc.org http://www.jca.apc.org/~higa/

  日米新ガイドラインに服従なんかしませんよ〜だ。のページ
 http://www.jca.apc.org/~higa/anti-guideline/index.html
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