Date: Wed, 13 May 1998 00:11:11 +0900
Mime-Version: 1.0
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 189] from FACTIVE > インド核実験
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 189
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

                      (from FACTIVE <niftyserve.or.jp> 改行位置等若干変更)
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<市民運動・ボランティアネット>    FACTIVE

インドが核実験を強行 CTBT空洞化早くも
核実験情報は
nifty:FACTIVE/MES/08/831
緊急行動は
nifty:FACTIVE/MES/03/3010

*- FACTIVE  MES( 3):◆FACTIVE 告知・掲示板 情報提供会議室
*03010 CXJ05516  鳩               [aml]ストップ!核実験情報 インド核実験1号
( 3)   98/05/12 02:50                     コメント数:1

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 From: "Mizuyosi Yosinaga" <faxnet@ppp.bekkoame.or.jp>
 Subject: [aml 8483] インド核実験緊急抗議
 Date: Mon, 11 May 1998 23:45:57 +0900

 (以下略..微笑)

 --------------

 Date: Tue, 12 May 1998 00:10:21 +0900
 From: nasubi@jca.ax.apc.org (nasubi)
 Subject: [aml 8486] Re: インド核実験緊急抗議

山谷労働者福祉会館のなすびです。

 (略)
 

*03011 CXJ05516  鳩               [key]ストップ!核実験情報 インド核実験2号
( 3)   98/05/12 13:25  03010へのコメント

                        (from [keystoneML] 改行位置等若干変更)
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 From: "Mizuyosi Yosinaga" <faxnet@ppp.bekkoame.or.jp>
 Subject: [keystone 187] ストップ核実験 2号
 Date: Tue, 12 May 1998 13:05:36 +0900

 (略)
 

*- FACTIVE  MES( 8):●分科会 戦争 平和 基地問題  
*831   SDI00872  山崎 久隆        核実験>98/05/11速報インドが核実験強行!
( 8)   98/05/12 02:39  009へのコメント

 インドが核実験を強行したのは論外ですけれど、インドだけが突出してとんでもな
いわけではないことを冒頭に書いておきます。
 CTBT包括的核実験禁止条約は発効もしないうちから空洞化を見せ始めているわ
けですが、その最も大きな原因を作ったのはアメリカです。
 核分裂反応の連鎖反応を引き起こさなければ、条約上許されると、ネバダ実験所で
3月25日に、97年7月と9月に続く三回目の未臨界核実験を強行し、今後も継続
すると宣言したときに、もはや空洞化は避けられないものとなっていました。
 ロシアも96、97年と未臨界実験に走っています。こうして核実験を続けている
ことについて、インドなどは「CTBTは、すでに高い技術を持っている国に有利に
なることを示している」と主張しCTBT条約の調印を拒否する姿勢をとっています。
 インドの総選挙で政権を取ったインド人民党は、必要とあれば核武装を行うと主張
してきたことから、こうした事態になるおそれはあったわけですが、それにもかかわ
らず未臨界実験を重ねてきた米ロの責任は重いと言わなければならないでしょう。

 
 さて、報道では核実験のニュースが既に流れていますが、インドの実験を詳細に伝
えるものではありません。
 バジパイ首相が11日に記者会見を行って実験を明らかにしたのですが、その内容
は「西部ラジャスタン州のポカラン(ニューデリー南西約550キロのパキスタン国
境近郊)にある実験場で11日午後3時45分(日本時間7時15分)、地下核実験
を3回実施した。本日の実験は核分裂装置と弱い爆発力の装置、熱核装置を用いて実
施された。観測された爆発力は予想通りで、1974年の実験と同様、環境に影響を
及ぼすものではなかった。実験を成功に導いた科学者、技術者に心から感謝する。」
という実にそっけないものでした。
 今回の核実験は3回の爆発を引き起こしたものと見られますが、規模や種類、弾頭
なのか砲弾なのか核爆発装置だけなのかなどという詳しい情報は一切ありません。
 インドは1974年に核実験を行っていますが、このときさえ核武装には言及せず、
平和目的の核爆発利用という名目で実験を行っています。今回も核武装には直接触れ
ていないものの、「平和利用」などといった粉飾は行っていないばかりか、核爆発の
内容についても「熱核装置」という言い方で核融合爆発つまり水爆実験を行っている
ことも示唆しています。
 
                                                   YAMASAKI (SDI00872)
 

*833   SDI00872  山崎 久隆        核実験>98/05/11インド核実験GPJ抗議声明
( 8)   98/05/12 15:29  831へのコメント

 グリーンピースジャパンがインド政府に宛てて出した抗議文です。
 FENVよりの転載です。

|096/096   SDI00600  猫が好き♪        GPJ>インド核実験への抗議文1998/05/12
|( 5)   98/05/12 14:36  012へのコメント

| グリーンピース・ジャパンがインド政府に対して出した抗議文です。

|=====

|インド パジパイ首相  閣下

|核実験に対する抗議文

|1998年5月12日

|  グリーンピースは日本時間5月11日午後7時に核実験を強行したインド政
|府に対し、非人道的な行為であり、怒りと深い悲しみを持って断固抗議し、以
|下を要請します。

|一、  今後いかなる核実験も一切行わぬこと。

|一、  包括的核実験禁止条約をただちに調印、批准すること。

|一、  兵器用核物質生産禁止条約の本格交渉を開始させること。

|一、  インドでの核実験の被害を調査し、公表すること。

|一、 「核兵器を持つ選択肢を持つ」政策を放棄すること。

|世界は、包括的核実験禁止条約の採択により、ようやく「核廃絶」の光を見始
|めたばかりです。まだ条約の発効もしていない現在、その小さな光は今にも消
|えそうなのです。その小さな光を消してしまうことは決してしないでください。
|「大国」である証明は、核兵器を持つことではなく、核兵器を無くすリーダー
|シップをとることで示してください。

|貴国は1996年 9月に採択された包括的核実験禁止条約に反対し、世界中の人々
|の悲願である「核廃絶」への協力を拒む形になっていました。そして3月28日に
|承認されたバジパイ政権は「核兵器を導入する選択肢を持つ」としています。
|これは、断じて許せないことです。

|これまでの核実験によって被曝した人々に思いを馳せてください。今日を最後
|に、二度と核実験をしないように重ねて強く要請します。

|グリーンピース・ジャパン
|           事務局長  志田 早苗
 
 
転載                                                 YAMASAKI (SDI00872)
 

*834   SDI00872  山崎 久隆        核実験>98/05/12インド核実験 情報室声明
( 8)   98/05/12 22:25  831へのコメント

 原子力資料情報室の抗議声明です。

 
                         インドの核実験に抗議する
 
                           核実験に強く抗議する
 
                                                               1998年5月12日
                                                            原子力資料情報室
 
インド首相
アタル・ピハリ・パジパイ 殿
 
 原子力資料情報室は、昨日、貴国がラジャスタン州ポカランで行った地下核実験に
対して、心からの怒りを持って強く抗議する。
 
 貴国は、かねてから、核の不拡散のみを問題として、核開発のレベルを守り向上さ
せようとする五大核保有国の姿勢を批判し、 核拡散防止条約(NPT)および包括的核
実験禁止条約(CTBT)の不十分さを指摘してきた。しかし、貴国の行為は、五大核保
有国と全く同じ、時代遅れの核抑止論を振り回して世界に核の脅威を押しつけるもの
で、 貴国の主張の正当性を失わせた。また、ジュネーブで行われていたNPT再検討会
議準備会合の直後に核実験を行うなど、貴国の行為は、非常に挑発的であり、五大核
保有国のみならず、イスラエルやパキスタンやイラクなど各国の核開発競争に拍車を
かけ、 NPT、CTBTと少しづつ積み重ねてきた核軍縮の流れを、一気に押し戻す恐れの
あるものである。
 
 今回の実験で、国際社会における貴国の信頼は失われた。わたしたちは、貴国がす
べての核開発計画を即時停止し、 一刻も早くNPTへの参加およびCTBTへの批准を行う
ことを要求するものである。
 
 わたしたち原子力資料情報室は、これからも、世界中の平和を願う人々と連帯して、
核の恒久廃絶に向けてさらなる努力を続けることをここに表明する。
 
 
                                                   YAMASAKI (SDI00872)

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  • 1998年
  • 3月4月5月、6月、7月、

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