From: "Rentai" <rentai@labyrinth.net>
To: <keystone@jca.ax.apc.org>
Subject: [keystone 1291] 在韓米軍と性産業のドキュメンタリー・フィルム
Date: Fri, 9 Apr 1999 12:50:24 -0400
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THE WOMEN OUTSIDE

在韓米軍のための性産業に従事してきた
女性たちが
沈黙を破り、初めてカメラの前で語ります。

「 過去40年の間に韓国にある99の米軍基地の周りに存在する
バーやクラブ、売春専門店などで性の商品として働いてきた韓国
人女性の数は100万人を超えます。彼女たちはどちらの政府から
も公的に認知されること無く、月々250米ドル(20万ウォン)の
僅かな給料で、食費と家賃を払うことで精いっぱいの暮らしを強いら
れています。貧しい家庭から少しでもまともな暮らしを求めて基地の
街に出稼ぎに行く彼女たちは結局性産業に従事することになり、
そこから逃れられないシステムの中に組み込まれて行くのです。
ドキュメンタリー・THE WOMEN OUTSIDE は 軍事政策、死活経済、
地政的国策の中で女性が負わされる役割といった問題を
浮き彫りにします。

性産業に勤める韓国女性の中には米兵と結婚し、アメリカでの
新しい生活を夢見る人もいますが、アメリカ本国では人種差別、
反移民感情、異文化、韓国系アメリカ人社会からの拒絶など、
多くの苦労が待ち構えているのです。米兵との結婚の8割が
離婚に終わるという事実が、彼女たちの苦労を物語っています。

1992年、性産業従事者であったユーンカムイはキャンプケーシーに
配属されていたケニス・マークルに殺害されました。この事件に対し、
韓国女性たちは大規模な抗議行動キャンペーンを繰り広げました。
その結果、この事件は韓国刑事裁判所が米兵を裁く初のケースと
なったのです。 その後、マークルの刑は終身刑から15年となっています。
(韓国国民の怒りを静めるための取り引き劇だったのでしょうか。)
 ドキュメンタリーは数人の女性に焦点をあてた形で構成されていますが、
製作者の一人によると、これらの女性たちが話をしてくれるまでに何ヶ月
もかかったといいます。製作者は日系三世のJ・T・Takagi と 韓国系一世
のHye・Jung・Parkの二人の女性です。

軍隊と女性の関係を研究する米・クラーク大学の教授、シンシア・エンローは
次のように語っています。「高性能の兵器と同じように、軍事基地のまわりに
存在する性産業とその役割については、両国政府は十分協議し、認識して
いるのです。性産業は自然に存在するものではないのです。」その証拠の
ひとつとして、韓国政府と米軍間の取り決めによって、韓国の性産業に勤める
女性たちは二週間に一度の性病検査と定期的なHIV検査を義務づけられて
いるにもかかわらず、米兵にその義務は無いのです。」《以上(カッコ)以外訳》
たしか日本でも、米軍調査団が寄港する港周辺の性産業スポットを確かめて
まわりました。

さて、このノン・フィクション・映画は1999年7月16日、米国東海岸時間の夜
10時にPBSで放送の予定です。安倍 rentai@labyrinth.net も録画しますので、
ご希望の方には先着3名様までダビングしたテープをお送りいたします。
それともこれは既に日本では公開されているのか、公開予定なのでしょうか。
詳しくは
Contact: Juliet Brenegar, Diane Rostyak 212-989-7425
E-mail: brenegar@pov.org or rostyak@pov.org へ、直接連絡なさってください。



 
  • 1998年     3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
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