Mime-Version: 1.0
Date: Thu, 17 Dec 1998 01:17:27 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 893] [aml]思いやり裁判(関西)抜き打ち結審
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 893
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
 --------------------------------------------------------------------------

 Date: Wed, 16 Dec 1998 10:53:16 +0900 (JST)
 From: "NOMURA; Osami" <peace-st@jca.ax.apc.org>
 Subject: [aml 10449] Fw: 思いやり裁判(関西)抜き打ち結審
 

野村修身です。

このお知らせは、"aml"と"G-BRAIN"に投稿します。転載を歓迎致します。
ダブッテ見ている方には、申し訳ありません。

大阪地方裁判所において、在日米軍駐留経費の「思いやり予算」訴訟の第6回口
頭弁論が12月14日に行われましたが、突如、結審が強行されてしまいました。
大阪の友人からのメールの一部を転載します。

裁判所に抗議文を出したりして抗議の意志表示をしたいのですが、連絡先がわか
りません。ご存じの方はお知らせ下さい。

最近は、日米安保/PKOに対して日本国政府を訴えている違憲訴訟が、あいつ
いで門前払いを食わされています。「日米安保新ガイドライン」を策定するため
に、邪魔物を片づけておこうという策動の現れでしょうか。東京でも係争中の
「思いやり予算」訴訟にどのような影響をおよぼすのか、油断が出来ません。

                            NOMURA; Osami
                            e-mail ; peace-st@jca.ax.apc.org
                            http://www.jca.ax.apc.org/peace-st/
                            Peace Suitors at Tokyo
                            <市民平和訴訟の会・東京>

Forwarded by NOMURA; Osami <peace-st@jca.ax.apc.org>
---------------- Original message follows ----------------
 From: 和田喜太郎 <fwga9008@mb.infoweb.ne.jp>
 Date: Tue, 15 Dec 1998 16:49:07 +0900
 Subject: 思いやり裁判抜き打ち結審
--

題名:関西・「思いやり裁判」が抜き打ち結審!
 
 在日米軍駐留経費の「思いやり予算」をめぐり、大阪地裁で係争中だった訴訟が、1
4日の第6回口頭弁論で、突如、ぬきうち的に結審されました。
 当日は、大法廷の都合などにより珍しく早い時間、午前10時から始まり、原告側も
被告側も各々7人の代理人が出廷し、傍聴席もほぼ満席でした。

 この日の主弁論は、沖縄の裁判にも関与されてきた、丹羽雅雄弁護士による“実態論
”「沖縄米軍基地の実態と“思いやり予算”」についての弁論(第9準備書面の要約)
が行われ、終わると拍手があった。ところが、その後がいけなかった。

 前回、被告側は反論(抗弁)することを言いながらも準備書面の提出もなかった。裁
判長は被告側に反論がないことを確かめ、加島宏弁護士は被告側に反論を促す発言をし
た。 そしてこの発言が終わると、裁判長は法的な争点は云々・・・傍聴席によく聞こ
えない声で何かを言った。それが審理を一方的にうちきり、判決日(3月29日午後3
時)を告げる発言だったことを後から知った。(つまり、裁判長は“これで双方の主張
は終わったから終結する”と一方的に告げたのだった。)
 そして怒りと抗議の声がとびかうなか、裁判官らはそそくさと逃げるように退廷して
しまった。裁判官や被告代理人ら退廷後の法廷で、加島弁護士が、裁判長は結審を告げ
たことを説明し、それを聞いて一同はしばし呆然とした面持ちだった。
 被告側は「答弁書」で、いくつかについて「争う」と述べていたから、それらしい論
戦を期待していたが、結局反論らしいものはなく、原告側の一方的な弁論展開に終始し
た。

 終了後の集まりは“緊急対策会議”となった。加島弁護士によると、被告側の反論が
なければ、もしかして結審が予想され、事前の弁護団会議でも検討されたという。しか
し、裁判官忌避までもは考えていなかった。
 弁護士出身の被告代理人に反論の意志はあったとしても、何らかの形で押さえられた
可能性もある。この裁判には、法務省、防衛庁、外務省などからの課長補佐クラスも出
向し代理人となり注目している。
 在日米軍が安上がりで沖縄などに居座り続け、それを繋ぎとめているのは「思いやり
予算」であることは言うまでもない。結果の如何を問わず裁判によって問題が広がるこ
とを恐れ、なるべく取るに足りない裁判にして終わらせたいのが被告国側の狙いであり
、至上命令なのであろう。だから被告側と裁判所との何らかの談合・謀議(又は圧力)
があっても不思議はない。
 反論(抗弁)、再反論と裁判が長引き内容が深まると困るのだ。原告意見陳述も結局
は2回で止めさせてしまった。“湾岸・PKO関係訴訟のようにはさせない”と言うこ
となのだ。この時点で裁判所は早期結審の意向を固めていたのかも知れない。
 
 「緊急会議」の結論は「裁判官忌避」をすることになった。裁判官忌避が歴史上一度
も認められた例はないが、このまま黙っていては、不当な裁判所の訴訟指揮を認めるこ
とになる。そのため、例え却下されようとも意思表示だけはしようということです。
 忌避が却下され3月に判決があり、5〜6月頃から控訴審は開始されるだろうから、
忌避期間の空白はないと加島弁護士は言う。検討中だった証人申し立て(証拠調べ)も
結局控訴審に持ち込むことになる。
 そして、却下されるとしても、原告らの意志を示すため、原告それぞれが抗議文(B
5一枚くらい)を書き、忌避申し立て書に添付することにした。

 東京の思いやり裁判事務局からもこの日も傍聴に来ていた。東京の次回(第4回)は
2月に予定されているが、関西の早期結審は当然ながら影響するでしょう。とりあえず
以上がこの件に関する報告です。

                          98/12/15 和田喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>
 ------------
 

 Date: Wed, 16 Dec 1998 12:25:06 +0900
 From: KOTAKE Hiroko <hiroko@jca.ax.apc.org>
 Subject: [aml 10451] Re: Fw: 思いやり裁判(関西)抜き打ち結審
 

小竹です。

On Wed, 16 Dec 1998 10:53:16 +0900 (JST)
"NOMURA; Osami" <peace-st@jca.ax.apc.org> wrote:

> 大阪地方裁判所において、在日米軍駐留経費の「思いやり予算」訴訟の第6回口
> 頭弁論が12月14日に行われましたが、突如、結審が強行されてしまいました。
> 大阪の友人からのメールの一部を転載します。
>
> 裁判所に抗議文を出したりして抗議の意志表示をしたいのですが、連絡先がわか
> りません。ご存じの方はお知らせ下さい。

野村さん、いつも精力的な活動に脱帽の思いです。

96年版のマスコミ電話帳では、大阪地裁は
530 大阪市北区西天満2-1-10 
TEL 06-363-1281
となっています。

____________________________
 原水爆禁止日本国民会議 gensuikin@jca.ax.apc.org
 原水禁ホームページ http://www.jca.ax.apc.org/gensuikin/


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