Mime-Version: 1.0
Date: Tue, 20 Apr 1999 02:32:34 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 1337] [aml]ガイドライン反対全国ファックス通信37号
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 1337
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Subject: [aml 11885] ガイドライン反対FAX通信37号
 From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
 Date: Tue, 20 Apr 1999 00:37:20 +0900
 

こんにちは。小倉です。以下、定例のFAX通信です。下記の案内にもありますが、
配布は自由。無料ですが、是非カンパ、各地の運動情報をい寄せ下さい。

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   ∨∨ YY    YY YY   YY YY  ∨∨
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   |  YY   YYYYYYYYY  YY YY  |
   全国 YY  YY    YY YY  YY 通信
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   '97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
 リと郵送での購読料は半年間3千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
 開していますが、*是非カンパをお送りくださるよう*お願いいたします。
 下記の郵便振替口座をご利用ください。

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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国FAX通信【電子版】
No.37 1999年4月18日(月2回発行)

東京都千代田区三崎町3−1−1 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.ax.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
*バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●5月9日(日)10日(月)第4波全国共同行動へ!
  −−さらなる運動と交流の拡大を!
●時代はもう戦争、それでいいの?!
  NO! NO! 周辺事態法 5・9銀ぶらデモ&5・10国会行動」
●ていこうせん
●4月27日にも衆院で新ガイドライン法案採決の動き−−国会に向けた抗議行動
  の渦を!
●緊急国会請願デモ、議面行動へ!
●4.24〜4.25 小樽でじっくり語り合おう!
●【名古屋】連続して、新ガイドライン関連法案反対集会・デモが取り組まれる
●東京都が文書回答を確約−−都交渉報告
●地方分権整備に名を借りた「特措法」再改悪の動きに注目!
  4/1、9に沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが防衛施設局と交渉
●宗教者が国会前で座り込み
●自治体の戦争協力を許さない5・8中野デモ&集会へ
●沖縄ニュースクリップ 3/30〜4/17
●4・14 地方公聴会−−新ガイドラインを危惧する多くの声
●福岡で4月25日に集会
●5月3日 '99私と憲法のひろば
●4月17日に各地で周辺事態法案反対!
●各地集会・行動予定(4/20〜5/9)
●Fax通信・事務局からのお知らせ

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5月9日(日)10日(月)第4波全国共同行動へ!
  −−さらなる運動と交流の拡大を!

 4月16日の新聞に、公明党・改革クラブの日米防衛協力のためのガイドライン
関連法案に対する修正要求の全容が明らかになったとの記事がある。それは以下
の通りである。
 「(1)周辺事態に対応するための基本計画は原則、国会の事前承認とし、緊
急の場合、20日以内に事後承認を求める。(2)周辺事態終了後、詳細を国会に
報告する義務を法案に明記し、国会の求めに応じて中間報告する。(3)『日米
安保条約の枠内』であることを法案に明記する」。
 私たちの予測通りの、最悪の展開である。日本の軍隊が具体的に戦争を担うこ
と、アメリカ軍に「協力」しつつ、戦闘に参加すること、それ自体に反対するの
ではなくて、日本の戦争のできる国家体制化を認めてしまい、国会の事前承認(
緊急時は事後)の条件をつけるだけでいいのか。
 それなりの「修正」で議会で、与党は多数派になってしまう。戦争法案は衆議
院を、さらに参議院をも通ってしまう可能性が見えてきたのである。
 私たちは、この間、ほぼ連日「議員面会所」「議員会館」などでの集会や、ガ
イドライン関連法案を廃案へという立場を明らかにしている社民党、共産党の議
員の国会の中での反対のための活動にエールを送る活動を持続してきた。民主・
公明の議員への個別の働きかけの動きも積みあげてきた。
 まだまだ、あきらめるわけにはいかない。私たちは、<軍事力・武力によって
平和はつくりだせない>という原則をかかげて運動を走り続けてきた。
 NATO(北大西洋条約機構)軍のユーゴスラビアへの空爆は続いており、信
じられない数の難民が生みだされ、民族対立は、さらに激化している現実を前に
、NATO軍は、自分たちの軍事行動を「正義」と主張し続けている。
 こういう手前勝手な「正義」の戦争への協力(参戦)のための法案など、認め
るわけにはいかないのである。
 私たちは4月4日・5日に、「つぶそう! 周辺事態法」と呼びかけ第3波全
国共同行動を実現した。長崎の61323人の反ガイドライン署名(名古屋の署名も)
の提出。沖縄から小樽までの、各地の運動と交流。「顔の見える関係」の相互交
流は拡大している。そこで、私たちは第4波の全国共同行動を5月9日(日)、
10日(月)に決めた。
 原則的な反対行動をさらに拡大し抜く、全国共同行動へ、「銀ぶら」デモへ結
集を!
(事務局・天野)

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時代はもう戦争、それでいいの?!
  NO! NO! 周辺事態法 5・9銀ぶらデモ&5・10国会行動」

●5月9日(日)午後1時〜 集会(日比谷公園小音楽堂)。集会後「銀ぶらデ
  モ」
●午後4時から全国交流集会(日本キリスト教会館・4階)
●5月10日(月)昼間 国会行動
●呼びかけ=「つぶそう周辺事態法5/9・10全国共同行動」実行委員会
 連絡先:全国FAX通信、新しい反安保実3(電話/Fax:03-3368-3110)

●参加・賛同:個人1口1000円、団体1口3000円
 郵信振替00190-7-11558 新ガイドラインに反対する行動

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ていこうせん

 元・全共闘、現在はイタリアの大学で数学を教えている友人から、Fax通信
ならぬ古風な航空郵便が届いた。60年前、ナチス・ドイツの空軍がセルビアを空
爆したが、その同じドイツ空軍がいま同じ土地を爆撃していることに注意を喚起
しよう、という呼びかけである。ドイツでは、帝制時代(プロイセン軍国主義)
からヴァイマル共和国、ナチス第三帝国、そして現在まで、軍隊は「国防軍」と
称し、その原語は直訳すれば「自衛隊」である。現在北米合州国の手下としてN
ATOが行なっていることは、「新ガイドライン」が制定された暁に日本の国防
軍が実行する犯罪を、そっくりそのままやってみせているのだ。「難民」を「64
人以上」も(人数の多少は本来、問題ではないが)「誤爆」しておいて、「遺憾
の意」で済ませる神経(?!)の持主が、やりたい放題をしていられるこの世界
が、「ソ連崩壊」後の現実であることを、同志スターリンはどう見ているのだろ
うか?(非)

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4月27日にも衆院で新ガイドライン法案採決の動き−−国会に向けた抗議行動の
渦を!

 4月29日からの小渕首相訪米以前に、新ガイドライン関連法案を衆議院で成立
させるという政府・与党のスケジュールは、ほぼ現実のものになりそうである。
 4月19日から始まる週で、20日、22日、23日に新ガイドライン特別委員会の一
般審議が予定されており、21日には中央公聴会が行われることになっている。
 そして23日ないし26日に新ガイドライン関連法案の特別委員会採択に持ち込み
、27日の衆議院本会議で可決させたい、というのが政府・与党の意向である。
 13日の特別委員会の理事会では、共産党、社民党の反対の中で21日の中央公聴
会開催が承認され、あわせて与党と民主、公明両党の間で法案の修正協議に入る
ことが合意された。参院での可決・成立のためには少なくとも公明党、できれば
民主党の賛同を取り付けることが必要であり、すでに与党の側は「安保条約の目
的の範囲内」という規定を入れるとか、領域外への自衛隊の出動についての国会
承認といったところで、修正に応じる意向を示している。
 私たちは、こうした緊迫した情勢の中で、委員会開催日の議員面会所での集会
だけではなく、16日(金)、26日(月)両日に緊急の国会請願デモを入れること
にした(午後6時半に社会文化会館。7時デモ出発。主催は「4・15戦争協力を
許さないつどい」実行委員会。なお「通すな、つぶせ! 新ガイドライン法案 
4・15戦争協力を許さないつどい」は、約2000名の結集で国会への請願行動を行
った。そして16日の請願デモも連日行動として貫徹された)。また4月21日(水
)、23日(金)にも午後5時半から衆議院議員面会所で集会をセットする。とり
わけ23日の議面集会に全力で参加することを呼びかけたい。
 連休明けには舞台を参議院に移して審議が行われるが、参議院の攻防に向けて
5月9日、10日の両日には、4月4日、5日につづいて全国共同行動を行うこと
が確認されている(「時代はもう戦争、それでいいの?! NO! NO! 周
辺事態法 5・9銀ぶらデモ&5・10国会行動」。9日は午後1時から日比谷公
園小音楽堂で集会、その後銀座デモ。夕方からは全国交流集会)。「戦争を許さ
ないつどい」の方も、5月19日(水)に日比谷野外音楽堂での集会・デモを企画
している。
 いずれにせよ、この一カ月が新ガイドライン関連法案をストップさせる決定的
なヤマ場である。お疲れでしょうが、全力を出し切って次の展望をたぐりよせま
しょう。(事務局・国富)

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緊急国会請願デモ、議面行動へ!

 4月21日(水)午後5時半〜 衆議院議員面会所(地下鉄・国会議事堂前下車)
●集中行動日
 4月23日(金)午後5時半〜 衆議院議員面会所
 4月26日(月)午後5時半〜 衆議院議員面会所
   同日   午後6時半〜 社会文化会館前集合、国会デモへ!
●呼びかけ:「4・15戦争協力を許さないつどい」実行委員会
●連絡先:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)/憲法を生かす
会(03-3226-8765)/’97ガイドライン安保・有事法に反対する全国FAX通信
/戦争への道を許さない女たちの連絡会(03-3816-2057)

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4.24〜4.25 小樽でじっくり語り合おう!

 小樽の「米空母に反対する市民の会」は、今後の市民運動の展望を新たにひら
くため、函館、苫小牧、室蘭、江別、札幌などからの参加者とともに、また韓桂
玉さんを囲んで、報告集会・合宿などを行うことにしました。ぜひ、参加を。
【報告と話し合い】24日13:00〜16:30/場所*小樽市生涯学習プラザ・レピオ/
問題提起*「朝鮮戦争と日本」韓桂玉(大阪経済法科大学客員教授)/報告*「
無防備都市への道」(斎藤けい子・苫小牧)、「非核港湾条例制定に向かって」
(大場一雄・函館)、「室蘭平和都市宣言について」(富盛保枝・室蘭)、「『
インディペンデンス』入港反対闘争以後の市民運動」(小林寛子・小樽)/500円
【交流会】24日18:30〜21:00/場所*小樽港湾労働者福祉センター/300円/宿泊
者は20日までに連絡を(3000円+150円)
【小樽現地調査】25日9:00〜12:00/朝鮮人労働者飯場跡、特攻艇基地トンネル跡
など
【講演会】25日13:00〜16:30/場所*小樽市生涯学習プラザ・レピオ/講演*「
在日朝鮮人からみた新ガイドライン」韓桂玉/定例会、まとめの話し合いなど/
500円
【連絡先】米空母に反対する市民の会(TEL/FAX 0134-22-3395 佐藤正人)

 なお、市民の会では、小樽市長、道知事、道議会議員選挙候補者への公開質問
を行った。内容は(1)新ガイドラインおよび関連法案への賛否、(2)協力要
請の受け入れの賛否、(3)米軍艦船の小樽入港の可否、(4)核兵器不搭載証
明についての4項目。詳しい内容・結果については市民の会・小林(TEL/FAX 0
134-62-5274)まで。

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【名古屋】連続して、新ガイドライン関連法案反対集会・デモが取り組まれる

 3月21日、当日はあいにくの雨模様で、屋外での集会をあきらめ、急遽場所を
変更して「沖縄の基地をなくそう! 周辺事態法案を廃案にしよう! 3.21ピ
ースアクション」を行った。オープニングのエイサー・サムルノリに続いて三重
で反対運動を取り組む宮西さんや浜松のNO! AWACSの会の竹内さん、そして地元愛
知からは市民平和訴訟・なごやの磯貝さん、全国戦災傷害者連絡会の杉山さん、
前沖縄県人会連合会会長の渡久地さん、在日朝鮮人の李誠姫さん、イースターピ
ースアクション実行委員会の島田さんから連帯のあいさつがあり、沖縄からメー
ンスピーカーの基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の桑江テル子さんが「
〜憲法はかなりの部分虫食い状態になっている。95年の少女暴行事件以来沖縄は
本質的に何も変わっていない。〜女たちは常に武器によらない国際関係を訴えて
きた。新ガイドライン関連法案の廃案に向けもっと運動を強めていきましょう」
と力強いアピールがあった。東京・関西・神奈川の各地からのメッセージを読み
上げ、雨のやんだ栄周辺のデモに出発した。参加者120人。
 これに引き続いて、4月3日、YWCAが中心に呼びかけた、イースターピースア
クションが行われた。歌、寸劇、パネル、トーク等々ユニークな集会とデモで道
行く人たちに反対を訴えた。参加者延べ200人。
 国会上程から2年あまり、ことの重要性にもかかわらずなかなか盛り上がらな
かったが、遅まきながら各団体が取り上げ始めた。4月3日に続いて17日(土)
には女性たちが中心で集会・デモが企画されているし、3.21ピースアクション
の第三段を4月18日(日)午後1時半から集会・デモを行う。
 4月の4・5日の東京での「つぶそう!周辺事態法」の行動にも参加し、月1
回街頭行動で集めた署名の第2次分も提出した。今後も、国会議員への働きかけ
、県への再質問状の提出、小牧基地自衛隊員への働きかけも計画しています。
(山本みはぎ/不戦へのネットワーク)
☆4.18ピースアクションへの参加・賛同をお願い致します。
 振込先 00850-2-87541「ピースアクション」
 賛同費 個人1口1000円、団体1口2000円
 TEL/FAX*052-881-3573(不戦へのネットワーク)

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東京都が文書回答を確約−−都交渉報告

 私達19団体、11個人(4月12日現在)は、東京都青島知事に対して、「周辺事
態法に基づく東京都の『協力』に関する質問書」を3月4日に提出した。
 その際対応した知事室副参事(課長)細野友希は、気軽に文書回答に応じると
確約したものの、政策報道室政策調整部基地担当副参事の角田由理子は文書回答
を拒否してきた。
 都の文書回答拒否の理由(3月30日)は、聞き捨てならないものだった。曰く
「法案は、現在国会審議中であり、最終的にどのようなものになるかわからない
」「質問には意味の分からないものもある。想定に基づいた質問には答えられな
い」等。
 この期に及んでも都は「国待ちの姿勢」であり、地方自治を放棄しようとして
いるのだ。
 やむなく私達は、佐々木克己政策報道室長に宛てた文書を提出し、重ねて文書
回答を求めた(4月13日)。私達に直接対応した角田副参事は、「皆さんが知事
名での文書回答を求めていたようだったので……」と巧妙に問題の本質をずらそ
うとした。
 しかし都はやっと課長名での文書回答に応じると言ってきた(4月16日)。こ
れで私達は、都交渉の入り口に立てるが、国会審議との競争になることは必至だ。
 私達は石原新知事への要求書を提出するなど広範な世論形成を図りたい。
(山本英夫/東京都の戦争協力を認めない市民グループ)

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地方分権整備に名を借りた「特措法」再改悪の動きに注目!
  4/1、9に沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが防衛施設局と交渉

 2年前、政府は米軍に供する土地の使用期限切れをにらんで「米軍用地特措法
」の一部改定を国会に図った。その狙いは暫定使用といわれる、土地の継続使用
であり、却下裁決が出ても那覇防衛施設局が建設省へ不服審査を請求すれば審査
中は使えるというものである。当時は収用委員会が裁決を出すために公開審理を
開いており、地主からルール違反であると厳しく批判された。自民党と自由党の
手打ちによって国会を通過した改正案により今日まで土地提供に何ら支障は起き
ていない。
 今、再び改定する狙いは何か? 関東ブロックでは、その真意を確かめるため
2回に亘って港区六本木の防衛施設庁を訪れた。9日は沖縄から池原秀明反戦地
主も参加。3名の担当者を相手に、なぜ新たな改定が必要なのか? 新規の使用
・収用は何を想定しているのか? について回答を求めた。それに対して「地方
分権推進委員会の勧告に沿って整備された法案では、代理署名や公告縦覧手続き
において当該市町村長及び知事が苦しい立場に置かれることがないように国の直
接執行事務とした。しかし従前通り収用委員会で地主の意見を聞く場は保障され
ており大幅には変らない。新規の使用・収用は何も想定していない。」との返事
であった。冗談ではない! 97年の推進委によるヒアリングで沖縄は苦しい立場
に置かれようとも地方が係わる手続を残すことを強く求めており、何よりも困難
な選択を強いているのが他ならぬ防衛施設庁ではないか。さらに当初収用委によ
る審議必要なしとした施設庁案が非難を浴びた経過を経て今回の法定受託事務と
することに落着したのである。おまけに“2ヵ月以内に裁決を出さないと首相が
代行裁決する”に至っては骨抜きどころか脅しに他ならない。
 担当者の一人が思わずもらした「チャンスですから」の一言が本音を語ってい
る。既存土地の永続的使用に加えて新規の土地使用に備え、水ももらさぬ万全の
法整備を行なおうとしている。新ガイドラインの法制化に沿った米軍への後方支
援を射程に入れたあらゆる場合を想定していることはほぼ間違いない。
 こんな重大な法改定を地方分権整備の名を借りて475案件に紛れ込ませ、一括法
案として通そうとしている。全国の皆さん、ぜひとも今回再改悪の狙いに注目し
て頂きたい。
(野口裕子/沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)

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宗教者が国会前で座り込み

 新ガイドラインと有事法制化に反対する宗教者たちの平和を求める集い実行委
員会では、3/26に開かれた特別委員会に合わせ3/23〜26日、国会前の祈りの
座り込みを行った。日本山妙法寺の人々を中心に、毎日20〜30名がリレーで座り
込んだ。日本山妙法寺の太鼓の響きに心を合わせながら、ある牧師はハンストし
、またある者は黙々と座った。座り込んだ衆議院第1議員会館前を、国会議員の
秘書が通る。会釈で連帯を表現する者もあれば、唾をはいて足早に行く者もいる。
 そして4/12〜16日の第2回目の座り込みを終えた後、フィリピンでVFA(米軍
一時駐留協定)に反対し活動しているシンガーソング・ライターのレイさんを迎
え、歌と祈りのピース・コンサートを行う。皆さんの参加をお待ちしている。

宗教者たちの「平和を求める」集いPART3
ピース・コンサート −−平和の祈りを歌声にのせて
日時:4月19日(月)6:30〜 
会場:東京ウィメンズプラザホール(表参道、国連大学横)
入場料:500円
プログラム:発言−−新ガイドラインとVFA/レイさんの歌と語り/祈りと歌
集い終了後、キャンドルをもって平和行進を予定。

主催:宗教者たちの「平和を求める」集い実行委員会
   (事務局:日本キリスト教協議会 TEL 03−3203−0372)

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自治体の戦争協力を許さない5・8中野デモ&集会へ

 私達「新ガイドラインに反対する!中野」は、4月5日に2回目の区長への質
問書を提出したが、回答は1回目と全く同じものであった。曰く「現在国会審議
中であるので回答できない……云々」。そこで、4月22日(木)午後7時より、
担当者との懇談会を開く。場所は中野区役所企画部部長室。ぜひ参加を!
 また、区議立候補者への新ガイドラインに関する公開アンケートも実施中、結
果がわかりしだい報告する。
 そして、5月8日には、「自治体の戦争協力を許すな! 新ガイドラインに反
対する! 中野デモ&集会」を行なう。集会では、中野区での自治体交渉に加え
、東京都との交渉、三多摩各地の自治体交渉など、各地で取り組まれている自治
体交渉の報告と交流を行なう予定。

5・8中野デモ&集会
デモ●16時、中野薬師公園集合
集会●18時、中野区商工会館
発言●井上澄夫(つくろう平和!練馬ネットワーク)
   市村 薫(海外派兵に異議あり!中野ムーブ)
   新ガイドラインに反対する三多摩連絡会 ※その他交渉中
主催●新ガイドラインに反対する!中野(連絡先:03-5380-3172 三好 03-5330-
2872 小野)
協賛●東京都の戦争協力を許さないグループ

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沖縄ニュースクリップ 3/30〜4/17

【3月30日】金武町議会の三月定例会の最終本会議で、米軍楚辺通信所(象のオ
リ)の町内移設を条件付きで進めるよう求めた町商工会提出の陳情を賛成多数で
採択。
【3月31日】那覇軍港の浦添移設問題で、浦添市が独自に軍民共用港案を策定し
ていたことが分かった、と沖縄タイムス。宮城健一市長が現在主張している軍港
機能の一部移設ではなく、軍港そのままを移設する案だという。▼野呂田芳成防
衛庁長官が、1998年度末になって金武町、伊江村が相次いで施設や訓練の移転を
受け入れたことを高く評価、移設を受け入れた市町村へのSACO交付金の交付
に前向きに取り組んでいくとした。
【4月1日】那覇市と那覇軍用地等地主会が、那覇軍港の跡地利用を含めた移設
問題について定期的に話し合うことになった、と沖縄タイムス。那覇軍港の浦添
地先の移設の動きが具体化しているのを受けたもの。
【4月2日】辺野古活性化促進協議会が、沖縄県の親川盛一知事公室長を訪ね、
普天間飛行場の代替施設として、キャンプ・シュワブに隣接した埋め立て案を検
討するよう要請。4日付の沖縄タイムスは「沖縄本島中北部の各地から『誘致』
の動きが出てきている」と報道。
【4月5日】北部訓練場内のヘリパッド7カ所の移設する問題で、日本応用動物
昆虫学会の中村和雄沖縄大学教授らが県庁内で記者会見し「貴重な動植物が滅び
る可能性があるので、基地建設を見直してほしい」と訴えた。
【4月6日】米軍嘉手納飛行場から派生する航空機騒音が昨年度、嘉手納町屋良
地域や同町役場付近で若干減少したものの、西側の同町兼久・水釜地域で増加し
ていたことが、同町基地渉外課の統計で分かった、と沖縄タイムス。多いときで
前年度比二倍近くに上るという。
【4月7日】勝連町議会が臨時議会を開き、「米軍普天間飛行場返還に伴う代替
ヘリポート誘致建設について反対を求める決議」を賛成多数で可決。▼浦添市議
会の野党・公明党議員でつくる要請団一行が、首相官邸や沖縄開発庁などを訪れ
、那覇軍港機能の浦添地先への移設を盛り込んだ「浦添市西海岸開発事業」の早
期実現を要請。
【4月8日】在沖米陸軍特殊部隊などが、伊江島補助飛行場でパラシュート降下
訓練を実施。
【4月12日】普天間代替施設の名護市への誘致によって振興開発を目指す「軍民
共用空港を考える市民の会」が、名護市民会館で市民講座「沖縄の夜明けは、名
護市から」を開いた。約250人が参加した。
【4月13日】「戦争協力法・ガイドライン法案の廃案をめざす県民大会」(主催
・同実行委員会)が那覇市内で。8000人が参加。▼在沖海兵隊が、テロリストか
らの攻撃などを想定した特別防災訓練を開始。国防総省と海兵隊が世界中の基地
に義務付けた訓練の一環で、県下の海兵隊の全基地で厳重な警備態勢が敷かれて
いる。15日まで。
【4月17日】在沖米陸軍第一特殊部隊や海兵隊、空軍の空挺隊員によるパラシュ
ート降下訓練が嘉手納飛行場で実施。6回にわたり、計100人が降下した。嘉手納
飛行場を使った降下訓練は本土復帰後2度目。

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4・14 地方公聴会−−新ガイドラインを危惧する多くの声

 4月14日、福岡、福井、函館で新ガイドライン関連法案に関する地方公聴会が開
かれた。これに対して、先に4月4、5日の全国共同行動にも参加した「新ガイ
ドラインに異議あり! 北九州行動会議」では、福岡での公聴会に際して、会場
前で新ガイドラインに対する抗議の意志表示を行うとの情報が寄せられている。
 また前号(第36号)で紹介した「ピースデポ(平和資料協同組合)・ガイドラ
イン法案プロジェクトチーム」が発行する「自治体と市民のための『ガイドライ
ン法案』速報」第8号には、この公聴会での発言がいくつか掲載されている。
●同「速報」については、ピースデポ(電話:045-563-5101/FAX:045-563-
9907)に問い合わせを。

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福岡で4月25日に集会

 「平和は武力では築けない。人に人への信頼を。平和は積極的につくるもの。
福岡市にできること、それは近隣諸国との友好を証すること。非核・平和都市宣
言は平和に繋がる積極策。神戸方式に習いながらわたしたちができること、する
ことを話し合いましょう。」(以上、集会案内より引用)

●集会:福岡市も非核・平和都市宣言を
●日時:4月25日(日)午後2時〜4時
●場所:福岡県農民会館(中央区今泉)
●講演:石川捷治さん(九州大学法学部)
●主催:「ガイドラインに反対する」ネットワーク
●詳細については同ネットワーク(電話/FAX:092-553-0358)までお問い合
わせを。

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5月3日 '99私と憲法のひろば

 「許しません! ガイドライン安保周辺事態法による憲法の空洞化・国会への
憲法調査委員会設置」として、「’99私と憲法のひろば」が開催される。

●’99私と憲法のひろば
●日時:5月3日(月・休)
●場所:江戸東京博物館ホール(総武線両国駅西口徒歩3分)
●第一部:13:15 開場、講演:新崎盛暉(沖縄大学)、音楽:東京都交響楽団
メンバーによる「鳥のうた」ほか、など
●第二部:16:15〜17:00、「許すな! 憲法改悪・市民連絡会」発足のつどい
●参加費:500円
●主催:同実行委
●連絡先:21世紀につなぐ憲法50周年運動(電話:03-3221-4668)ほか

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4月17日に各地で周辺事態法案反対!

【鹿児島】4月17日(土)に鹿児島県文化センターで「『STOP!周辺事態法
案』を考える市民の集い」が開かれた。主催は「『STOP!周辺事態法案』を
考える鹿児島平和ネットワーク」。同ネットワークでは、県議選立候補者への「
周辺事態法案」についてのアンケート結果も近々公表する予定で、「周辺事態法
案はいらない・戦争はいやだ」というステッカーも作成中。
●連絡先:同ネットワーク事務局(電話&FAX:0944-63-4376)

【大阪】中之島剣先公園で「周辺事態法を廃案へ! 衆議院採決を許すな! 戦
争協力をしないさせない4.17市民集会」とデモ行進(主催:「周辺事態法を廃
案へ!」実行委)が約800人の結集で行われた。

【東京】中国帰還者連絡会、日中友好元軍人の会、日本戦没学生記念会、不戦兵
士・市民の会、平和遺族会全国連絡会の共催で「このままでは、死んでも死にき
れない/『日米新ガイドライン関連法案』に反対する5団体の共同行動−−15人
の老元兵士らが訴える大講演会(リレートーク)が渋谷で開かれた。

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各地集会・行動予定(4/20〜5/9)

4月20日(火)新ガイドライン関連法案を考える 時間*18:00〜/場所*弁護
士会館(丸の内線霞ヶ関駅ほか)2階講堂(クレオ)A/パネリスト*自民党以
外の5政党の国会議員、山内敏弘/主催*東京弁護士会(03-3581-2207)
4月21日(水)、23日(金)国会議面行動→1面
4月24日(土)戦争をする社会 ベトナム戦争後のアメリカ 時間*14:00〜/
場所*立川中央公民館/お話*ダグラス・ラミス(津田塾大学)/主催*市民の
ひろば・憲法の会(042-535-1339 きど)/28日〜5月3日、同公民館ロビーに
て、周辺事態法やイラクの劣化ウラン弾被害に関する展示あり
■軍港・ガイドラインいらないうまんちゅTalk&Mini Live 時間
*4月24日(土)18:00〜/場所*シニアワーク東京(総武線・東西線飯田橋駅
)/出演*まよなかしんや、高江洲あやの(うまんちゅネット)/700円/主催*
基地はいらない御万人(うまんちゅ)ネット(090-4022-9337 山本)
■米空母に反対する市民の会・講演会/交流合宿→2面参照
4月25日(日)周辺事態法を廃案に!集会・デモ 時間*13:00〜/場所*井の
頭公園野外ステージ(吉祥寺駅)/主催*新ガイドラインに反対する三多摩連絡
会(042-525-9036 立川自衛隊監視テント村)
■とめよう!新ガイドライン法案4.25行動 時間*13:00〜/場所*大田区民セ
ンター(京浜東北線蒲田駅)/羽田空港の軍事利用についてなど/集会後パレー
ド/よびかけ*ストップ!海外派兵大田共同行動(03-5736-0755 石川)
■米空母に反対する会・講演会→2面参照
■福岡市も非核・平和都市宣言を→左欄参照
4月26日(月)国会議面行動+デモ→1面
4月28日(水)命どぅ宝・平和世コンサート9 未来をひらく歌を! 時間*18
:00〜/場所*上野水上音楽堂(御徒町駅)/出演*寿、垣花暁子、まよなかし
んや/前売2500円、当日3000円(1ドリンク付)/主催*命どぅ宝ネットワーク
(03-3905-1579)
■「日の丸・君が代」の国旗・国家法制化に反対する4.28三多摩集会 時間*18
:00〜/場所*小金井公会堂(中央線武蔵小金井駅南口7分)/広島、東京など
からの報告/無料/主催*同実行委/連絡先*042-525-9036(岩下・テント村)
ほか
4月29日(木・休)「日の丸・君が代」法制化を許すな! 時間*13:30〜/場
所*渋谷勤労福祉会館(山手線渋谷駅ほか7分)/発言*北村小夜(元教員)/
主催*同実行委/連絡先*日本基督教団靖国・天皇制問題情報センター(03-320
5-7363)
■「教えられなかった戦争・沖縄編」上映会 時間*18:30〜/場所*世田谷区
総合福祉センター(小田急線豪徳寺駅)/300円/主催*世田谷市民運動いち(0
3-3706-7204)
■歴史は誰のものか 時間*13:00〜/場所*シニアワーク東京(総武線・東西
線飯田橋駅)/講演*弓削達ほか/元軍人の証言/500円/主催*歴史の事実を視
つめる会(0426-44-3140 前田)
5月3日(月・休)’99私と憲法のひろば→左欄参照
■戦争放棄か戦争協力か、私たちはどちらを選ぶのか 時間*13:00〜/場所*
立川中央公民館/講演*小田実/主催*市民のひろば・憲法の会(042-535-1339
 きど)
5月7日(金)李政美コンサート99 時間*18:30〜/場所*かつしかシンフォ
ニーヒルズ(京成青砥駅5分)/ゲスト*知念良吉/当日3500円、前売3000円/
主催*アジアート(FAX03-3608-4605)、琉球ネシア企画/問い合わせ*オフ
ィスとんがらし(03-5670-4585)
5月8日(土)中野デモ→2面参照
5月9日(日)時代はもう戦争、それでいいの?! NO! NO! 周辺事態
法5・9銀ぶらデモ(および翌10日の国会行動)→1面参照
■奪われた土地の履歴書 時間*13:00〜/場所*綾瀬市寺尾いずみ会館/主催
*厚木基地を考える会(0467-77-5706 矢野)

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Fax通信・事務局からのお知らせ

★国会も含めて緊迫した状況が続いています。事務局では最低限、周辺事態法案
の国会での決着までは、この通信を継続するとの申し合せとなりました。とりあ
えず第3期終了後も、期間を決めないままで走り続けることとなります。
★これにともなって財政も厳しくなってまいりました。今後どの程度発行するか
も決らないところで心苦しいのですが、皆様のカンパをどうかよろしくお願いい
たします。
★すでに第4期相当分の購読費をいただいている方の宛名ラベルには(4)マー
クが付いています。
★今後送付が不要な方は事務局まで御一報を。
★また、第3期の会費未納の方は、ご送金をよろしくお願いいたします。講読費
とカンパはこちらへ!
郵便振替:00110-4-408708「全国Fax通信」
★領収証の必要な方はご連絡を。
(事務局)

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toshimaru ogura
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