Date: Sun, 14 Mar 1999 07:12:47 +0900
From: Masahiko Aoki <btree@pop11.odn.ne.jp>
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Subject: [keystone 1179] 米軍相模補給廠にPCB
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 神奈川県相模原補給廠でPCBが大量に保管されていることを米軍が認めた(「星
条旗新聞」のなかで)。その記事の翻訳です。「リムピース」のホームページ
http://www.rimpeace.or.jp/jrp/riku/pcb/Pcbdepot.htm
から、依頼を受けて転載します。
 上記ホームページには「証拠写真」も掲載されています。

−−−−−−−−−−−以下転載−−−−−−−
米軍は相模補給廠からカナダにPCBを運び出す

99年3月3日付け星条旗新聞より

リチャード・レスラー東京支局長

東京発

 米軍相模補給廠から2年分の有害化学物質(廃棄物)(大多数は日本製の電気
関連の部品)が、カナダの廃棄施設に間もなく送られる、と米軍当局者が語った。
廃棄物はPCBを含んでいる。アメリカ環境保護局によれば、PCBは発がん性
を持った化合物だ。PCB含有物は、過去には電気関係の絶縁物として広く使わ
れていたが、1979年に禁止された。相模補給廠でPCBが取り扱われている
ことに懸念を表明していた相模原市議は、汚染物質が撤去されることは喜ばしい、
と述べた。「私はPCBは米国に運ばれるべきだと思う。しかしカナダの業者が
処理するならば、それはそれでいいことだ」と金子豊貴男相模原市議は語ってい
る。
「私の主要な関心事は、これらの有害物質が安全に保管されることだ」東京近辺
の5つの大きな米軍基地から出る余剰軍事物資や廃棄物、それに沖縄の米軍基地
から運ばれる有害廃棄物を処分する事が、相模補給廠の任務の一つだ。PCBを
含む物品のほとんどは、米軍基地の中の日本が造った建物から取り外されたトラ
ンスだ、と相模補給廠のDRMOチーフのエドワード・コプシック氏は言ってい
る。DRMOは不要物の廃棄を担当している。月を追うごとに、古いトランスや
PCB含有のオイル、その他の部品が倉庫に満たされていく。間もなくもっと増
えるだろう。トランスやPCB廃棄物入りの85ガロンのドラム缶100個が、
横須賀米海軍基地から相模補給廠に運ばれる予定だ。廃棄物の心配をした相模原
市議会が、最近日本の防衛当局に、廃棄物が正しく取り扱われて、正しく廃棄さ
れているのかどうか調査を求めた。「米軍は、危険物の情報をもっと地方自治体
に通告すべきだ。さもないと住民は不安になる」と金子市議は語っている。

 この3年のうちに、沖縄の嘉手納基地、キャンプ・フォスター、キャンプ・キ
ンザーの周りに住む日本人や、グアムの元海軍発電所の周辺の住民が、これらの
基地のPCB廃棄物を懸念する声を上げている。佐世保基地の近くの造船会社は、
基地周辺のPCBの土壌汚染は基地が原因だ、と言っている。しかし、日本の調
査では基地と汚染はリンクされていない。米軍が扱うPCBの量がどのくらいな
のかは、はっきりしていない。過去に星条旗新聞が質問したPCBがらみの問い
に、在日米軍は答えていない。相模補給廠に関しては、貯蔵されているPCB廃
棄物の3分の2は、一ヵ月以内に運び出される、と在日米陸軍広報部次長のクレ
イグ・スノー大尉は語った。PCBの廃棄に関する事情はは極めて複雑だ、とコ
プシックは言っている。ほとんどの汚染物が日本製なのに、この国には正規の処
分場が一つもない。最近まで、この問題に対する解決策は、廃棄物を米国に運ん
で処理することだった。しかし最近法律が変わり、他国のPCB廃棄物を米国に
持ち込めなくなった。コプシックが言うには、相模補給廠内の462個のPCB
入りの容器の群れ(大型トランスもしくは85ガロンドラム缶)のうち、米国か
ら来たものは10個に過ぎない。積み出しは米国の法律や国際法に従って行われ
る、とコプシックは言っている。日本、米国、カナダの政府は、廃棄物の取扱と
移動を承認している。オイルと小さなトランスは55ガロンドラム缶に詰められ、
さらに85ガロンドラム缶の中に入れられる。「複雑でハイテクな技術だ。我々
は樽を2つ背中にかついだ、古き良き時代の人達とは違う」とコプシックは語っ
た。しかし、相模補給廠に保管されているPCB廃棄物は環境に有害ではないと
彼は言った。コンクリートの床の倉庫に保管されていて、万一一つの容器が壊れ
たとしても、土壌や地下水を汚染することはない。
「全く安全だ。俺のキャリアを賭けてもいい」とコプシックは言っている。(こ
の記事には、マユミ・ヤマモトとノリオ・ムロイが貢献している)

 編集部より一言                 金子相模原市議が、相模補給廠内の倉庫に付
けられた「PCB保管場所」の看板の写真をもとに、記者会見して、PCBの保
管状況の調査を相模原市に要求した。これに対する米軍の反応が、この星条旗新
聞の記事になっている。この記事は、Stripes On Line の3月 3日のページに載
っている。だけど、星条旗新聞の編集部さん。KANEDAじゃないよ、KAN
EKOだよ!                                     (99.3.9追記)  ミススペリ
ングについて、星条旗新聞東京支局長から丁重なおわびのメールが来た後、紙面
に訂正が打たれたことを付記します。

−−−−−−−−ここまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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     Masahiko Aoki
     青木雅彦
     btree@pop11.odn.ne.jp
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