（from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更）
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Date: Tue, 25 Aug 1998 21:47:29 +0900
From: Toshimaru Ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Subject: [aml 9399] 反ガイドライン全国ファックス通信21号
小倉です。アップが遅くなり申し訳ありません。'97ガイドライン安保・有事法に反
対する全国FAX通信21号です。
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全国 YY YY YY YY YY 通信
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'97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
リと郵送での購読料は半年間３千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
開していますが、＊是非カンパをお送りくださるよう＊お願いいたします。
下記の郵便振替口座をご利用ください。
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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国ＦＡＸ通信【電子版】
Ｎｏ．21 1998年８月19日（月２回発行）
東京都千代田区三崎町３－１－１ 近江ビル４階
ＴＥＬ：03-5275-5989
ＦＡＸ：03-3234-4118
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＊全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
＊バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●重層的な柔構造の平和運動をめざして この秋は全力投球で！
－－大阪の取り組み
●ていこうせん
●「９・20行動」相談会報告 －－「周辺事態法に反対する９・３国会行動」、
第二次「緊急署名」提出行動。
●「提言：新ガイドラインを問う」呼びかけ人会議の場所の変更について
●米空母艦載機の曲芸飛行に反対しよう
厚木米軍基地に来てください
●抗議と監視を！
●米空母キティホーク横須賀基地入港に
－－全国から集まって抗議ぶつける
●東京・三多摩での新ガイドライン反対闘争
●沖縄ニュースクリップ ７／31～８／15
●周辺事態法反対で自治体めぐり －－98ピースサイクル１万キロ！
●止めよう「戦争協力法」８・29 女たちの集い
●第10回 沖縄“島ぐるみ闘争”に連帯し、基地撤去を求める市民の集い
「周辺事態法」なんていらない ８・22 紙芝居と証言の集い
●米軍への「思いやり予算」を返せ！
東京では９月１日に第２回口頭弁論
●周辺事態法に反対する９・３国会行動
●各地集会・行動予定（８／20～９／６）
●Ｆａｘ通信・事務局からのお知らせ
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重層的な柔構造の平和運動をめざして この秋は全力投球で！
－－大阪の取り組み
参院選挙で、有事立法の制定が目前に迫り、沖縄基地問題も切迫しているにも
かかわらず、平和問題はほとんど争点にはなりませんでした。残念ながら、この
ことは、有事立法反対や沖縄基地問題の解決を求める声は、未だ国政を動かすだ
けの世論になり切れていないことを示しています。しかも、安保支持派が国会で
多数を占めているという安保翼賛国会の現状にも、変化は見られません。しかし
ながら、有事立法や沖縄基地に関する自民党・政府の方針が、市民に支持されて
いる訳でないこともはっきりしています。
こうした状況から、市民運動が平和問題のキャスティングボードを握っている
ことは明らかです。私たちに課せられた課題は大きいのです。平和運動の飛躍の
ために、この秋は、全力投球が求められています。
関西では、平和運動の飛躍のために、重層的な柔構造型の新しい運動を追及し
ています。
【３千人集会】９月１日午後６時から扇町公園で大阪の労働団体とともにととも
に、反動諸立法を許さない３千人集会を開催。有事立法と労働基準法改悪、組織
犯罪対策法をつなげて戦争体制づくり反対の怒りののろしをあげます。（「もう
ガマンできん！ 則制緩和と反動立法に反対する９・１大阪集会」午後６時～、
扇町公園／デモ＝中央郵便局まで／主催＝同集会実行委員会／共催＝大阪労働者
弁護団）
【全国から新ガイドライン安保・有事立法に反対の声を！ ９・20行動】９月20
日、東京で開かれる新ガイドライン・有事立法反対の全国集会に、関西からでき
る限り参加します。
【ライブ「平和のシッポ」】10月４日、大阪城野外音楽堂でライブ「平和のシッ
ポ－－オキナワの方へ」を開催します。新しい運動を創造していくために、音楽
・文化と平和運動のつながりを試みます。
【「ピースおおさか」市民ネットワーク】７月26日、右翼勢力による「ピースお
おさか」への偏向攻撃を撃退するため、「ピースおおさか」市民ネットワークが
結成されました。11月８日ころには全国平和博物館市民交流集会を開催する予定
です。
【「戦争の20世紀から、平和の21世紀へ」パネル展】第１回の講演学習会をステ
ップに、この秋には結成集会を予定。日本の平和問題をグローバルにかつ長期的
視野からとらえ、未来思考のパネル展、国際シンポを企画中。
【大阪港軍港化阻止・非核神戸方式の貫徹】大阪港の有事利用を許さず、ゆらぎ
始めた非核神戸方式を守り抜く運動を、地域の人びと、働く人びととともに手を
つないでがんばります。
こうした様々な運動スタイルとテーマを重ね合わせ、新たな世論の高揚をめざ
したい。
（中北龍太郎・関西共同行動）
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ていこうせん
追悼は惨死を必要とする
「戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と
わが国の一層の発展を祈ります」と、息子は８月15日に述べた。「朕ガ陸海将兵
ハ全力ヲ奮テ交戦ニ従事シ……朕ガ衆庶ハ各々其ノ本分ヲ尽シ億兆一心国家ノ総
力ヲ挙ゲテ征戦ノ目的ヲ達成スルニ遺算ナカラムコトヲ期セヨ」と、その父親は
57年前に叱咤した。そのときもまた、「東亜永遠ノ平和ヲ確立シ以テ帝国ノ光栄
ヲ保全セムコトヲ期ス」というのが、結びの一句だった。海の彼方では、大統領
の「不倫」疑惑から国民の目をそらすために大使館が爆破され、こちらでは「亜
細亜二千万の死者」を本当に弔うことができるようにするために「三百万英霊」
が追悼される。本当の平和を築くためには、まず戦争がなければならない。国家
の戦争と自由・解放のための爆弾とを同一視することはできないとしても、まこ
と、手段は目的を規定せざるをえないのだ。（非）
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「９・20行動」相談会報告
－－「周辺事態法に反対する９・３国会行動」、第二次「緊急署名」提出行動。
臨時国会の審議が本格化しはじめました。懸念される有事法の審議は、金融関
連法案のあとでといわれています。しかし、高村外相が訪米した際、米側からガ
イドライン関連法の早期成立を急がされたり、小渕首相自身も衆院予算委員会で
今国会中の成立を期待すると答弁しています。臨時国会は10月７日までと予定さ
れており、「周辺事態法案」をはじめとした有事法をめぐっては依然として予断
を許さない状況です。
８月11日には、横須賀でのキティーホーク母港に反対する行動が横須賀・呉の
平和船団を中心に全国の仲間が参加してが行なわれました（２面参照）。この闘
いをステップに、９月20日に向けて各地の動きも加速しています。いよいよ闘い
はヤマ場を迎えようとしています。８月17日に開かれた「全国から新ガイドライ
ン安保・有事立法に反対の声を！ ９・20行動」の都内での相談会では、次のよ
うな集会イメージが出されました。
（１）全国各地での新ガイドライン・有事立法に反対する各地での闘い、取り組
みについての、具体的で生き生きとした報告を受けたい。参②加・発言予定�]小
樽、王城寺原、横須賀、名古屋、大阪、呉、北九州、湯布院、長崎、沖縄などの
各地から。また各党の国会議員から。全港湾等の組合から。
（２）当日の集会は工夫をこらした音楽や人形芝居も織り込みながら、にぎやか
で楽しいものにしたい。
（３）翌21日には「緊急署名」の提出行動もかねた、議員への要請行動なども含
む国会行動を連続して取り組む。
９月20日まであと一カ月余。東京では全力で準備を進めています。全国からの
結集を！
９月３日には、７月31日の行動に引き続き、「沖縄の基地をなくせ！有事法を
とめよう！緊急署名」の第２次提出行動をかねた「周辺事態法に反対する９・３
国会行動」が行なわれます。「緊急署名」では、最終集約を９月20日にすること
（国会情勢によっては変更の可能性あり）と決めました。第１次提出後も、署名
は全国から続々と集まっています。東京では今後、２度の街頭署名＆情宣を予定
しています（呼びかけ／新しい反安保実III）。
８月22日（土）16～18時（新宿駅南口階段下）
８月30日（土）14～16時（新宿駅南口階段下）
また、それぞれ地域での署名活動の予定があれば、このFAX通信でもお知らせし
ますので、ぜひご一報下さい。
さまざまな反ガイドラインの闘いと連携しつつ、有事法を廃案に追い込むため
に、さらに多くの「周辺事態法NO！」の声を国会に届けていきましょう！ 多く
の皆さんのご協力を！
（編集部)
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【変更のお知らせ】
前号でお知らせした【提言：新ガイドラインを問う】８月26日（水）の呼びか
け人会議は、日本キリスト教会館４F会議室・午後６時半～ に変更になりました。
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米空母艦載機の曲芸飛行に反対しよう
厚木米軍基地に来てください
８月11日、神奈川県・米軍横須賀基地に新しい空母キティホークが入港しまし
た。その前日と前々日の２日に分けて空母艦載機が、綾瀬市と大和市にまたがる
厚木基地に飛来しました。今後予想される騒音で地元住民に刺激を与えないよう
米軍側も戦略を練っているようです。
【８月29日（土）、30日（日）にエアーショー】
空母は変わっても空母戦闘部隊の第５航空団は変わりませんでした。これはす
ぐに日本で唯一、年に１回だけ開かれる厚木基地での基地開放－－戦闘機の曲芸
飛行を実施するためでもありそうです。地元自治体をはじめ、市民団体・PTA等が
中止を求めています。しかし、米軍は自衛隊関係者や航空マニア等が集まるこの
機会に米軍の力を誇示するために強行すると思われます。
【静かな空を取り戻しましょう！ 神奈川から曲芸飛行に抗議！】
●厚木基地の周辺住民5047名が、第３次爆音訴訟を行なっています。私たちも参
加しますが、訴訟団と「厚木基地爆音防止期成同盟」で監視行動を行ないます。
８月27日（木）～30日（日）10時～20時
基地滑走路北側、相鉄線相模大塚トンネル北
●また、厚木基地を考える会では、「平和をつくる大和市民の会」と抗議行動を
行ないます。相鉄線さがみの駅から徒歩15分の厚木基地正門においで下さい。
８月29日（土）午前９時から１時間ほどビラまきを行ない、その後と翌30日
に基地内の監視行動を行ないます。一緒に参加されたい方は必ず事前に電話をし
て下さい！
連絡先：厚木基地を考える会
0467-77-5706 矢野、0462-67-7525 久保
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抗議と監視を！
●防衛庁が８月６日、今秋の日米共同訓練を霧島演習場（宮崎県えびの市、鹿児
島県吉松町）と大矢野原演習場（熊本県矢部町）で実施すると発表した（８月６
日付、毎日新聞ニュース速報）。この記事によると「関係する3県1市2町に通知す
る。九州での共同訓練は２年ぶり４回目。／訓練は11月上・中旬の２週間程度。
陸自第８師団（熊本市）の約1000人と在沖米第３海兵師団の約700人が参加し、実
弾射撃訓練や共同野外訓練を予定している。使用する火器などは今後詰めるとい
う。／日米共同訓練は日米安保条約と日米防衛指針（ガイドライン）に基づき陸
自の５方面隊が毎年持ち回りで実施。九州は過去３回（1987年、91年、96年）実
施されたが、いずれも陸自第４師団（福岡市）と米陸軍が十文字原、日出生台両
演習場（大分県）で行った。今回は８師団と米海兵隊が初参加で、霧島、大矢野
原両演習場を使うのも初めて」という。
●この演習について共同通信ニュース速報（８月６日付）は「北海道大演習場（
北海道）のほか、岩手山演習場（岩手県）で米陸軍と、霧島（鹿児島県、宮崎県
）、大矢野原（熊本県）両演習場で米海兵隊と訓練する。／霧島、大矢野原両演
習場が日米共同訓練に使われるのは初めてで、地元から反対の声が出ていること
に対し、夏川統幕議長は『訓練への理解を得て、不安を与えないようにしたい』
と述べた。／防衛庁は、演習の概要は10月ごろ発表するとしている」と報じた。
●神奈川県の米海軍横須賀基地に11日に入港、配備される米空母キティホークが
9月上旬にも、北海道・小樽港へ寄港を計画していることが10日、在日米軍筋の話
で明らかになった（８月11日付、朝日新聞ニュース速報）。「同筋によると、寄
港は9月5、6日の2日間を予定。表面的な寄港理由は乗組員の休息と補給という。
しかし、関係者らは、寄港の目的として、朝鮮半島有事に即応するための地固め
なども挙げている。また、昨年９月の空母寄港に記録的な人出があったことから
、米軍は『抵抗はなく、受け入れられやすい』と判断したらしい」と記事。
●さらに、８月17日の「朝日新聞ニュース速報」は、沖縄の米海兵隊による実弾
砲撃演習が、９月16日から29日までの日程で、北海道の矢臼別演習場で行われる
と報じた。「沖縄での負担を軽減するため、昨年から本土の演習場に分散移転さ
れたもので、矢臼別では２回目。前回は沖縄では実施していない夜間の砲撃を行
ったことなどで、周辺住民から反発の声が上がった。防衛施設庁によると、米軍
側は今回も夜間砲撃を実施したい意向だという。参加部隊は388人程度で、９月上
旬に沖縄から民間機で北海道入りする予定。実際の砲撃は期間中の10日間で行う
」という。
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米空母キティホーク横須賀基地入港に
－－全国から集まって抗議ぶつける
横須賀臨海公園午前5時半、広島県の呉市から夜を徹して高速道路を飛ばしてき
たピースリンク広島・呉・岩国の仲間が到着。キティホークの着岸は、前日の段
階で10時と発表されていたが、この日の朝になって、「午前９時半に変更になっ
た」と海上保安庁。その前に出航すべく準備のピッチがあがった。
30数隻の平和船団は午前７時に臨海公園を出発。午前７時半頃、揚陸指揮艦「
ブルーリッジ」が入港して来た。「湾岸戦争で多国籍海軍の総指揮をとった船で
す」とヨコスカの仲間が参加者全員に紹介して、抗議行動を開始。
午前８時半、キティホークが艦影をあらわした。抗議のシュプレヒコールが響
きわたる。タグボートを従えたキティホークが近づくと平和船団はこれと並走し
て抗議をぶつける。１メートルでも近づこうと海上保安庁のゴムボートとぶつか
りながら抗議を続けた。自衛隊は不思議なことに何の歓迎も示さなかった。
海上抗議行動のあとの集会では、非核市民宣言運動・ヨコスカの新倉さんが「
キティホークの最初の任務は民間港・小樽への寄港だと報道されています。新ガ
イドラインと周辺事態法による横須賀軍港の強化と民間港の軍事利用に反対して
いきましょう」と挨拶、続いて広沢さんが強襲揚陸艦ベローウッド一般公開の際
の、米軍によるNEPAの会のリーフレット回収事件の経過について報告。続いてピ
ースリンクの湯浅さんが「周辺事態法反対のために広島県下の自治体に対してキ
ャラバン行動を行う」と報告。厚木基地を考える会の久保さんは「８月29日の厚
木基地の公開と展示飛行に対して抗議行動を行います」と報告。相模補給廠監視
団の沢田さんは「神奈川県下37の自治体に周辺事態法に反対の意思表示をとの要
請を送り、25の自治体から回答を得た。今後も自治体に対する取組みを積極的に
行う」と発言。
集会参加者は続々と増え、その数約百名になった。浜松の「NO！AWACSの会」、
ストップ海外派兵大田共同行動、立川自衛隊監視テント村の仲間も駆けつけた。
デモに出発した参加者は、横須賀基地ゲート前で「キティホークは出て行け！」
「アメリカ海軍は横須賀から出て行け！」「海兵隊は沖縄から出て行け！」とシ
ュプレヒコールをあげた。
（木元茂夫／ヨコスカ平和船団）
■８月23日（日）横須賀基地一般公開（キティホークも公開／午前10時～午後５
時）
抗議情宣行動 午後１時 横須賀基地三笠ゲート（正面ゲートから国道16号線を
横須賀中央駅方向へ300ｍほど進み、左へ曲がり50ｍ）
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東京・三多摩での新ガイドライン反対闘争
昨年暮れ「新ガイドラインに反対する三多摩連絡会」が結成され、これまで立
川・国分寺・福生での講演集会やデモを行う一方、駅頭での情宣や緊急署名活動
を継続してきた。最も最近では７月に憲法学者の山内敏弘さんを講師にした学習
会が行われたが、参加人数は30名弱にとどまった。長丁場の運動となり、この秋
へ向けて再結集をはかる必要が出てきている。
その一方、７月末に八王子で八王子勤労者市民センター系労組の結集する「新
ガイドライン・周辺事態法の国会通過を許さない八王子連絡会」が結成されてお
り、三多摩の中では分極化が進んでいるような形にもなっている。それぞれアピ
ールを交換するなど協力関係はあるが、結成経緯の違い、運動内容からこれらを
統合するというのも難しいだろう。今後、それぞれがそれぞれのスタンスで運動
を進めていくことになるだろう。
９／20への取り組みも考えつつ、三多摩連絡会では10月の上旬に横田基地への
デモなどを含んだ集会を行う予定だ。８／28（金）７時から立川中央公民館で相
談会をもち、この集会の詳細などを詰めていきたいと考えている。すでに５月に
一回横田へのデモを行っており、元海兵隊のアレン・ネルソンさんの参加を得て
英語によるアピールなども行ってもらった。横田基地は東京では最大の米軍基地
であり、周辺事態法案・新安保体制を認めない闘いの焦点としてここへの再度の
デモを設定することは意義があると思う。
その他では、９／２に沖縄反戦地主を支える三多摩の会主催の「やばいよ止め
なきゃ！『周辺事態法』新ガイドラインに反対する三多摩集会」も準備中だ。沖
縄闘争を闘う部分による、自治労の動員を中心にした200名規模の集会になるだろ
うが、併せて注目を訴えたい。
（大洞俊之／立川自衛隊監視テント村）
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沖縄ニュースクリップ ７／31～８／15
【７月31日】小渕首相が就任記者会見で、普天間飛行場返還問題に関して、「Ｓ
ＡＣＯ（日米特別行動委員会）の最終報告は県の責任者も入ってつくり上げた」
と発言。しかしＳＡＣＯは日米両政府の協議機関で、県は交渉の席に一切加わっ
ておらず、全くの事実誤認。
【８月３日】米国領グアムのカール・グテレス知事が、在沖米海兵隊のグアム移
転計画と施設建設の予算化が始まっていると発表。約３千人が４～５年以内に移
転する計画という。▼沖縄県議会が、７月23日の米軍ヘリ墜落事故への抗議決議
と意見書を可決。同県議会が復帰後、米軍関係の事件・事故に関して抗議決議・
意見書を可決するのは256回目。宜野湾市議会も同様の決議を可決。
【８月４日】７月23日に起きた米軍ヘリの墜落事故について、新垣徳盛・沖縄県
政策調整監が総理府、駐日米国大使館、外務省を相次いで訪ね遺憾の意を伝え、
事故通報が遅れたことに抗議、強く改善を求めた。▼米国領グアム州政府が明ら
かにした在沖米海兵隊のグアム移転について額賀福志郎防衛庁長官が記者会見で
否定した。
【８月６日】沖縄問題担当の野中広務官房長官が記者会見で、橋本首相が辞任表
明をした後の一連の大田知事の対応を「人の道に反する」と批判。▼沖縄県と基
地所在を中心とする31市町村でつくる県軍用地転用促進・基地問題協議会（会長
・大田昌秀知事）の今年度総会が那覇市で。従来からの要望項目に加え、周辺事
態関連法制定に当たっての地元の意向尊重や、基地跡利用のための基地内環境調
査と文化財調査、環境浄化対策の実施などを新たに盛り込んだ要望６項目を全会
一致で決定した。
【８月７日】海上ヘリ基地建設計画で、普天間飛行場に加えて別の２施設－－浦
添市の米海兵隊の牧港補給地区（キャンプ・キンザー）と、那覇市の米陸軍の那
覇港湾施設（那覇軍港)－－を移設する計画を米国側が用意していることが明らか
になった、と産経新聞。
【８月９日】沖縄県人のブラジル移住90周年・県人会創立60周年・県人会館落成
20周年記念式典がサンパウロ市内の県人会館で。沖縄県からは東門美津子副知事
、友寄信助県議会議長ほかが出席。ブラジルの日系人約150万人のうち、１割の1
5万人が沖縄系といわれている。
【８月10日】小渕首相が臨時国会の衆院代表質問で、沖縄の経済振興策と基地問
題の関係について、リンクするとの認識を示した。
【８月11日】外務省の原島秀毅沖縄大使が記者懇談会で、７月23日に起きたヘリ
コプター墜落事故は「日本側に通報するべき事故であった」との見解を示した。
【８月14日】沖縄県収用委員会が５月19日に伊江島補助飛行場や嘉手納弾薬庫、
米軍普天間飛行場など計12施設の土地を米軍用地として強制使用を認める裁決を
したことに対して、反戦地主会と１坪反戦地主会が、県収用委員会を相手に使用
裁決の取り消しを求める訴訟を那覇地裁に起こした。原告団は約200人。
【８月15日】沖縄県人アルゼンチン移住90周年記念大パレードがブエノスアイレ
ス市中で。16日には記念式典。
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周辺事態法反対で自治体めぐり －－98ピースサイクル１万キロ！
６月21日に沖縄をスタートした98全国ピースサイクルは、８月９日の長崎をも
って全行程を無事終了しました。ご協力頂いた全国各地の皆さんに、この紙面を
借りて感謝の意を表したいと思います。
自転車による走行距離１万キロ、延べ参加人数１千名にのぼる今年のピースサ
イクルの全体像はまだ集約されていませんが、全国各地の仲間たちが新ガイドラ
インと周辺事態法などの有事法制に反対して、米軍基地や自衛隊基地そして地方
自治体に対して要請行動を繰り広げた意義は大きく、これからの闘いにきっと役
立つことと思っています。
各地の自治体を訪問してわかることは、ガイドライン問題については自治体自
体がかなり戸惑っているということです。運動の側から、想定される事態を丁寧
に説明し、自治体がこれを拒否するような構図を全国的に作り上げていくことが
不可欠です。ともに今秋の闘いを担いたいと思います。
（牧野和宣／ピースサイクル98全国ネットワーク事務局）
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止めよう「戦争協力法」８・29 女たちの集い
新ガイドライン関連法案が、いよいよ今国会で審議に入ると思われます。
私たち「止めよう『戦争協力法』８・29 女たちの集い実行委員会」は、これま
で基地・軍隊の構造そのものが性暴力を生み出すと訴えてきましたが、「戦争協
力法」の成立はその暴力構造を更に拡大・強化するものとして見過ごすことはで
きません。
憲法の平和条項をないがしろにする有事法を許さないために、多くの女性団体
が実行委員会をつくり声をあげていこうと呼びかけています。署名のとりくみも
始めています。
●日時：８月29日（土）午後１時半～４時
●場所：東京ウイメンズプラザ 視聴覚室（千代田線ほか表参道駅下車、徒歩５
分、国連大学隣）
●内容：横須賀から見えてきた新ガイドライン（新倉裕史／非核市民宣言運動・
ヨコスカ）、各地からの発言（佐世保、立川、厚木ほか）
●参加費：500円
●主催：止めよう「戦争協力法」８・29女たちの集い実行委員会
●連絡先：日本婦人会議（03-3816-1862）、婦人民主クラブ（03-3402-3238）
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第10回 沖縄“島ぐるみ闘争”に連帯し、基地撤去を求める市民の集い
「周辺事態法」なんていらない ８・22 紙芝居と証言の集い
日時◆８月22日（土）18：00～
場所◆大野北公民館（ＪＲ横浜線淵野辺駅南口前）
紙芝居◆新倉裕史（非核市民宣言運動ヨコスカ）
証言◆三宮克己（府中市議会議員・朝鮮戦争当時船員として米兵や軍事物資の輸
送に従事）
資料代◆500円
主催◆「沖縄“島ぐるみ闘争”に連帯し、基地撤去を求める市民の集い」実行委
員会
連絡先◆0427-56-9460（相模補給廠監視団）
協賛◆かながわ憲法フォーラム（045-231-2479 神奈川県高等学校教職員組合）
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米軍への「思いやり予算」を返せ！
東京では９月１日に第２回口頭弁論
●第２回口頭弁論：９月１日（火）東京地裁・第712号法廷にて 13：00～13：30
●続いて14：00より、東京弁護士会館（502Ｃ号会議室）にて報告集会あり（関西
訴訟の代理人・加島弁護士も参加予定）
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周辺事態法に反対する９・３国会行動
●日時：９月３日（木）18：00～
●場所：三河台公園（地下鉄日比谷線・六本木駅下車）
●呼びかけ：沖縄の反基地闘争に連帯し、新ガイドライン・有事立法に反対する
実行委員会（電話／ＦＡＸ：03-3368-3110）
●国会請願デモを行いますが、同時に「沖縄の基地をなくせ！ 有事立法をとめ
よう！ 緊急署名」の第２次提出も行ないます。
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各地集会・行動予定（８／20～９／６）
８月20日（木）「日本政府は却下裁決に従え！ 新ガイドライン・有事立法反対！
」反戦地主は訴える８・20集会 時間＊18：30～／場所＊シニアワ－ク東京（東
西線ほか飯田橋駅）Ｂ２講堂／報告＊有銘政夫、照屋秀傳ほか／700円／★なお、
当日昼間には、防衛施設庁への抗議行動（集合＊13：15 防衛庁正門前／主催＊
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック）と、建設省への要請行動（集合＊14：45
建設省正門前／主催＊違憲共闘会議）という連続行動も取り組まれます／詳細の
問い合わせ先＊沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック（030-910-4140）
８月21日～24日 世田谷まちかど平和展 時間＊11：00～19：00／場所＊世田谷
市民運動いち事務所（小田急線豪徳寺駅）／広島・長崎原爆写真展示／無料／★
24日（月）は18：30から同会場で集会「語り伝えようヒロシマ・ナガサキ」（講
師＊三宅信雄／300円）／主催＊世田谷市民運動いち（03-3706-7204）
８月27日（木）戦争が地域にやってくる 時間＊18：30～／場所＊日野市生活保
健センター／お話＊中島誠、新倉裕史／300円／主催＊反核平和の火リレー日野地
区実行委（042-584-2784 自治労日野市職）
８月29日（土）盗聴法・団体取締法を廃案へ ８・29全国集会 時間＊13：00～
／場所＊労働スクエア東京（日比谷線八丁堀駅）／集会後デモ／600円／主催＊同
集会実行委／連絡先＊日本基督教団社会委（03-3202-0544）
■市民の声：今こそ核兵器廃絶を！緊急行動会議 【第１部】「核兵器廃絶への
道筋」時間＊10：15～／【第２部】「日本は何をなすべきか」時間＊13：45～／
共に場所＊専売ホール（山手線田町駅４分）／前売800円、当日1000円／主催＊同
実行委員会／連絡先＊ＰＣＤＳ国際事務所（045-563-5101 担当川崎）
８月30日（日）自衛隊の防災訓練に反対する8・30討論会 時間＊13：30～／場所
＊中野区商工会館（総武線ほか中野駅北口徒歩５分）／発言＊大洞俊之、山本英
夫／呼びかけ＊自衛隊の海外派兵に異議あり！中野ムーブほか（050-559-3283）
９月１日（火）思いやり予算違憲訴訟・東京 第２回口頭弁論 時間＊13：00～
／場所＊東京地裁・第712号法廷（地下鉄・霞ヶ関駅下車、裁判所合同庁舎内）／
連絡先＊同訴訟事務局（03-5275-5989）
９月２日（水）やばいよ止めなきゃ！「周辺事態法」時間＊18：00～／場所＊立
川市市民会館（中央線立川駅南口徒歩15分）／講演＊新崎盛暉／主催＊沖縄反戦
地主を支える三多摩の会（042-527-5626）
■住民基本台帳ネットワークシステムと新ガイドラインの危険な関係 時間＊18
：30～／場所＊たんぽぽ舎（総武線水道橋駅）／講師＊佐藤文明／主催＊新ガイ
ドラインと自治体を考える会
９月６日（日）日米新ガイドラインと有事法制に反対する練馬行動 時間＊13：
00～／場所＊あかしや児童遊園（西武池袋線大泉学園駅下車３分、勤労福祉会館
前＊予定）／主催＊つくろう平和！練馬ネットワーク（03-3922-8719 池尻）
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