X-Sender: mshmkw@tama.or.jp (Unverified)
Mime-Version: 1.0
Date: Wed, 4 Nov 1998 00:11:26 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 774] [aml]'97ガイドライン安保・有事法に反対する全国FAX通信26号
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 774
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

 転送が遅くなりまして済みません。

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Fri, 30 Oct 1998 17:58:39 +0900
 Subject: [aml 9932] ガイドライン反対全国FAX通信26号
 From: "Toshimaru" <ogura@eco.toyama-u.ac.jp>
 

こんにちは。小倉です。ファックス通信の最新号です。ファックス通信は、「全国」
と銘打ちつつ実は、編集は東京でいろいろな運動に関わりつつ四苦八苦しながらの編
集作業と漏れ聞いています。「こんな大切な情報が載っていない」といったことがい
ろいろありえます。(ありました^_^;)ぜひ、米軍基地、自衛隊基地が地元にあるみ
なさん、反戦平和運動を地域でになっているみなさん、情報をおよせください。よろ
しくお願いします。
   なお、FAXのため、写真等は載せられませんが、ホームページには掲載できますの
で、写真を載せてほしいという方がおられれば、簡単なコメントをつけて、
ogr@nsknet.or.jp
宛に、jpegファイルで、なるべく小さなファイルサイズにして送って下さい。ホーム
ページの方に掲載します。よろしくお願いします。(小倉利丸)
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  ∨∨∨ YYYYYYYY YYY   YY  YY ∨∨∨
   ∨∨ YY    YY YY   YY YY  ∨∨
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   |  YY   YYYYYYYYY  YY YY  |
   全国 YY  YY    YY YY  YY 通信
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   '97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
 リと郵送での購読料は半年間3千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
 開していますが、*是非カンパをお送りくださるよう*お願いいたします。
 下記の郵便振替口座をご利用ください。

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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国FAX通信【電子版】
No.26 1998年10月29日(月2回発行)

東京都千代田区三崎町3−1−1 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
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*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
*バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●「11・3全国共同行動 新ガイドラインに反対の声を」
  (於上野水上音楽堂)から来春通常国会での攻防へ
●「自衛隊のなくなる日」具体的構想を!
●【国会】対案はまだ、意見は多様な民主党内  10/14議員への要請行動報告
●【東京】自民党が「憲法調査会」設置のための国会法改定案の提出を準備
     全国各地から緊急の抗議を!
●【防衛庁前】10・21防衛庁門前座り込み行動に参加して。
●【仙台・郡山】仙台と郡山で「沖縄の心を聴くつどい」
●【首都圏】12・12シンポジウム ガイドラインと自治体−−抵抗の足場を探る
●ていこうせん
●沖縄ニュースクリップ 10/13〜10/27
●朝霞/自衛隊観閲式に反対!
●AWACSが飛ぶ街から−−−反対署名にご協力を!
●東京/三多摩 周辺事態法で各自治体へのアンケートを開始!
●各地集会・行動予定(11/5〜11/19)
●Fax通信・事務局からのお知らせ

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「11・3全国共同行動 新ガイドラインに反対の声を」
(於上野水上音楽堂)から来春通常国会での攻防へ

 10月16日に臨時国会が終了した。自民党と民主、自由、平和・改革(公明)な
どの法案ごとの部分連合という形をとって、銀行などの金融機関に60兆円という
一年間の国税収入を上回る「公的資金」を投入する金融関連法案や、補正予算案
などが成立した。国会でのまともな審議も行われないまま、政党間協議という「
談合」によってことが進められている。
 当面する金融危機・経済危機に対処することで手一杯の小渕政権は、12月に予
想される臨時国会でも、新ガイドライン関連法案の審議を先送りせざるをえない
ようだ。防衛庁の武器調達にかかわる背任、証拠隠滅、収賄などの不正事件も、
その防衛庁が担当官庁となる周辺事態措置法案などの審議を遅らせている要因で
あろう。
 しかしこうした事態に対して、アメリカの側は焦りをつのらせている。10月15
日、新ガイドラインの策定で中心的な役割を果たしたキャンベル米国防次官補は
ワシントンでの講演で「新ガイドライン法案の年内成立」を強く訴えた。沖縄県
知事選直後の11月19、20日の日程で来日するクリントン米大統領も、周辺事態措
置法案やSACO報告の早期実施を求めるものと思われる。
 この間の、自民・自由両党の協力の深まりも、新ガイドライン関連法案のスム
ーズな成立を狙ったものだと言われている。97年に沖縄米軍用地特別措置法が、
当時の橋本首相と小沢一郎(当時新進党党首、現自由党代表)との深夜の「飲み
会」でスムーズに成立させられたことは記憶に新しい。
 小渕政権はTMD(戦域ミサイル防衛構想)への開発研究参加予算の99年度予算へ
の盛り込みや、それが「宇宙開発の平和利用への限定」を定めた国会決議(1969
年)に違反しないとする解釈を進めようとしている。また、新ガイドライン関連
法案成立のメドがハッキリしない中で、この11月には、鹿児島・宮崎や岩手での
日米合同演習、宮城県・王城寺原での米海兵隊実弾射撃演習、硫黄島での自衛隊
初の陸・海・空三軍統合演習などの実戦的演習が目白押しとなっている。10月24
日からの米韓合同演習では、第七艦隊旗艦ブルーリッジが横須賀基地内から戦闘
指揮にあたる、という報道もされている。また10月21日の東京新聞の報道では、
在韓「国連軍」に参加するオーストラリアやニュージーランドなどの艦艇が、日
本の各地の港に入港したが、それは「朝鮮半島有事」を見据えた在韓「国連軍」
と海上自衛隊の共同演習を目的とするものだとされている。
 対米戦争協力態勢は実質的にさらに深まっており、こうした合同軍事演習への
抗議行動に取り組みながら、来年1月の通常国会に対する取り組みを準備してい
こう。通常国会では、周辺事態措置法案の審議に合わせてというだけではなく、
予算審議の冒頭からTMD開発予算の撤回、防衛庁背任事件の徹底的究明の要求など
と合わせて、議員への働きかけ、国会行動などを強めよう。
 ぜひおたがいに知恵を出し合って、新ガイドライン関連法案の廃案に向けた行
動を広げていこう。 (事務局/国富)

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「自衛隊のなくなる日」具体的構想を!

 『Fax通信』No.25の天野恵一さんの問題提起に全面的に賛同する。彼はこう
書いている。
 ……法案攻防で終い(り?)というのではなく、実質的に進行する「戦争国家
=軍事社会」化をストップさせ、反対に「非武装国家=非軍事社会」化させる方
向に押しもどす。こういう運動的なうねりを現実のものにしなければならないは
ずである。……
 国会(権力の動き)への受動的対応という運動のスタイルをこえて、新しい政
治運動を積極的に構想する必要が……今こそ私たちに必要なのではないだろうか
。……
 確かに、当面の最重要課題は新ガイドラインとその関連法案を阻止するという
ことだ。11・3の全国行動には、以前のものを上回る参加者を期待したい。また
、それ以後は、これまで別個にあったいくつかのイニシアティブが提携して、さ
らに高いレベルの共同行動が実現する可能性も大きくなってきた。明年の国会に
向けて、さらに行動は規模を広げて行くだろう。
 しかし、それと同時に、この国を「非武装国家=非軍事社会」化するための具
体的構想がそれぞれの立場から提起され、交流されることがどうしても必要だと
思う。
 なんらかのありうる政治状況下で、一夜にして自衛隊が解体されることは可能
なのか。可能でないとすれば、どのようなプロセスをたどる(いや、われわれが
つくりだす)のか、その現実的日程表はどのようなものになるのか、5年ででき
るのか、10年かかると思っているのか、そういうことを議論したい。私たち「市
民の意見30の会」が「日米平和友好条約」の構想を提起したのも、安保条約を廃
棄するための具体的アプローチの一つとしてであった。今、メンバーの小田実さ
んが、アメリカの反戦グループや活動家とそれをさらにステップアップするため
の相談に訪米中だ。これは安保体制の問題だが、あわせて、来年には、日本の軍
備をなくすためのプログラムも構想してゆく計画だ。それぞれのグループが、こ
ういう青写真をつくって議論しあえないだろうか。
 かつて京都の「反戦井戸端会議」の青木雅彦さんが「ハーフオプション」論を
提唱したことがあった。これは和田春樹さんらの悪名高い「平和基本法」提案と
同系列のものとみなす向きがあり、私の周辺ではあまり評判がよくなかった。し
かし、そういう意見もどうも陰にこもったレベルであって、議論が公になされ、
実り多い成果を生むというふうにはならなかったと思う。また、憲法学者の水島
朝穂さんらが、ユニークな「サンダーバード国際救助隊」構想を提起し、そのた
めの法案まで立案した(日本評論社刊)し、また、昨年は、今年の沖縄5月行動
の準備の中で、「基地のなくなる日」というシミュレーション小説もだされた(
冒険社刊)が、残念ながら、これらも運動の中ではあまり議論にならなかった。
内容については賛否がいろいろあっていい。だがそういう構想をきちんと議論し
合う機会を、反ガイドラインの運動の中でつくれればいいと私は望んでいる。
 アメリカでは、「戦争抵抗者連盟(WRL)」の呼びかけで、10月19日、ポトマッ
ク河畔の米国防総省前で、「ペンタゴンのなくなる日」(A Day Without the Pe
ntagon)という全国行動が行なわれた。「PENTA-B-GON」という文字をいれたカラ
ーのポスター(ペンタゴンの間に“B”を入れ、“Be Gone!”「なくなってしま
え」とひっかけてしゃれたもの)やTシャツを作るなど、かなりの事前準備がな
されていた。
 インターネット上のWRLのホームページによると、高速道路上からペンタゴンに
向けて旗を投下するなどの市民的不服従行動もかなり予定されていたようで、そ
の結果を注目していたのだが、『赤旗』(10月21日号)の報道によると参加者は
500名ほどだったようだ。
 それにしても、日本の防衛庁と大企業の癒着という大スキャンダルとか、ガイ
ドラインのような当面の目立つイッシューがとくにない時期に、アメリカの運動
が、「軍事が紛争解決の手段ではない。軍事費を住宅、福祉、教育、環境保護に
回せ」と主張する行動を国防総省に向けて起こしたことは注目に値する。日本で
こそ、「自衛隊のなくなる日」行動が必要なはずなのだ。
 先日出された反ガイドラインの『提言』の英訳が今進んでいると聞く。アメリ
カの多くのグループにこれを送って、日米間でも活発な討論と、行動の提携がで
きるように進めたい。(市民の意見30の会・東京/吉川勇一)

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11・3全国共同行動 新ガイドラインに反対の声を!
●11月3日(火・休日) ●上野水上音楽堂 ●12:00〜 ●集会後デモ
●発言:広瀬隆(作家)−−【防衛庁と軍需産業に見る腐蝕の連鎖】
    太田昌国(新しい反安保実III)−−【アメリカの「正義」と「新ガイド
ライン安保」】
●全国各地からの報告とアピール(横須賀・浜松・関西・広島・長崎・関東一坪他)
●歌:多摩じまん、定塚才恵子
●連絡先:東京都千代田区三崎町3−1−18 近江ビル 4F 市民のひろば気付
 11・3全国共同行動(電話:03-5275-5989 Fax:03-3234-4118)
●呼びかけ・賛同=1口個人1,000円・団体3,000円
●郵便振替:口座番号 00190-7-11558
      加入者名 新ガイドラインに反対する行動

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【国会】対案はまだ、意見は多様な民主党内  10/14議員への要請行動報告

 婦人民主クラブは、10月14日に民主党の議員まわりをおこなった。その結果か
ら明らかになったことを少々報告する。
 まず『日経』、『読売』などには民主党の対案なるものが載ったが、正式には
まだ出来ていないとうこと。プロジェクトチーム(座長は衆院が玄葉光一郎、参
院は前原誠司)が田岡俊次さんや前田さんなども呼び、話を聞き、今まとめてい
るところ。この後、全議員協議会を開き、最終的に総務会(長は横路孝弘)で決
められることになる。
 8月に私たちが行った議員へのアンケートでも18名の民主党議員が反対表明をし
ているだけに統一した党見解をだすのは難産が予想されるし、そうでなくては困
る。
 国会まで30分という地の利を生かして全国各地の貴重な運動や声を届けるパイ
プ役の一端をせめて担おうかと考えている。ということで衆・参750名に配った議
員アンケートにつづいて、「新しい安保実V」の人達の協力を得て、今度は全議
員向けのパンフづくりをはじめている。作家の広瀬隆さんからは米・英・仏・独
がここ10年、軍事費を削減していることを表すグラフと、対象的に増加している
日本の図(この10年間で45兆7911億円が使われた)、それに東南アジア諸国の軍
事費と日本の圧倒的な差の図、軍需産業上位20社の図などを使わせていただくこ
とになった。派兵チェックの木元茂夫さんはA4、1枚でのお願いのつもりが14枚も
の力作を寄せて下さり、これは別刷で要の議員に配布することにした。広島、神
奈川、九州の自治体アンケートも使わせていただく(地元出身議員に配布希望の
方はご連絡下さい)。
 8/29に集まった女性たちのグループは全党女性議員に働き掛けをするそうなの
で、連携をとり、審議入り前のこの日々をムダなく悔いなくダッシュしてゆく心
づもりだ。
(婦人民主クラブ平和部会・FAX 03-3401-3453)

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【東京】自民党が「憲法調査会」設置のための国会法改定案の提出を準備
    全国各地から緊急の抗議を!

 読売新聞10月26日付けによると、自民党は11月末にも招集される予定の臨時国
会に、憲法調査常任委員会設置のための国会法「改正」案を提出する方針を固め
たということです。これには自民党は全面的に賛成する構えです。近く統一され
る新「公明党」は憲法を10年かけて見直すという方針を採択する予定ともいわれ
、明文改憲をめぐる動きは急速に強まってきました。
 この間、全国の市民運動は互いに力をあわせて、昨年5月以来の「改憲議連」の
動きを批判し、国家法改定を食い止める役割の一翼を担ってきましたが、いよい
よ事態は重大になってきました。いま国会には新ガイドライン安保に伴う周辺事
態法案がかけられています。今回の憲法調査委員会設置の動きとこれは一対のも
のです。
 この間、同法案反対の署名は約7万をかぞえ、先頃は憲法調査委員会設置反対の
各界1690名の人々による共同声明も出されました。これらの市民運動のネットワ
ークを基礎に、いまこそ警鐘を乱打し、全国各地の広範なひとびとによる反撃の
行動をよびかける必要があると思います。
 とりあえず、電話、ファックスなどを国会に集中する運動にご協力ください。

21世紀につなぐ憲法50周年運動事務局
 千代田区三崎町2-21-6管波ビル302市民ネット気付
   TEL:03-3221-4668
   FAX:03-3221-2558

【抗議先!】改憲議連幹部のファックス
 中山太郎会長(自民)03-3580-0066
 鳩山邦夫事務総長(民主)03-3502-5375

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【防衛庁前】10・21防衛庁門前座り込み行動に参加して。

 毎年5兆円にものぼる巨額予算を要求する防衛庁が関連業者と結託して国費(税
)のつまみ喰いを続けてきたということほど腹立たしいものはない。また、贈収
賄の発覚を前にして、やっぱりかの感も大である。中野区議になって4年目。区役
所にも毎日大勢の業者が出入りするのを見てきた。今度抗議で座り込んだ防衛庁
の門前では、区役所とは問題にならぬ多数の業者が出入りしていた。朝7時半頃
から職員の出勤が9時頃まで続く。遅れて送迎車にのった幹部が到着する。制服自
衛官の将校クラスは夜でもないのにヘッドライトを照らした専用車で門内に消え
ていく。関連業者の出入りが4時半頃までひっきりなしに続く。砂糖に群がる蟻の
ように。
 座り込んでいたら、初老の業者が近づいてきて「ここはひどいところですよ。
東通(東洋通信機)やNECなど大きいところへはあんないい加減なことをして、私
ら小さいところへは向こうで定価を決め押しつけてくるんですからね。私は事務
用品を納めているんですよ」とぼやいていく。業者にもいろいろあるようだ。
 今、国も自治体も経費の削減に追いまくられていて、業者契約はどこにでも一
般競争入札か指名競争入札になっている。しかし、防衛庁のみが競争や入札によ
らない「随意契約」を実施していると聞く。防衛機密上というがその理由になっ
ている。長年防衛庁は国民にたいし、機密と廉潔を売り込んできた。しかし、今
回の背任、証拠隠し、贈収賄はその幻想をはぎ取ろうとしている。結構なことで
ある。国防という美名の裏側で政治家と官僚と軍需産業が馴れ合いに、談合にふ
けり、国民の血税を私喰いし続けてきた。にもかかわらず国会での追及の何と緩
慢でひ弱なことか。与野党問わずだ。
 自衛隊という国軍の暴走を厳しくチェックし、一層の情報公開を求め続け、国
費の浪費でしかなしこの巨大な武装組織を否認し、非武装で平和と安全に寄与す
る国民組織を創るために頑張りたい。10・21の今回の座り込み緊急行動に参加し
たみんなの共通した願いでもあると確信している。長官辞任に終わらせることな
く、防衛庁や軍需独占そして、有事法制化や改憲策動にうごめく政治家たちが枕
を高くして眠れない日々を続けるためみんなで頑張りたい。 (久保明臣・中野区
議)

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【仙台・郡山】仙台と郡山で「沖縄の心を聴くつどい」

 「沖縄の心を聴くつどい」が9月25日に仙台市で、26日には郡山市で開かれた。
 96年春の「沖縄発全国キャラバン」に取り組んだ人びとと沖縄社会大衆党との
交流の中から実現したもので、島袋宗康参院議員(沖縄社大党委員長)を迎え、
「宮城のつどい」(山田幹夫代表)に200人、「郡山のつどい」(古川一実行委員
長)に120人が参加した。
 郡山の集会は福島県教組郡山支部の呼びかけでさまざまな市民グループ、労組
、共産党、社民党などからの参加を得て従来の垣根を越えた実行委員会が持たれ
準備された。会場には沖縄戦の写真パネルが展示され、オープニングとして95年
10月21日の沖縄県民総決起集会のビデオ「平和な沖縄を返して」が上映された。
 実行委員長がこれまでの地域での運動の紹介とつどいにいたる経過を報告。講
演に立った島袋参議院議員は、武器も兵も持たない琉球王朝の7百年の歴史を壊し
たヤマト−−薩摩の侵略、本土決戦の楯にされるに至る天皇制支配、戦後の米軍
支配、返還後も変わらぬ実態と基地があるがゆえの被害の歴史を明らかにし、基
地の縮小撤去、海兵隊の撤退を求めて闘う住民が、県内移設・基地の質的強化を
ねらう米日政府との攻防に勝ち、2015年までの基地撤去と基地に依存しない国際
都市構想を進めるために大田知事の三選が必要であることを訴えた。
 続いて沖縄の歌「芭蕉布」「てぃんさぐの花」「花」をわらび座の喰代さんの
リードで合唱。歌の合間には、95年10・21集会での高校生中村清子さんの訴えを
地元の高校生が朗読した。最後には、つどい参加者一同の名による「沖縄へのメ
ッセージ」が提案採択され、4万5千円あまりの会場カンパとともに島袋さんに託
された。
(中路良一・福島県教組郡山支部)

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【首都圏】12・12シンポジウム ガイドラインと自治体−−抵抗の足場を探る

 「周辺事態法案」の問題点の一つに、「有事」に際しての兵士や物資の補給・
輸送など後方支援への「国以外の者への協力」がある。これに対し、今年4月の法
案提出以来、米軍、自衛隊基地を抱える自治体で作る「全国基地協議会」などか
ら国に対し情報公開を求める要請などが提出されている。また市民運動では、神
奈川、広島、新潟、東京・三多摩地域で、自治体アンケートが実施された。
 12月12日のシンポジウムでは、これらの取り組みや、先取的に行われている港
湾、空港、病院などの自治体・民間施設の使用状況の分析を通して自治体が抱え
ている政府への危惧・批判などを市民の立場からさらに後押ししていくことを目
指す。そして反撃の手掛かりや糸口を実際に民間港への米軍艦の入港を阻んだ事
例や過去の運動から学び、自治体や地域住民を巻き込んだ運動の方策を見出して
いきたい。

12・12シンポジウム 
12月12日(土)13:00〜◎全水道会館(総武線水道橋駅)◎参加費:1000円(資料
代込)◎パネリスト:新倉裕史・田巻一彦・山下修子・遅塚令二・鈴木保・古荘
斗糸子・山本英夫・白川真澄◎連絡先:同シンポ実行委(TEL/FAX03-5275-5989)
◎賛同してくださる個人、団体を募っています。個人\1000、団体\3000◎郵便振
替:00170-3-82315「ガイドラインと自治体シンポジウム実行委員会」

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ていこうせん
米国が北朝鮮やイラクに強要している「査察」とは何だろうか。日本語で言えば
家捜し、もうちょっと馴染みの言い方ではガサ入れか。どちらにしろされる側に
とっては不愉快きわまりない。ましてその査察さえ抜きにしていきなりスーダン
とアフガンにミサイルをぶち込んだ米国の行為には、人びとは怒りを通り越して
ただ呆れた。化学兵器工場ではない、ただの薬を作っていたのだ、疑うのなら査
察をしろとスーダンが米国にたいして逆に査察を要求したのは当然だ。ところが
あれほど査察の好きな米国は一向に腰を上げない。そこでラムゼイ・クラークを
団長とする米国の民間「査察団」が現地を訪れ、このほどその報告書がインター
ネット上で発表された(http://www.iacenter.org/sudanrt.htm)。簡単な英語な
ので読みやすい。クリントンのポルノ騒動の裏で、米国の良識が示されている。
現在の日本で米国批判が高まるのは当然としても、民主主義の精神が頑強に生き
続けるもう一つの米国があることを見失ったはならないだろう。(ゆ)

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沖縄ニュースクリップ 10/13〜10/27

【10月13日】平松・大分県知事が、実弾砲撃演習の日出生台移転に関し、「行政
としては致し方ない」と発言。
【10月14日】7日発生した在沖米海兵隊員によるひき逃げで意識不明の重体とな
っていた高校三年生が死亡。同被告米兵は13日に起訴、那覇拘置所に収監されて
いる。
【10月16日】大田沖縄県知事が、首相官邸での政府主催の全国都道府県知事会議
に出席。高校生ひき逃げ事件を踏まえ日米地位協定を見直しなどを要望した。小
渕首相は、現時点での見直しは不要と述べた。▼防衛庁の調達実施本部(調本)
を舞台にした背任事件と証拠隠滅疑惑にからんで、額賀福志郎防衛庁長官に対す
る問責決議が参院本会議で可決。▼第143臨時国会が閉会。
【10月18日】「琉球フェスティバルin沖縄 島唄の世界」が、宜野湾海浜公園
野外劇場で。約2000人が参加。
【10月19日】沖縄タイムス社と琉球放送が公開討論会を開催。現職の大田昌秀氏
と、稲嶺恵一氏が出席。最大の争点である普天間飛行場問題について、「兵力削
減し県外に移すことが返還の早道」と主張する大田氏に対し、稲嶺氏は「本島北
部に臨空港型の産業と関連させた空港を」と提起。約600人が参加。▼米国から1
5日に帰国の第2回ピースキャラバン参加者13人のうち4人が大田県知事を訪ね、
成果を報告。▼那覇市議会が、「那覇軍港の早期移設と港湾機能の一体化による
産業振興に関する意見書」を可決。那覇軍港の早期移設を求める動きは、浦添市
議会の陳情採択、県議会の決議可決に続くもの。
【10月22日】金武町議会が、今月7日に発生した女子高校生ひき逃げ事件に対す
る抗議決議と、日米地位協定の全面見直しなどを求める意見書を全会一致で議決。
【10月23日】琉球新報が名護市嘉陽の沖合で、ジュゴン3頭の写真撮影に成功。
複数のジュゴンの撮影は国内で初めて。▼額賀防衛庁長官が来日中のスローコム
米国防次官と会談。同次官は新ガイドライン関連法案の早期成立を要請。額賀長
官も「できるだけ早く国会審議をしたい」と答えた。また同次官は、戦域ミサイ
ル防衛(TMD)構想の日米共同技術研究の経費を1999年度予算編成に向けて追
加要求したことを「重要な前進」と評価。
【10月24日】16年続いた「嘉手納基地爆音訴訟」の原告団と弁護団が解散記念シ
ンポジウム。原告団は来夏をめどに新たな訴訟へ向け準備会を発足するという。
【10月26日】新石垣空港建設の宮良牧中案に反対する地元農民、地権者ら20人が
、県庁前で建設反対の座り込み行動。▼反戦地主7人が、1997年4月改定の米軍
用地特別措置法は違憲として、国を相手に慰謝料と損害賠償を求める訴えを那覇
地裁に起こした。▼嘉手納基地内のPCB投棄問題で、米国防総省の環境専門家
チームが調査を開始(11月7日まで)。
【10月27日】沖縄県議会が「米兵による女子高校生ひき逃げ事件に関する意見書
」と「同抗議決議」を採択。米軍人の綱紀粛正、被害者遺族に対する謝罪と完全補
償、地位協定の早急な改正と基地の整理縮小の3点を内閣総理大臣、外務大臣、
在日米国大使らに求めるもの。

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朝霞/自衛隊観閲式に反対!

 11月1日、自衛隊観閲式に反対し、周辺事態法案などの撤回を求め、〈平和の
つどいイン練馬〉を開催します。
 朝霞駐屯地(練馬区大泉学園町)では、3年ぶりの観閲式です。防衛庁の信じ
がたいほどの腐敗が明るみに出、「周辺事態法案」など、憲法を二重三重に踏み
にじる危険な動きが進んでいるなかでの今年の観閲式。私たちは、断じて認める
ことはできません。
 おりから、練馬の区長が「周辺事態法案は憲法の範囲内」と公言し、区民の強
い反発を呼んでいます。地域・自治体から、反戦・平和の声をしっかりと響かせ
ていくことがとても大切になってきています。
 1日は、朝霞駐屯地南側(練馬側)から、駐屯地正門に向けてデモをします。
駐屯地北側(朝霞側)からの行動とも連携しながら、観閲式の軍事的なデモンス
トレーションに負けない、明るく力強い行動にしたいと思います。ぜひご参加く
ださい!(池尻成二)
●時間・場所などについては、この『全国FAX通信』前号(第25号/10月14日
)を参照してください。

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AWACSが飛ぶ街から−−−反対署名にご協力を!

 98年3月末にAWACS2機が浜松に配備、5月から飛行訓練がはじまってい
る。99年2月末頃にはさらに2機が配備され、計4機で実戦に使われていくこと
になる。
 6月のはじめ、基地の近くにある小学校での子どもたちの会話。給食中(昼)
AWACSが飛んできた。
 「発見!」「すごーい」ワイワイワイ。「500億円だって」「高っけー!!」「
いま着陸体制にはいったぞ」「かっこいいー!!」「なんでそんなに高いの」「
税金なんだぜ」「戦争しないっているのになんでいるの」「いらないよねー!!
」「自衛隊だってなくなればいい」ザワザワザワ。
 AWACSが見える、ここにあるということはさまざまな発言を生まざるをえ
ない。9月のおわり、NO!の会へのAWACS情報をめぐっての対話。
 「AWACSは有玉西町の団地南側を通ってよく発着するね」「浜北市役所の
上空辺も飛んでるよ」「9月30日には三方原の上を3時半から4時過ぎまで10分
おきくらいに4回も北西方面へ飛んだよ」「市に問いあわせたらAWACSのよ
うな大型機は北側の方を旋回し、T4などは南側を旋回すると基地が回答したって
言ってた」「都田や細江の辺まで最近はうるさくなった」「AWACSに加え、
いま浜松基地の一角に空自の広報館もつくられている。いらないものばかりだ」
ブツブツブツ。基地の北方は三方原台地。その上空をAWACSが飛ぶことが多
い。
 11月15日は浜松基地の「航空祭」。ブルーインパルスが騒音をまきちらし、A
WACSがその巨体を市民の前に展示する日だ。「いらないよ、あんなもの」「
やっぱりNo!だね」ワイワイワイ……。私たちは新ガイドラインとAWACS
に反対する署名をあつめています。ご協力を。
(浜松・NO!AWACSの会)
●署名についてはFAXで053-422-4810まで問合せを。

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東京/三多摩 周辺事態法で各自治体へのアンケートを開始!

 周辺事態法の中の「自治体の協力義務規定」の項について、ぜひとも各自治体
に働きかけたいと私たちは考え、新潟、広島、神奈川などがすでに行ったことを
参考にして、私たちも自治体にアンケートを依頼するという形で自治体訪問を始
めました。
 三多摩には横田・立川基地などの米軍基地を含むいくつもの防衛施設があり、
調布には民間の空港もあります。また、国立・都立・市立病院もあり、医療機関
や輸送機関などが協力を求められた場合、自治体がどういう態度をとるのかとい
うことは、市民の生活の平和と安全を守る点で、大変深い関心を持たざるを得ま
せん。
 三多摩(365万人)地域は大変広く、27市・3町1村を全部回りきれないかもし
れませんが、今、会の内外で沢山の方々が関わってくださっています。できるこ
となら市長に会って依頼したいと思い、沢山の市議さんにも協力していただきま
した。各自治体の対応はさまざまで、訪問して分かることもいろいろあって、結
構おもしろく、まだ続いています。例えば、「多摩サービス補助施設」という米
軍のレクリエーション施設(旧弾薬庫)は、いつもなら中の見学の許可が下りる
のに、アフガニスタンとの戦争状態という理由で、直前に米軍から不許可の通知
があったなど、今まで見えにくかった米軍の施設が、実際にはどんなところかが
見えてきたという事実。あるいは、住民の安全のためには基地などない方がいい
という自明のことが、基地交付金がいくら下りるかが目の前にあることで、「基
地返還要求」が建前だけの要求になっている現実とか。
 これからの訪問や、アンケートの分析、その後の行動についての相談などに、
どうぞ多くの方の参加をお待ちしています。(古荘斗糸子/新ガイドラインに反
対する三多摩連絡会)

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各地集会・行動予定(11/5〜11/19)

11月l5日(木)「アウシュヴィッツの嘘」とは何か 時間*18:30〜/場所*渋
谷勤労福祉会館(渋谷駅、パルコ前)/報告*楠本孝/参加費*500円/主催*歴
史の事実を視つめる会(0426-44-3140)
11月6日(金)つぶせ!新ガイドラインごめんだ!戦争東部集会 時間*18:30
〜/場所*錦糸公園/デモあり/主催*沖縄の闘いに連帯する東部集会実行委(
03-3638-3366 江東ユニオンほか)
11月7日(土)ゴラン高原7次派兵に反対!11・7小平集会 時間*13:00〜/
場所*小平中央公民館/講師*吉川勇一/集会後デモ/主催*ゴランPKO派兵
に反対する三多摩行動(042-525-9036)
■差別はどこに根っこがあるのだろう 時間*14:00〜/場所*日野生活保健セ
ンター/お話*申尊一/資料代*300円/主催*日野市教育委員長の差別発言を許
さない市民の会(042-591-7649)
11月8日(日)新ガイドラインと基地再編 時間*14:00〜/場所*太子堂区民
センター(三軒茶屋駅)/講師*池田五律/主催*戦争協力はイヤダ!の声を地
域から南西部実行委(03-3715-1064 坂本)
11月10日(火)「思いやり予算」違憲訴訟口頭弁論報告集会 時間*18:30〜/
場所*日本キリスト教会館4階(営団地下鉄早稲田駅)/発題*木元茂夫/500円
/主催*同訴訟(東京)事務局(03-5275-5989)/裁判は13:00〜東京地裁713号
11月12日(木)自由主義史観を問う 世界の変容と歴史修正主義 時間*18:30
〜/場所*豊島区民センター(山手線ほか池袋駅)/講師*鵜飼哲/主催*北部
労働者共同闘争会議(03-3961-0212)
11月14日(土)フィールドワーク横浜港と新ガイドライン 集合*13:00・JR
東神奈川駅/見学と交流会/1000円/要予約/主催*すべての基地にNO!をフ
ァイト!神奈川(0462-67-7525 久保)
■美ら島からの風をうけて 時間*13:00〜/場所*武蔵野公会堂(吉祥寺駅)
/『沖縄からのメッセージ'98』上映ほか/500円/主催*沖縄を考える市民の会
(0422-48-0410 川島)
11月15日(日)日本とアメリカの「不適切な関係」を問う 時間*13:30〜/場
所*渋谷勤労福祉会館(山手線ほか渋谷駅5分)/発言*武藤一羊、北原恵/主
催*新しい反安保実3(03-3368-3110)
■王城寺原団結まつり'98 時間*10:00〜12:00/場所*同演習場除ゲート近く
の牧草地(色麻町)/主催*王城寺原現地住民の会(FAX 0229-65-2376)
■立川駐屯地祭反対行動 時間*10:00〜/場所*いこいの場(予定・en立川駅
北口)/デモあり/主催*立川自衛隊監視テント村(042-525-9036)
■米軍への思いやり予算とは 時間*13:30〜/場所*上十条区民センター(J
R十条駅)/お話*内田雅敏/主催*戦争への道を許さない北・板橋・豊島の女
たちの会(03-5249-0835 古沢)
11月19日(木)クリントン来日に抗議する11/19デモ 時間*18:30〜/場所*宮
下公園(渋谷駅)/主催*新しい反安保実3(03-3368-3110)

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