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To: "キーストーン" <keystone@jca.ax.apc.org>
Subject: [keystone 962] ヤマサクラ35
Date: Sun, 3 Jan 1999 17:07:13 +0900
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仲田です。

明けましておめでとうございます。

この言葉が心底から言えるような社会を目指して。
今年もよろしく。

練馬・和光・新座・朝霞にまたがる陸上自衛隊朝霞駐屯地で「日米共同方面隊指
揮所演習」、コードネーム「ヤマサクラ35」が1月21日から行われる予定で
す。なにやら、時代がかった名称の演習ですが、気づかないうちに、日本中どこ
かで日米合同演習が繰り返されるのにならず、米韓など、アメリカを機軸にした
諸国の合同演習に自衛隊も側面から参加し、いつの間にか周辺諸国合同演習にな
りつつあります。

以下は、「つくろう平和!練馬ネットワーク」からの緊急のお願いです。
転送もよろしく。
 

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                  全国の仲間たちへの《緊急のお願い》

                            井上澄夫(つくろう平和!練馬ネットワーク)

謹賀新年
                                                    1999年1月2日

 お元気にご活躍のことと思います。今年こそ、戦争への道を断ち切るため、
ともにがんばりましょう。
 さて新年早々、突然のお願いで非常に恐縮ですが、できましたら、以下の問
題についての署名運動にご協力下さいますよう、心からお願いいたします。

 昨年11月半ばに突然、本年1月21日から10日間、私たちの住む練馬区
にも敷地・施設が広がっている陸上自衛隊・朝霞(あさか)駐屯地で、「日米
共同方面隊指揮所演習(コードネーム・ヤマサクラ35)」が行なわれること
がわかりました。練馬区には、昨年の7月に同演習の予定が通知されていたの
ですが、区はその事実をずっと秘匿していたのです。(朝霞駐屯地は、東京都
練馬区と埼玉県の和光市・新座市・朝霞市にまたがっています。)
 私たち「つくろう平和!練馬ネットワーク」は昨年、11月1日に朝霞駐屯
地で強行された「自衛隊の日・中央観閲式」に反対する行動を含め、3回にわ
たって「新ガイドライン」に反対する地域デモを行ないました。
 しかしながら、戦争に向かう政治情勢は、すさまじい勢いで進展しつつあり、
「周辺事態法案」など「新ガイドライン」関連3法案が国会でまだ審議さえさ
れていないのに、その中身を先取りする日米共同演習が行なわれるというので
す。

「ヤマサクラ35」とは?

 「ヤマサクラ35」は、多数の大型コンピューターを駆使する演習です。こ
れは、日米共同統合指揮所演習「キーンエッジ(鋭い刃〔やいば〕)98」の
陸軍版で、在日米陸軍・約1100人と陸上自衛隊東部方面隊・約2000人
が参加して行なうものです。しかし「指揮所演習」だからたいしたことはない
などとは、とうてい言えません。
 95年1月に九州で行なわれた「ヤマサクラ27」は、朝鮮民主主義人民共
和国(北朝鮮)の軍隊が博多湾に侵攻したという想定でなされました。それは、
きわめて危険で挑発的な示威行動でありました。その事実を、昨年のいわゆる
「ミサイル騒動」とそれを利用したTMD(戦域ミサイル防衛)構想実現への
あわただしい動きなどと合わせ考えれば、今回の演習もまた「朝鮮有事」を想
定した危険なものと推定せざるをえません。同演習は、〈日米共同戦争の予行
演習〉であり、まさしく《周辺事態戦争》を行なうための訓練なのです。
 『官報』は、昨年12月17日、日本政府が在日米軍に朝霞駐屯地の施設の
一部を「新規提供」したと告げています。「ヤマサクラ35」演習を機に、か
つて在日米軍の「キャンプ・朝霞」であった自衛隊の駐屯地に、米軍が舞い戻
るのです。これもまた、断じて許せることではありません。
 「新ガイドライン」を実現する「周辺事態法案」など関連3法案の審議は、
まもなく開会される通常国会で始まります。私たちは、「ヤマサクラ35」演
習と朝霞駐屯地の米軍使用を阻止することによって、それら諸法案とたたかう
全国の仲間たちの運動に合流しようと思っています。
 私たちは、練馬区内で諸同体・個人の共闘のネットワークを広げ、共同の記
者会見を行なって「緊急アピール」を発し、署名連動に取り組みました。私た
ちは正月休み返上で、連日がんばっています。1月24日(日)には、朝霞駐
屯地に向けてデモをします。埼玉側でも同日、行動の予定があります。

 このよびかけとともに、みなさんに署名用紙を郵送ないしFAX送信します。
この署名は、l月11日から14日の間に、防衛庁と外務省に提出します。私
たちは同時に、両省の担当者に面談し、演習の中身、とりわけどのような想定
の演習かを問い質す予定です。
 署名を集約するのは1月10日ですから、もうほとんど時間がないのですが、
なにとぞよろしく署名にご協力下さい。お一人の署名でも、もちろんかまいま
せん。(集約期限に間に合わなくても、1月中にいただければ、必ず防衛庁と
外務省に届けます。)

 署名を郵送されるときは、次のところにお願いします。
   〒176−0012 練馬区豊玉北5・17・4
       練馬・生活者ネットワーク内 高田千枝子(署名集約担当者)

 FAXで署名を送られるときは、次のところにご送信下さい。
    FAX=03・3978・0403[井上澄夫の専用FAXです。]

 最後になりましたが、「新ガイドライン」に反対する全国の仲間たちに、熱
い連帯の思いをお届けします。1999年も、ともにがんばりましょう!

◎「ヤマサクラ35」演習はまだ知られていません。このよびかけと署名用紙
とをコピーして広めたり転送して下さることも、できればお願いします。
 
 

賛同署名にご協力下さい!
                                                  (期限は1月10日)

                        練馬での日米共同演習の
                       中止を求める緊急アピール

 1998年11月5日、防衛庁より、東京都並びに練馬区に対して、陸上自
衛隊朝霞駐屯地(所在地・練馬区大泉学園町)で『日米共同方面隊指揮所演習』
を行うとの通知がありました。通知によれば、演習は、1999年1月21日
から10日間、陸上自衛隊東部方面隊と在日米陸軍が参加して行われます。ま
た、この訓練を第一歩として、朝霞駐屯地内にある施設の一部を米軍に提供す
る旨の説明が、東京防衛施設局から行われたとのことです。
 私たちは、キャンプ朝霞の地元への全面返還を求めてきた練馬区民の悲願を
思い起こし、「軍縮の推進に積極的な役割を果たす」ことを誓った《非核都市
練馬区宣言》を再度、確認しつつ、日本政府、防衛庁ならびに外務省に対して
下記の点を強く求めるものです。

一.1999年1月21日から30日まで予定されている「日米共同方面隊指
揮所演習」を中止すること
一.陸上自衛隊朝霞駐屯地内施設の、米軍使用を認めないこと

1998年12月8日

アピ−ル呼びかけ人
[50音順]池尻成二(つくろう平和!練馬ネットワーク)/伊藤文子/井上
澄夫(つくろう平和!練馬ネットワ一ク)/今井勝嘉(練馬全労協議長)/榎
本史子(区議会議員)/大井武正/岡本和男(前区議会議員)/小沢辰男(武
蔵大学名誉教授)/織田寿美子(区議会議員)/片野令子(区議会議員)/北
川かつしげ(区議会議員)/木下信夫(横浜事件を考える会)/小山邦男/近
藤豊子(「週刊金曜日」練馬読者会・呼びかけ人)/佐藤あつ子(新社会党練
馬総支部)/渋谷恵美子(区議会議員)/祖父江孝男(放送大学客員教授)/
高沢寅男(元衆議院議員)/高田千枝子(練馬生活者ネットワーク)/高橋修
司(練馬区職員労働組合委員長)/高安俊忠(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロ
ック)/土屋一子/田代瑞恵(日本婦人会議練馬支部)/中井八千代(区議会
議員)/畑俊雄(元群馬大学学長)/林光/逸見俊介(練馬区労働組合協議会
議長)/堀純/前野良(政治学者)/松田優二/満永幸一/弓削達(東京大学
・フェリス女学院大学名誉教授)/横田勲(日本キリスト教団大泉教会・牧師)
/横田ゆずる(区議会議員)
 
 

署名用紙

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|お名前      | ご住所                               |
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仲田博康
nakada_h@jca.ax.apc.org


  • 1998年     3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 1999年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

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