Mime-Version: 1.0
X-Sender: kaymaru@jca.apc.org
Date: Sat, 12 Jun 1999 02:13:15 +0900
To: keystone@jca.apc.org
From: "MARUYAMA K." <kaymaru@jca.apc.org>
Subject: [keystone 1554] [aml 12624] 盗聴法の背後にCIA??
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 1554
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

amlから転載です。

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To: aml@jca.apc.org
Subject: [aml 12624] 盗聴法の背後にCIA??
From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Mime-Version: 1.0
Date: Sat, 12 Jun 1999 01:40:51 +0900

小倉です。

1999年6月6日づけの、ACLUのバリー・スタインハードさんが米国の情報公開法
に基づいて請求した公文書開示請求にたいして、CIAが書いた返事が下記のウ
エッブ上で公開されている。

http://www.htp.org/ciafoia/

スタインハードさんは、3月に日本の超党派国会議員と市民運動団体、ネット
ワーカー団体が米国の盗聴捜査と人権侵害についての実情を聴いた。その際、
スタインハードさんはしきりに、日本の盗聴法成立の動きの背後に米国政府の
圧力があるのでは、と語り、情報公開法で資料を請求してみると語っていた。

スタインハードさんは、日本における盗聴法制定に関して、米国政府の関係者
と日本政府の関係者のあいだで話し合いがあったかどうかについて、公文書の
開示請求が行われた。

これに対するCIAの回答はきわめて興味深い。CIAは次のように回答している。
「(前略)CIAは、あなたの請求に係る記録の存在も不存在も確認することも
否定することもできない。こうした情報は----それが公式に認められないとす
れば---大統領令12958にもとづく国家安全保障の理由によって機密扱い
とされる。こうした記録の存在、あたは不存在の事実はまた、直接諜報機関の
情報源や情報収集の方法に関する情報と関わる。中央情報局の長官は、こうし
た情報を1947年の国家安全保障法のサブセクション103(c)(6)および
1949年のCIA法のセクション6にしたがって認められていない開示から保護す
る責任と権限を有している。したがって、あなたの請求はFOIAの開示義務免除
条項(b)(1)および(b)(3)によって拒否される。(後略) 敬具。情
報・プライバシーコーディネーター、リー・S・ストリックランド」

このCIAの回答は、開示請求を拒否したとはいえ、この拒否の事実とその理由
だけでも極めて興味深い。なによりも。CIAは日本の盗聴法が米国の安全保障
や情報収集活動と関わりがあることをみとめている。そもそもCIAが回答を寄
せているということに注目すべきである。日本の国会ではもっぱら盗聴法は麻
薬だとかの組織犯罪問題であるとされ、軍事や政治と関わる国家の安全保障問
題であるなどという議論はまったくでてきていない。ところが、米国政府は、
日本の盗聴法がCIAが関与するような領域の問題であり、したがって国家安全
保障と関わるものであるという理解を示している。しかも、情報の取得と関わ
る問題だとまで書いているから、要するに、盗聴法が成立すれば、捜査当局が
取得した盗聴情報はCIAにも渡されるのだ、ということである。CIAが欲しがる
のは、薬物売買をする日本の若者たちの情報などではないことは明らかである。
国際的な犯罪組織やYAKUZAの情報ならがFBやインターポールは欲しがるかも知
れないが、はたしてCIAは日本政府に立法化をさせてまで欲しがるものだろう
か。
  今回の盗聴法は、かなりおおがかりな米国を中心とした国際的監視システム
と関わりがあるかもしれない。EU議会で大問題になっているエシュロンともど
こかでリンクしているかもしれない。

いずれにせよ、盗聴法の性格については、私たちは、対象犯罪の盗聴であって
も無関係盗聴が意図せざる結果として行われるのではないか、などという暢気
な話では片付かないこと、むしろ日本政府はこの法律を隠れみのに、意図的に
さいしょから立法の趣旨も、歯止めも無関係に、大規模な盗聴と監視を行おう
としているとみるべきかもしれない。また、盗聴の合法化が必要なのはたんに
隠れみのとしてだけではなく、通信事業者を合法的に巻きこみ、公然と莫大な
国家予算を使うことができるという大きなメリットがあることに注目する必要
がある。

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Ne! Kasxkonekto legxprojekto
toshimaru ogura
ogr@nsknet.or.jp
http://www.jca.apc.org/~toshi/
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 MARUYAMA K.  kaymaru@jca.apc.org
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