> 特に、自衛隊員による自衛隊員のための競技「銃剣道」を問題にしています。ピ
> ストルやライフルなどとともに、「銃剣道」がスポーツの一部に入るのか。スポ
> ーツのルーツまでは問わないが、我々庶民には持つことの許されない「道具」を
> 使って行われるものが、はたして「国民」のスポーツと言えるのか。
ロンドンの桜井です。
私は大学時代４年間体育会の射撃部でライフル射撃をやっていましたが、射撃は
ゴルフや野球、テニス等いわゆるポピュラーなスポーツ以上に集中力を必要とす
る競技です。（スポーツかどうかは別として。Ｆ１レースもスポーツとして把握
されているようですが。）銃や弾の管理はとても厳しく毎年警察署に出向いて免
許更新のために見せなければなりません。その際わけのわからないおまわりたち
にあたかも犯罪者のような取り扱いをされます。私も女であるためにずいぶん今
で言うセクハラっぽいことを言われたりしましたが免許を維持するために我慢し
ました。またおまわりは時々いきなり家を訪問しガンロッカー（銃を入れる特別
のロッカー）を見せてくれというので家族が私の部屋に案内したりしました。ど
うして何度も同じものを見たがるのかよくわかりませんがいやがらせの一種だっ
たかもしれません。でもこういうコントロールは当然必要だと思いますし（特に
野放しになっている国と比べ）、射撃は規則をきちんと守り、常識的に行動して
いれば問題無く楽しめるスポーツであることは確かです。私の以前のイギリス人
の上司はイギリスのエアーピストルのチャンピオンで国際試合にも頻繁に出場し
ていますが、２年ほど前にイギリスのある町で同性愛者（小さい男の子を好む）
でちょっとおかしい人がハンドガンを２ー３丁もっていきなり小学校に押し入り
撃ちまくったため大勢の小学生が亡くなった事件がありました。それ以来国会で
競技用も含めピストルやハンドガンの所有を徹底的に禁止しようという動きが起
こり、彼はすべて十把一からげにする般の人の認識の低さにとてもがっかりして
いました。鉄砲は危ないのでスポーツではないという短絡的な結論に我々が陥り
がちなのはよくわかりますがそういう認識が社会のマジョリティーを占めている
のがとても残念です。
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