Date: Mon, 13 Sep 1999 08:28:10 +0900
From: 加賀谷いそみ <QZF01055@nifty.ne.jp>
Subject: [keystone 1870] 北海道の軍隊
To: aml@jca.apc.org, keystone@jca.ax.apc.org
MIME-Version: 1.0
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 1870
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

 アメリカは「北朝鮮」をいい気にさせといてから「目に余る」とつぶす。先の「北の
危機」のときは、バックグラウンドが整っていなかったので止めた。これから日本の「
後方支援」体制が整えば、その後顧の憂いは解消する。日本は「国際貢献」したと有頂
天になって夢と現実を混同してアンチ「戦争放棄」で軍隊を背負って経済侵略の道をま
っしぐら。アメリカは「思い上がった不届きなならず者め」と日本をつぶす、ってなシ
ナリオを空想したりして。

 民間企業は近ごろの景気を軍需で回復するのもいいんじゃないかと考えはじめている
かも。戦争に行った老人に話したら「金になるのも今のうちだべ。おれは10年戦争に
ひっぱられたが、恩給をもらったのは先の4年分だけで、あとはただ働きで終わった。
そんなもんだ」と言っていたが。
 

 矢臼別には米軍がチャ−タ−し、日米地位協定5条の適用で着陸料を免除された米民
間機で米兵と武器を中標津空港に運び、防衛施設庁がチャ−タ−した民間バスで米兵を
演習場まで送り、日本通運がトラックで武器輸送。りゅう弾砲などの装備は日本通運が
チャ−タ−した民間船で根室市の花咲港に陸揚げ、民間作業員100人以上を動員と、
地方分権一括法・周辺事態法にそって軍事訓練を開始。

 「特に利用空港が釧路から中標津に変更されたことに国の隠れた意図がある」「釧路
は国の管理だが、中標津は道の管理。周辺有事では自治体は協力拒否もできるため、国
は周辺事態法施行後も、こうした訓練での利用を通じて既成事実を積み重ねるはず。自
治体は本番での利用を拒めないという雰囲気づくりともいえる」(新倉裕史さん「非核
市民宣言運動ヨコスカ」)(道新8日)

 3日、栗林商船の車両運搬船「神加丸」(六一六三t)がジープ型車など車両百三十
台、りゅう弾砲八門、コンテナ二十四個を花咲港に陸揚げした。陸送の一部は釧根地区
トラック協会根室支部が昨年に続いて受注し、昨年より八台多い二十七台でコンテナな
どを矢臼別演習場まで輸送。花咲港はこの日、サンマ漁の約百隻が計千tを水揚げする
予定。市場職員が漁船の交通整理。(道新3日)

 実弾演習をはじめる前に、「日本の文化や伝統を知り、海兵隊を知ってもらういい機
会」(デ−ビット・A・ケリ−大隊長)と米兵がボランテア。5回のボランテアと、家
庭訪問もはじめて計画。
 別海町では7日、海兵隊員19人で、「憩の森公園」の木製遊具のペンキ塗りを5時
間。11人は特別養護老人ホ−ムを慰問、賛美歌披露やケ−キなどをプレゼント。「海
兵隊のほとんどはいい奴ばかりだ。そのことを知ってもらうためにも、ボランテアをし
たい」(海兵隊員)「町民が外国文化と接するいい機会で、善意を喜んで受け入れたい
」(別海町町総務部)

 厚岸、浜中両町では、ボランティア活動の申し入れが札幌防衛施設局を通じて、七月
初めごろ電話で釧路管内両町にあったが、「ボランティアをしてもらうようなことはな
い」と受け入れを拒否。「町としては基本的に訓練に反対している。受け入れるところ
もない」(厚岸町助役)「住民感情もあるし、受け入れる準備もできていない」(浜中
町助役)。同施設局の現地対策本部は「(受け入れを)申し入れた覚えはない」
(道新8、10日)

米海兵隊が実弾訓練開始 
防衛施設庁の態度は「いやならここから出ていけ」

在沖縄米海兵隊は8日午前八時半、演習場ゲートの射撃情報電光掲示板に「実弾射撃実
施中」と表示した。しかし、同十時半現在、札幌防衛施設局の矢臼別現地対策本部には
米海兵隊側から砲撃開始の連絡は入らず。
昼、一五五ミリりゅう弾砲の実弾砲撃訓練。
 海兵隊から札幌防衛施設局の矢臼別現地対策本部に入った連絡によると、砲撃訓練は
同日午前十一時五十四分に始まった。乳牛の搾乳時間を避けるため午後四時半にいった
ん終えた後、午後七時から再開。同十時まで夜間砲撃を行う予定で、発射地点を移動し
ながら砲撃訓練。
 訓練には海兵隊員三百九十人が参加。使用する弾数については公表されていないが、
防衛施設庁によると昨年は二千六百五十発を使った。
 矢臼別平和委員会の吉野宣和事務局長「民間航空機やバスを輸送手段に使うなどガイ
ドライン関連法の先取りは行われているが、今後、法をもとに民間動員がより強化され
ないよう監視したい」(道新9日)

 10日には自衛隊が失態したため積み荷がばれた

 十日午前九時四十五分ごろ、日高管内日高町千栄無番地の国道274号の日勝峠一合
目付近で、短距離地対空誘導ミサイルを積んだ航空自衛隊の大型トラック=同自衛隊根
室分屯基地第26警戒群所属空士長(22)運転=がカ−ブでハンドルをとられ横転。
隊員にけがはなし。同自衛隊千歳基地を出発し、根室分屯基地へ向かう途中だった。現
場付近の国道が同日午前十一時十分から約五十分間、通行止め。トラックの積み荷はミ
サイル八基分で、コンテナ容器に収納。空自航空幕僚監部広報室では発火装置が外され
ており、爆発などの可能性はなかったとしているが、事故当時、誘爆の危険を避けるた
め、現場付近の送電を一時ストップさせるなど、現場は一時緊迫。同署の調べに対し空
士長は、積んでいたのはミサイルの部品だったと話しているという。
(道新10日)

米軍艦が日米地位協定に基づき室蘭港に入港
九七年二月には米イ−ジス艦「ビンセンス」が入港
「ブルーリッジ」は米韓合同演習ウルチ・フォーカスレンズ(8月27日まで)で指揮

執った帰りがけのはずとのこと。
長崎港には17日、「友好親善と乗組員の休養のため」米艦船「セーフガード」入港

一九九七年十月の函館に寄港した米海軍第七艦隊の旗艦「ブルーリッジ」(一九、二○
○t、デビッド・ジインバ艦長、乗組員八百二十一人)が九日午後、海上自衛隊の護衛
艦「しらね」(五、二○○t)を伴って室蘭港に寄港。タグボートに先導されて入港、
崎守ふ頭第六バースに接岸。水深14M。接岸作業や乗降用タラップ設置は民間作業員

 接岸直後に、汚水処理船がブル−リジに横づけ。「給水、給油、食料補給も民間業者
が行う」(室蘭市港湾部)
 寄港目的は親善、補給、休養とされ、十二日まで停泊。この間、艦内を一般公開する
ほか、乗組員が札幌市内や登別温泉などを観光に訪れる。

「しらね」との間でヘリ発着などの共同訓練も予定。室蘭市は核兵器登載について、外
務省から今月、文書で「持ち込みはない」との回答を受けた。
 デビット・ジインバ艦長「国際親善のほか、自衛艦との協同訓練も目的。十二日に出
航後、通信訓練やヘリコプタ−相互乗り入れ訓練を実施する」「『しらね』との同伴航
行は、ともに仕事をし、相互運用性を向上させ、日米関係をさらに展開させる機会とな
る」
 接岸した崎守ふ頭周辺にはバリケードが張られ、警察官や港を管理する室蘭市の職員
ら約百五十人が警備。
 米乗組員の外出送迎用のタクシ−3台、ワゴン車3台、バス4台が待機。バスは深夜
1時まで、港と市街地をピストン輸送。

 水は、市港湾部管理の水道から、毎日民間業者が給水。2日間で200トン。
 船舶代理店が手配業務(8月中旬に横須賀の代理店から依頼)「無理な注文はないの
で、すべて船舶代理店としての通常業務で処理できる」(担当者)

米艦船港湾記録(1991年)には@航海情報A港湾設備Bサ−ビス・兵たんC人物紹
介D上陸時の情報の5項目を記録。民間作業員の仕事ぶりも調査。

 室蘭市は二月に「平和都市宣言」
「本当は、この時期に米艦船に入港してほしくないが、日米地位協定があるので断れな
い」(同市幹部)
 8月4日、米総領事館へ入港連絡。
 同5日庁内会議で入港を認める。同日港湾業者と協議。
「荷役業務が優先。支障が無いことが確認できたので、米艦船入港は問題なしと判断し
た」(港湾部)
「1ヵ月も前から貨物船の入港日を確定するのはむずかしい」(荷役関係者)

 艦船一般公開で4日間延べ400人の市職員を動員(市職員1150人)
「大きなイベントがあれば、市民の安全のために職員を警備や誘導に使う。今回も役所
の仕事に全く支障がないとはいわないが、極力ないように努めた。最小の人数で対応で
きるように、知恵を出し会議も開いた」(総務部)
(道新9日、赤旗10・12日)
 

梅林宏道さん(軍備撤廃運動の国際コ−ディネ−タ−)
−狙いはなにか−
ガイドラインの議論中、全国各地の港への米艦船の寄港が続いた。地元と友好関係を結
びながら、いつでも使える港をいろいろな地域に確保することを狙いとする『政治的寄
港』。法の成立以降、港をどう使うかも計算にいれているだろう

−目的は情報収集か−
米軍の情報公開によって明らかになった米軍のデ−タによると、たとえば、室蘭港は、
駆逐艦三隻が同時入港できると書いてある。港の水深はどう変わったのか、周辺の倉庫
は、と更新された各港の情報を蓄積するのが狙いだ。

−親善行事が多いが−
最近の寄港で米軍は、親善を重要視している。日本人の戦後の平和主義、反米意識が続
いている状況を解消したいためだ。他港では、乗組員によるごみ拾いまで行っている。
(道新9日)

 
11月7〜19日には、北海道上富良演習場と同駐屯地で日米合同演習。陸自第2師団
(旭川)第26普通科連隊(留萌)と米陸軍第25軽歩兵師団(ハワイ)。饗庭野では
10月17〜11月7日まで、米海兵隊第4連隊第3大隊と。(朝雲8月5日)

岩国では8月に米軍事海上輸送軍団(MSC)が日本の貨物船をチャ−タ−して、オ−
ストライリアで行う軍事演習「クロコダイル99」用の軍事物資を那覇経由で輸送。
MSCはHPで契約内容を更新
「船の責任者の支持に従って任務の遂行上武器を携帯することを要求されることがある
」など(5月)(平和新聞9月5日)

佐世保港をザ・ヤクザ軍隊がポ−ト・ジャック

 佐世保港を母港とする米海軍の艦船は、強襲揚陸艦「ベローウッド」(39,967
トン)、ドック型揚陸艦「ジャーマンタウン」(15,726トン)など7隻。
 防衛施設庁は米海軍、海上自衛隊、民間企業、公益施設などが混在している施設の「
競合問題」を解決するために2000年度概算要求で「すみわけ」調査費5100万円
を要求。@新たな岸壁確保までの代替措置の策定に係わる調査。A佐世保米海軍施設(
ジュリエント・ベイスン)の埋め立てと新たな岸壁の整備に係わる調査B移転集約構想
のための佐世保築全体の現状調査など
福岡防衛施設局、海自佐世保地方総監部、県、市が「佐世保問題現地連絡協議会」を8
月30日に発足。
 米海軍側が日米地位協定に基づき佐世保港岸壁の優先使用を要求。佐世保市は基地の
集約化を要望。(朝雲9日)

 ■佐世保港の軍民すみ分け問題  佐世保港は大半が米海軍への提供施設。このうち

神岸壁の一部は佐世保重工業(SSK)が米軍の許可を受け、新造船の艤装(ぎそう)
など生産拠点として使用。米海軍は1週間前の通告で明け渡しを要求できるため再三、
トラブルが発生。SSKは同社所有の岸壁の提供などでしのいできたが、安定的な生産
を阻害すると同市などが政府に解決を強く要望している。
 ■ジュリエットベースン  佐世保港立神岸壁東側に位置する米軍の係船地。「ベー

ン」とは船だまりという意味。1997年3月、東側に桟橋3基が完成した。通常は宿
泊船などが停泊している。(西日本9日)

インドネシア政府が経済制裁するぞのおどしに屈してか平和維持軍を受け入れるようだ
が。
なるべくアジアの軍隊がいいと。
日本はこの軍事行動に非軍事的支援をするとのこと。は? わからん

防衛大学校では第5回国際防衛学セミナ−が開かれ(7月15〜24日)、オ−ストラ
リア、カナダ、インドネシア、マレ−シア、フィリピン、韓国、ロシア、シンガポ−ル
、タイ、米国、モンゴル、ベトナム、中国の13ヵ国が参加。
研究会では、「現在では国家戦略と軍事戦略は接近しており、自国の戦略ばかりではな
くNATOなどの多数の国の戦略もあって複雑になっている」という提起や「今後の戦
略教育については、知識と情報、グロ−バル化、科学技術の発達、複雑化によって社会
が変化し、それに応じて戦略教育も、自国の国益ばかりではなく平和維持活動、民族や
宗教紛争の抑止、麻薬や不法移民の防止といった観点からの戦略も必要であり、軍の役
割も多様化し、さらには国民一般も関心を持つことが必要」などの意見がでた。(朝雲
9日)

先日「チタン廃棄物の記事が某週刊誌に載っているから読んでおいてくれ」とTELが
あり、近くの本屋さんに「ちょうだい」といったら、店主が「オレ、この雑誌名指しで
注文されたのはじめてだ」とぼそぼそ。女性店員が「なにかクレ−ムでもついたんです
か?」「さあ、知らない」とチンプンカンプンに会話。目を通してさもありなん。いわ
ゆる「ポルノグラフィ−」系(と思ったが、彼に聞くとただの週刊誌の部類と見解に違
い)。の中に元自衛隊員の女性が自衛隊員の「乱交」レポ。自衛隊もこの種の雑誌にか
かると形なしね。雑誌をめくりながら、そのむかし、わが子が本屋さんで同系の雑誌の
写真をみて「ねえ、なんでうちのおばあちゃんのチッコ(おっぱいのこと)は倒れてん
の」とのたもうたのを思い出した。



 
  • 1998年     3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 1999年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

  • キーストーンメーリングリスト 目次