Mime-Version: 1.0
Date: Sun, 7 Jun 1998 05:37:34 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: higa@jca.ax.apc.org (higa akiko)
Subject: [keystone 319] 激怒・嘉手納基地でのパラシュート訓練
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 319
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

こんにちは。京都の比嘉明子です。
文字化けの件ではみなさん、ご迷惑をかけました。
大丈夫のようなので、めげずにまた投稿します。

周知のこととは思いますが、去る5月30日に在沖米陸軍特殊部隊
いわゆるグリーンベレーが嘉手納基地でパラシュート訓練を行いました。
「ゲリラに占拠された空港の奪還を想定」したものとのことです。
米軍が当初通報していた80〜100人という数字をこえる159人が
パラシュート降下しています。

県や沖縄市議会は前日の29日に米軍に中止を要請しましたが、これを
無視して米軍は訓練を強行しました。
30日には嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(嘉手納町、北谷町、沖縄市)
が訓練実施に対する抗議文を発表し、2日までに三市町は議会による抗議決議を
しています。また自民党県連でも2日政府に抗議・要請行動を行っています。
しかし、嘉手納基地報道部では、「通常訓練」とし、今後も年四回程度周期的に
行なうとしているそうです(タイムス30日夕刊)。

さらに在日米軍司令部のマーレー副司令官は4日、三市町連絡協議会の要請に
対して、「伊江島で訓練するように最大限努力するが嘉手納で訓練しないとい
う確約はできない」といったそうです。(タイムス5日朝刊)

29日の段階で、萩二郎防衛施設庁長官は、「基地強化と言うことではなく、隊員の
練度維持。(訓練に対して)どうこういう立場にない」「米軍には安全に十分に配慮
してもらうよう期待している」などとのべ、安全対策や中止要請はしないという姿勢。
(タイムス30日朝刊)

パラシュート降下訓練はこれまでは読谷補助飛行場で行われていたもの
ですが、SACOの合意で伊江島補助飛行場に移すことになっているはずです。
5.15メモの中の嘉手納基地の使用目的を逸脱しているとの声もあります。

4日の要請行動の際に、宮城篤実嘉手納町長は「5.15メモの解釈がどうのでは
なく、パラシュート降下訓練の実施は、基地強化につながり承服できないという
ことを訴えた。日米政府の取り決めがあろうがなかろうが、基地機能の強化には
反対していく」と述べています。(タイムス5日朝刊)

住民の安全を考える自治体の長としては当然の気持ちだと思います。

5.15メモがあろうが、SACOの合意があろうが、安保条約があろうが、9条が
あろうがなかろうが、米軍はどんなに危険な訓練でも地域住民の抗議の声など
無視して強行する。ましてや実戦となったら、米軍には歯止めがききません。
こういう米軍の姿勢は許せないし、これに対してまったく無力でやる気のない
日本政府の姿勢に怒りを感じます。
 
 
 
 
 

*****************************************************************
比嘉明子  higa@jca.ax.apc.org
☆名護・市民投票〜在日米軍・海上ヘリ基地に関する情報のページ(6月7日更新)
 http://www.jca.ax.apc.org/~higa/OKINAWA/NAGO.INDEX.html
☆みるくの会 みるくゆー新聞14号
    http://www.jca.ax.apc.org/~higa/miluku-index.html
☆幸せへの黄色いはがき 大田知事を激励するメッセージを送ろう!
 http://www.jca.ax.apc.org/~higa/cards.html
*****************************************************************
 


  • 1998年
  • 3月4月5月6月、7月、

    キーストーンメーリングリスト 目次