Date: Wed, 24 Jun 1998 00:54:25 +0900
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To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 361] Re: インドからの核実験抗議声明
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 島川です。

At 10:35 AM +0900 98.6.22, FUJIMURA, Yo さんwrote:
> こんにちわ。京都の藤村という者です。
>
> あちこちに転載して頂けると有り難いです。

 aml, Nifty:FACTIVE, PC-VAN;DAISANに転送・転載させていただきました。

 この声明は、最終破壊兵器よりも貧困の撲滅のためにこそ資金は使うべき
 である、というその基本的認識において賛同できます。軍備一般に言える
 ことでもありますが、このいわば当たり前のことが世界の常識にはなって
 いないということが、人類の現段階を示しているわけでしょう。

 「平和利用」として原発が出てくる点については留保しますが、それはさ
 ておき、最新核兵器を持っていてもソ連は崩壊したし、核兵器を持ってい
 なくとも「日」独は進んだ科学技術と経済政策で世界の超大国となった、
 というくだりには、日本人としては赤面せざるを得ませんね。日本の学校
 で生徒は「非核三原則」などという言葉を習って、日本があたかも核の中
 立地帯であるかのような印象を持たされるわけですが、アメリカの「核の
 傘」の下に入るというのは、何のことはない、日米軍事同盟連合軍として
 は核武装をしているということなのですから。NPT体制というのは裏返せば
 核クラブ五カ国の特権的立場を維持したいということのわけで、「作らず、
 持たず」と「核の傘」は矛盾するものでは全くない、むしろコインの表裏
 の関係にあるわけです。

 一部に留保したい部分はありますが、ともあれ、インドの国内で公然と核
 実験反対の意思表示をしてくれることは嬉しいことですし、こういう基本
 的な思想がインドやパキスタン、米ロその他公然・非公然の核兵器保有国
 も含め世界の常識となる日が来るように願いたいものだと思いました。

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                                    島川雅史  mshmkw@tama.or.jp
                                               mshmkw@jca.ax.apc.org
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