From: "Satoshi Gotou" <fwgk4969@mb.infoweb.ne.jp>
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Subject: [keystone 1946] 10/5宜野湾市民の会決議
Date: Wed, 6 Oct 1999 19:54:27 +0900
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沖縄の後藤です。
遅くなりました。
 

基地の「県内移設」を断念させ、沖縄の基地返還を求める決議

一九九六年四月、日米両政府は五年ないし七年の間に普天間基地を全面返還すると発
表しました。五〇余年の基地の重圧から開放されるものと宜野湾市民は大変喜びまし
た。 
しかし同年の十二月、普天間基地返還は、日米安保協議委員会(2十2)において、S
ACO(日米特別行動委員会)の最終報告が承認され、「沖縄本島東海岸に代替施設の
海上へリポート基地を建設するという条件がつけられました。
「危険この上ない」基地であるがゆえ、早期に無条件で返還するのは至極当然のこと
です。その基地に対して、条件を突き付ける日米両政府の感覚は、わたしたちの常識
では考えられないことです。八万五千人余の宜野湾市民の命を人質にして、この小さ
な島に
さらなる犠牲を強いて、沖縄県民に混乱を招き、この解決を迫っている日米両政府
を、日本国民はじめ軍縮に向かい平和を築こうとしている全世界は許さないでしょ
う。
 SACOに基づく普天間基地返還は、すでに「基地はNO」を示した県民投票、「代替基
地建設反対」を示した名護市民投票で、事実上破綻し拒否されています。
 さらには勝連半島、津堅島をはじめとする住民の反対運動、那覇軍港移故に反対す
る滞添市民の運動、また、名護市久志地区、辺野古地区、豊原地区では、住民の意志
最高決定機関である行政委員会においても基地建設反対が明確にされています。もは
や県内のどこにも新たな基地建設は許されないのです。
 「県内移設」を一部の利益誘導をもってしても、そこには対立だけを生み、決して
沖縄の基地問題の解決にはつながらないのです。
 わたしたちの根底に流れる「沖縄の心」は、決してどんな権力にも屈せず、どんな
誘惑にも惑わされることはないのです。
この五〇余年基地を押し付け、今なお、その重圧に苦しみ続けている宜野湾市民、沖
縄県民に対し、さらなる基地の押し付けを絶対に許すことは出来ないのです。
わたしたちは、一九九五年の米兵による少女暴行事件を忘れません。これまでこの基
地から派生した事件事故を忘れません。
 そして、幾代世代が代わっても、あの沖純戦を忘れることはないのです。
 主権者であるわたしたち宜野湾市民、沖縄県民に対し、祓意をもって、日米両政府
が県内移設を断念し、一日も早い普天間基地の返還、基地のない平和な沖縄を実現す
るよう決議し、以下要求します。

                  記

一、沖縄県民に混乱を招いている「県内移設」を断念し、危険この上ない普天間基地
を早期に返還すること。
一、基地返還に際しては、地主の声、基地従業員の声、市民の声を専重し、補償を行
うこと。
一、返還後の跡利用は国の責任において財政措置をすること。
 一、基地の環境汚染について、徹底した調査と浄化を実施すること。

以上要求します。

        一九九九年一〇月五日
       基地はいらない平和を求める宜野湾市民の会
 
 
 

SATOSHI  GOTOU
沖縄

fwgk4969@mb.infoweb.ne.jp



 
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