From: toru-tk@altavista.net (高橋  亨)
Date: Wed, 19 May 1999 00:21:48 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org, aml@jca.apc.org
Subject: [keystone 1464] Re: 自衛隊の暴挙について
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X-Sequence: keystone 1464
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

高橋亨です。

from [keystone 1434]:
>    ==================================================
>    〔3・24〕自衛隊の暴挙についての私の意見
>    ==================================================
>
>        発信者=井上澄夫(つくろう平和!練馬ネットワーク)
>        発信時=1999年5月11日
..snip..
>私が「日本海事変」と呼ぶこの事態は、まだよくわからないところがあると思います
>。政府の公表した事実のみが一人歩きしていますが、誰(誰)がどう動いてこういう
>ことを引き起こしたのか、という肝心の点は、隠されたままというべきではないでし
>ょうか。かつての「満州事変」のように、ずっとあとになって真相が明らかになると
>いう性質の事態であったと思います。いや、あの「事変」は、これから起こされる、
>もっと大きな謀略の一環かもしれず、ことを過去形で語るのは間違いかもしれません
>。計画はなお、どこかで(水面下で)続けられているかもしれず、次の「事変」はも
>う準備されているかもしれない。少なくとも、そのような警戒心を持って、内閣、防
>衛庁、海上保安庁などの動きを子細に観察すべきでしょう。
>  私は、謀略史観に傾斜することを自戒する者の一人ですが、自衛隊が軍隊である以
>上、いかなる謀略も戦術として駆使するということを強く意識しています。また、み
>んながそう思って警戒しないなら、危ないことになると思っています。

私も「ユダヤの陰謀」みたいなお笑いは信じませんが、自衛隊は旧軍の謀略体
質を色濃く受け継いでいるし、実際いろいろやっているだろう、と思います。

今回の「不審船」事件に関連して思い出されるのは、阪神淡路大震災の際に流
された次のようなデマです。

| 今回も非常用食料などの荷揚げのため、神戸港に接岸しようとする輸送
| 艦や護衛艦に、一部労働組合員が入港に反対、接岸場所の調整に手間取っ
| た。(読売新聞1995年1月19日付け朝刊)

この「誤報」は読売の他に共同通信、日本テレビ、TBS、テレビ朝日等でも
流され、「被災者救援に活躍する自衛隊とそれを妨害する頭の固い左翼」とい
う構図でさんざん利用されました。このデマの出所は海上自衛隊幕僚監部広報
室と推定されています[1]。

大震災で市民が苦しんでいるさなかに、その混乱に乗じてデマ情報を流す。人
命を手段としか考えないこの体質は関東大震災の頃から変わっていない、とさ
え言えるでしょう。それどころか、今回の騒ぎは、彼らが座して非常事態を待
つ段階から自分でそれを作り出す段階に「進化」したことを示しているのかも
しれません。厳に警戒が必要です。

あのときのデマのネタ元を知っているはずの読売や共同が、今回また何の疑い
もなく筋書き通りの大報道を繰り広げた、というのも情けない限りです。

[1] 朝日新聞1995年1月31日付け朝刊「震災報道」

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