Mime-Version: 1.0
Date: Thu, 20 May 1999 01:18:41 +0900
To: aml@jca.apc.org
From: "MARUYAMA K." <kaymaru@jca.apc.org>
Subject: [keystone 1473] 戦争協力を許さないつどい・集会決議
Cc: keystone@jca.apc.org
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 1473
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

 昨日(19日)夕方、日比谷野音で今年3回目の「戦争協力を許さないつどい」が
行われました。今回は、沖縄・東京行動実行委員会との共催で、沖縄から37名の仲
間が参加しました。朝から降っていた雨も午後4時頃にはやみ、参加者は約2000
人。

 社民党から田議員、共産党から佐々木議員が国会報告。反戦地主など4人が沖縄か
らの報告を行い、宗教者たちの「平和を求める」集い実行委員会、全日本海員組合、
婦人民主クラブ、フィリピン学生同盟から連帯の挨拶がありました。

「許さん新ガイドライン・周辺事態法〜インターネット大集会
http://www.jca.ax.apc.org/~higa/anti-guideline/1/yell.html
の迫力には負けますが、集会後、エイサーを先頭に国会請願デモ。
 

 つぶそう! 新ガイドライン法案 とめよう!米軍用地特措法の再改悪
       5・19 戦争協力を許さないつどい

 集会アピールと沖縄・東京行動実行委員会のメッセージです。

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            集会アピール

 本日の集会は、新ガイドライン法案を廃案に追い込み、米軍用地特別措置法の再改
悪を限止するという、共通の目標を実現するため、沖縄・東京行動実行委員会ととも
に開催された。共闘は、急速に大きく広がりつつある。私たちは、この集会の画期的
な意義を、まず、ともに確認する。

 去る4月27日、衆議院で、新ガイドライン法案が強引に可決された。自民、自由
、公明3党の結託によるこの暴挙を、私たちは断じて許さない。小渕首相は、戦争法
案の衆院通過を手みやげに訪米したが、それは、平和を求める世界のすべての人びと
に対する、あからさまな挑戦だった。私たちは全身を突き抜ける怒りをもって、新ガ
イドライン法案を、参議院で廃案に追い込むことを、ともに誓う。

 米軍用地特措法の再改悪案は、475本の地方分権一括法案にまぎれこませるとい
う卑劣なやり方で、国会に上程された。これは、沖縄の反戦地主と自治体の抵抗を封
じ込め、全国の民有地を首相の裁決によって接収することを可能にする強権的違憲立
法である。私たちは、有事立法の先取りにほかならない米軍用地特措法・再改悪案の
限止に全力を尽くし、小渕政権のたくらみを必ず打ち砕く。

 今、私たちの頭上には、戦争の暗雲が、重苦しくのしかかりはじめている。去る3
月24日未明、「不審船の領海侵犯」を口実として、自衛隊は発足後はじめて武力を
行使した。その翌日、NATO(北大西洋条約機構)は、ユーゴスラビアに対する空爆を
開始した。これらの暴挙が、目前に迫った21世紀を戦争で汚すこにつながる危険を
、私たちは深く憂慮する。日本攻府が二度と武力を行使しないことを、NATOが空爆を
即時停止することを、私たちは強く要求する。

 私たちは、共通の目標を達成するため、最後まで努力をつづける。けっしてあきら
めない。戦争を憎み平和を求める人びとよ、ともに立ち上がろう。今なら、まだ間に
合う。だが、明日では確実に遅すぎる。

 1999年5月19日

    つぶそう!新ガイドライン法案 とめよう!米軍用地特借法の再改悪
         5・19戦争協力を許さないつどい  参加者一同

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       私たちは戦争協力を拒否する

       周辺事態法を廃案にしよう!

         有事より平和を

 今月十一日の参院「日米防衛協力のための新指針特別委員会」において、野呂田防
衛庁長官は「周辺事態法が成立すれば、地理的条件からも基地を多く有することから
も、沖縄が最も影響を受ける可能性が高いと思う」と発言しました。

 この発言は私たちに沖縄戦を思い起こさせます。住民の多くが日本軍の戦闘に巻き
込まれ戦場を遠げまどった揚句、四人に一人が生命を失いました。生き残った者たち
は、その体験から“軍隊は住民を守らない”ことを語り継いできました。

 長官の発言は、その歴史を反省することなく沖縄を再び「軍事要塞化」しようとす
る政府の本音が出たものてあり、再び沖縄を盾とし「捨て石」とするものであります

 全国の皆さん!

 歴史を正しく認識することによってこれから起こりうる未来を予測することかでき
ます。

 広島・長埼の悲惨さを忘れるな!

 二十三万名余が刻まれた「平和の礎」を忘れるな!

 戦争という人間性を失った愚かな行為を忘れるな!

 私たちに必要なのは有事を想定した論議でなく、いかに有事にならないかの論議で
はないでしょうか。そのことこそが日本・アジア、そして世界の平和への道につなか
るものと確信します。

 全国の皆さん!

 子々孫々のためにも「周辺事態法」という負の遺産を残してはなりません。民衆は
民衆と共に喜怒哀楽を共に分かち合う世界を、わたしたちの世代で残しましよう。

 私たちは、強く訴えます。

 「いつか来た道」への逆戻りを許さないためにも、「周辺事熊法」の廃案に向けて
共に起ちあがりましょう。

 沖縄・東京行動実行委員会

  権利と財産を守る軍用地主会(通称 反戦地主会)
  一坪反戦地主会、女性たちの会
  市民団体連絡協議会、一フィート運動の会
  沖縄民衆会議、平和をつくる琉球弧活動センター
 

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・日米新ガイドライン 周辺事態法 資料
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/Guideline/guidelines.html

・米軍用地特措法 再改悪 関連資料
http://www.jca.apc.org/~sei-u/hitotsubo_kanto/Tokusoho/Tokusoho.html

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 MARUYAMA K.  kaymaru@jca.apc.org
 2GO GREEN (JCA-NET)
 http://www.jca.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html



 
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