Mime-Version: 1.0
Date: Mon, 15 Feb 1999 18:57:39 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 1095] [aml]2.14新ガイドライン反対デモ(東京)の報告
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 1095
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Sun, 14 Feb 1999 23:49:23 +0900 (JST)
 From: YOSHIKAWA YuichI <yy@mine.ne.jp>
 Subject: [aml 11118] 2.14新ガイドライン反対デモ(東京)の報告
 

春一番、新ガイドライン関連法案を吹き飛ばせ!

 2月14日、東京で行われた新ガイドライン関連法案反対の集会とデモのとりあえ
 ずの個人的報告です。これは、「旧べ平連のホームページ」の「ニュース」欄に
掲載したものの転載です。写真は、ここでは省いてありますので、ご覧になりた
い方は、「べ平連ホームページ」の「ニュース」No.53をご覧ください。アド
レスは
 http://www.jca.ax.apc.org/beheiren
 です。
 
 多くの市民団体、労働組合、個人などによってつくられた実行委員会の主催す
る「春一番、新ガイドライン関連法案を吹きとばせ! 2・14戦争協力をゆる
さないつどい」は、2月14日の日曜日、午後1時から、東京、日比谷公会堂で
開催され、立って参加する人も出るほど会場は満員、熱気あふれる反戦集会とな
った。フィリピン、韓国などから参加した活動家や宗教者のアピール、沖縄をは
じめ各地の市民運動・労組の報告、社民党、共産党の挨拶、前田哲男氏の講演な
どが続き、最後に別掲のような「宣言」を採択してデモに移った。集会には、大
阪からの200人をはじめ、各地から多数が参加して盛り上がった。
(写真は日比谷公会堂での集会。韓国からの僧侶による詩の朗読の形をとった連
帯のメッセージ。クリックすると大きい写真を見ることができます。戻るには、
上の「戻る」ボタンを押してください。)
 デモは午後4時前、約1800名の参加者で日比谷を出発、数寄屋橋を経て東
京駅八重洲口前で解散したが、このデモの先頭には、その数日前に逝去した久野
収さんの遺影がかかげられた。久野さんは、一九六〇年の安保闘争以来、節目節
目の重要なデモには一貫して参加して歩きつづけた。この点でも、いわゆる一般
のハト派知識人とは違っていた。お元気なら、当然歩かれたであろうデモの位置
に、久野さんの写真は「市民の意見30の会・東京」のメンバーによって高く掲げ
られた。数寄屋橋交叉点では、ごくごく短い間だったが、久野さんの写真は道路
の中央で座り込みまでした。
(写真はデモの先頭の久野収さんの遺影l。クリックすると大きい写真を見るこ
とができます。戻るには、上の「戻る」ボタンを押してください。)
 デモ参加者の中には、久野さんの写真に挨拶する人も多く、また、ちょっと私
にも持たせてくださいという人も何人も出てきた。 久野さん、いつまでも、私
たちとともに!

〈集会宣言〉
 政府は一方で、「北朝鮮ミサイル有事」ムードを演出しつつ、戦争立法づくり
に、いよいよ具体的に取りくみだしている。自民党と自由党の連立政権・小渕内
閣はアメリカに、新ガイドライン関連法案の早期成立を約束し、憲法改悪(明文
改憲)へ向けた「憲法調査委員会」づくりも合意しているのだ。
 具体的な国会審議を目前にした、国会でのやりとり(政党間交渉)は、もっぱ
ら国会承認の有無などに討論を集中し、戦争国家づくりのためのガイドラインと
その関連法案それ自体の内容を具体的に問おうとしていない。そして、与党と公
明・民主党などの野党の合意はすでにできつつあり、一気に法案は成立させられ
ようとしているのだ。これが平和憲法体制の最終的な解体をもたらすことは明ら
かである。だとすれば、明文改憲への動きへとそれが連動していくのは、あたり
まえである。
 しかし、戦争協力に民衆を動員する体制への「国民的合意」づくりに抵抗する
ために、各地で地方自治体に働きかけるなどの様々な運動をつくり、多様な反撃
をつみあげてきた私たちは、政府に向かって、戦争立法・戦争協力NO!の声をた
たきつけるために、ここに集まつた。
 残念ながら、この法案をストップさせるためには、私たちの力は、まだまだ不
足している。本日の行動をふまえ、戦争国家(協力)づくりに抗する運動をさら
に拡大し、ガイドライン関連法案を本当に吹き飛ばず闘いをつくりだしていこう
ではないか!

 1999年2月14日
「春一番、新ガイドライン関連法案を吹きとばせ! 2・14戦争協力を許さないつ
どい」参加者一同
 以上

YOSHIKAWA Yuichi 吉川勇一
yyoffice@jca.ax.apc.org
http://www.jca.ax.apc.org/beheiren



 
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