X-Sender: nakayama@jca.apc.org (Unverified)
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Date: Tue, 28 Sep 1999 17:33:54 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: Nakayama Hitoshi <nakayama@jca.apc.org>
Subject: [keystone 1919] Re: [keystone 1907] <改憲>市民運動全国交流集会のよびかけ
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新潟の中山です。

At 11:28 PM +0900 99.9.25, 内田 多栄 wrote:
>  初めて参加させて頂きます山口県在住の内田と申します。
> はっきり申しあげるならすでに日本国民の過半数は現実路線を選択しているし現実的
> な
> 感覚で判断しているのではないでしょうか。
>
> 日本は戦後、軍事という国家の主権をアメリカに放棄させられました。その代わり冷
> 戦
> を背景に日米安保条約というきわめて片務的な条約を結びました。しかしこれが日本
> が戦後「軽武装国家路線」を選択できたきわめて恵まれた国際環境にいたわけです。
> この平和路線つまり経済大国でありながら軍事小国であるという世界に類例のないか
> つ
> これからの21世紀の国のあり方を明示した世界に誇れる路線を示したわけです。
>

 このamlでは議論はやらないことになっています。無視しようかと思いましたが、
掟破りのresです。

 私も千年一日のように「反戦」「平和」と言っていれば物事が解決するなどとは思
っていませんが、だからこそこのamlでの議論や情報提供は貴重なものがあると思っ
ています。内容は「玉石混淆」かもしれませんが、私にとっての「玉」や「石」と他
の参加者にとってのそれは、それぞれの思想や信条や立場で違うでしょうし、私の投
稿もたぶん「石」のたぐいでしょう。しかしそうした多様な情報や意見や考え方が行
き交うところがMLの利点であり、自分の考え方や意見が、常に多くの人の目にさら
され、あるいは批判され、あるいは検証されることを期待しながら投稿しあっている
のだと思います。つまらないと思ったら無視するか、そっと離れるかすればいいだけ
の話かと思います(そういうおまえはどうなんだ、と言われそうですが(^^;))。

 さて「21世紀に誇れる路線」とのことですが、
 侵略戦争の精算をあいまいにしたまま、「戦後賠償」さえアジアへの経済侵略の契
機へと転換し、朝鮮戦争・ベトナム戦争では出撃拠点を提供し、湾岸戦争では出撃拠
点ばかりでなくアメリカ以外の参戦国よりも多い戦費を拠出して殺戮を支え、国連に
おいてはイスラエルのパレスチナ侵略・インドネシアの東チモール併合・タイやミャ
ンマー政府による人権弾圧を非難する総会決議などにことごとく反対あるいは棄権す
ることによってそうした国々の侵略や圧政を支え、多くの「経済援助」は人々のため
にならないばかりか日本企業の金儲けや安保戦略と一体となっている−そういうこと
をやってきた国の、どこが「誇れる路線」なのでしょうか?

 「現実路線」を言いながら、戦後日本の政治の「実態」「現実」を無視しているよ
うに思えます。



 
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