Date: Tue, 21 Apr 1998 21:02:37 +0900
Mime-Version: 1.0
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 111] [aml] No Guideline news no.13
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 111
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Mon, 20 Apr 1998 21:33:33 +0900
 From: Toshimaru Ogura <ogr@nsknet.or.jp>
 Subject: [aml 8299] No Guideline news no.13
 

小倉です。新ガイドライン反対全国FAX通信の最新号です。転載自由です。
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   '97ガイドライン安保・有事法に反対する
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●「'97新ガイドライン安保・有事法に反対する全国Fax通信」の、ファクシミ
 リ(あるいは郵送)での購読料は半年間3千円です。
●この「電子版」は、より多くの方々に読んでいただきたいとの趣旨で公開し
 ていますが、*是非カンパをお送りくださるよう*お願いいたします。下記
 の郵便振替口座をご利用ください。

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'97新ガイドライン安保・有事法に反対する 全国FAX通信【電子版】
No.13 1998年4月18日(月2回発行)

東京都千代田区三崎町3−1−1 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
Eメール:tokada@jca.ax.apc.org
購読料 3000円(半年間)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
*バックナンバーは
http://www.jca.ax.apc.org/~toshi/NoG_News/NoG.index.html
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目次
●「チャンプルフォーラムinゆふいん」
   −−海兵隊はいらない! 意見広告を再び
●ていこうせん(み)
●沖縄の基地をなくせ!新ガイドライン反対!戦争立法つぶそう4・29行動
●戦争への道=有事立法制定に反対しよう!4/23関西集会と平和ウォーク
●新ガイドライン安保反対!有事立法・戦争動員許さない!
   「ヨコタ基地をなくそう!」 5/2 ヨコタデモ
●5月3日は首都圏各地の憲法集会へ!
●反基地運動−−現場から(1)  十条基地/補給統制本部はいらない!
●沖縄ニュースクリップ 3/31〜4/15
●Book Review
●新ガイドラインに反対する陳情−−横浜市議会では「継続審議」
●【青森】米兵による暴行未遂の被害者に慰謝料の支払いを命じる判決
●各地集会・行動予定(4/21〜5/9)
●Fax通信・事務局からのお知らせ−−FAX通信第2期開始!

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「チャンプルフォーラム in ゆふいん」
−−海兵隊はいらない! 意見広告を再び

 由布院(大分県)で開かれた「チャンプルフォーラム in ゆふいん 米海兵隊は日本
にいらない! 全国アクションプロジェクト作戦会議98」にFax通信(第2期)の申込
書などをワンサと持って参加した。
 この4月11日、12日の「作戦会議」は、去年の9月に由布院で開かれた「暮しの安
全保障」をテーマにした「チャンプルフォーラム」に次いでのものである。1回目の
「チャンプルフォーラム」でガイドライン反対の全国キャラバン方針が検討され、「
新ガイドラインに異議あり! 全国キャラバン」が具体的に展開され(この動きは、
Fax通信のスタートと重なり、ここの紙面でこまかくレポートされた)、今回のフォー
ラムはこのキャラバンの総括の集まりという性格をも持つものであった。
 11日は、伊波洋一さんの基調報告(「海兵隊は日本にいらない」沖縄からの報告)
、その後、キャラバンの事務局長神田広司さん、呉の湯浅一郎さん、地元でニューヨ
ーク・タイムズへの「海兵隊はいらない」の意見広告を担った浦田龍次さんなどの報
告があった。
 夜は交流会、翌日は次の運動へ向けての「作戦会議」。
 ここでは、A Message To Our American Friends From Concerned Japanese
Citizens(憂慮する日本人からアメリカの友人へのメッセージ)と題した Please
Remove Your Marines from our Soil!(私たちの土地からあなた方の海兵隊を撤退さ
せてください!)と大きく呼びかけた由布院発の意見広告の成功(多くのアメリカ市
民から反応がよせられた)をふまえて、それを継承するかたちで、新しい意見広告(
できたらアメリカだけでなく、それ以外にも出すかたちで)運動が組織できないかと
いう点が、中心に討論が進展した。
 5歳の少女が米軍車両によってひき殺されたナマナマしいシーン(路上の少女の死
体を米兵らが見ている)の写真、これを載せた意見広告は強いインパクトを与えたの
だから、どういう写真を使うかが大切というような点の技術的な問題をふくめて、あ
れこれ論議された。
 結論は、沖縄(特に名護)と岩国と由布院の三つがベースで、九州・東京・大阪も
協力して新たな意見広告を目指そうというところにおちついた(そための会議を5月
に沖縄で持つことも決めた)。
 米軍基地を、沖縄内、あるいはヤマトのどこに持っていけという論議ではなく、「
アメリカへ帰れ!」という原則のところを、海兵隊をかかえている地域の人々の声を
ベースでつないで、その「意見」を届けよう。そんな位置づけがなされたのだ。
 「アメリカの友人へのメッセージに」は、こうある。

 「私たちは何度も繰り返してアメリカと日本の役人から、『海兵隊は私たちを守る
ためにまた東アジアの安定と維持のために日本にいるのだ』と言われてきました。軍
の役人と政治家は『朝鮮半島の安定のため海兵隊は必要なんだ』と教え込むのを好む
ようです。しかし、私たちは、(日本の)岩壁に何万もの海兵隊を配備するよりも、
その緊張を扱うよりよい方法があると確信しています。それは隣人との和解と信頼、
そして相互扶助こそが私たちの安全にとって本当に必要なものだと思うのです。今日
、私たちが求めるのは、軍事力の優位を求める『軍事の安全保障』ではなく、あらゆ
る面において永続的で、充実した暮しの提供を求める『人間の安全保障』です」。

 地域で暮らしている人間が、軍隊(基地)によってこそ被害を大量に受け続けてき
た。この歴史体験をふまえ、軍隊(基地)による「安全保障」という発想に、大いな
る疑問を提し、別の「安全」をつくりだす方向での提案を含んだメッセージである。
 これを、沖縄(名護)・岩国・由布院での、さらには全国各地での具体的体験を交流
させて、あらたに発しようというわけである。
 湯布院の佐藤晶さんからは、“村おこし”“町おこし”運動の交流をめざすフォー
ラムのようなものが持てないかといった提案もあった。基地に依存しない経済(生活
)を、どう展望するかという問題を沖縄の読谷村の“村おこし”活動の体験などと、
自分たちの体験を重ねて考えたいというのだ。
 各地の報告(東京の報告は、この紙面でおなじみのものばかりなので省略)の中で
は、私には、米海兵隊がイタリアで低空飛行訓練中に墜落し20人の市民が巻き込まれ
てしまったという事故についてふれつつ、「米軍機低空飛行」問題をクローズアップ
して、運動しようという広島の湯浅一郎さんの提起が強く印象に残った。
 会場でくばられた湯浅さんの文章を引用しよう。

 「早明浦【さめうら】ダムでの事故報告書などから日本列島には低空飛行訓練ルー
トが8本あることがわかっている。また全国的な市民グループの連絡組織であるキャ
ッチピースが行った全国自治体アンケートによって、北は北海道から南は沖縄まで
23道県、121市町村で低空飛行が確認されている。北海道、東北、中部、四国の各地方
では80年代後半から、九州、中国、群馬などでは94年初夏から目撃されており、90年
代に入って新たな訓練ルートが設定された。現在、日本で訓練を行っているのは、岩
国の海兵隊機、厚木の空母艦載機、三沢の空軍機、更には在韓米軍【、、、、】も含
まれている。住民からの通報のなかには、『パイロットの顔がわかった』『乳牛が驚
いて、乳の出が悪くなった』など生々しいものが沢山あり、住民は不安と恐怖を訴え
ている」(傍点引用者。「米軍機低空飛行は生活と共存できない」『世界』1998年4
月号)。
 ここには韓国の人々の反基地運動との連帯の通路がある。
 このフォーラムには大阪の韓統連メンバー都裕史さんも参加し積極的に発言してい
た。
 私は、最後に東京での多様な活動をふまえて反有事立法行動への全国的結集のため
の準備へ向けての交流会を提案した。**(5月4日に全国交流連絡会、5月23日(
土)に東京統一集会)**参加希望者はFax通信に連絡してください。 (事務局・天野)

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ていこうせん

 消費税が導入されてからこっち、生きるということは税金をとられるということで
もあると毎日思い知らされているわけだ。で、この税金を武器にして、良心的軍事費
拒否をはじめ納税者としての闘いがいくつもあるのだが、行政サイドでもちょっとし
た動きが出てきた。厚木基地を抱える大和市だ。
 基地交付金が固定資産税の代替的な措置であることを逆手にとって、「地方税法で
は飛行機も固定資産税の課税対象」と厚木基地の米軍機・自衛隊機計約100機を基地交
付金算定対象に含めろってなわけだ。大和市長は「手を替え品を替えて国に迫ること
で、基地の返還につながると考えた」と言うが、税金なる武器の使い方は、まだまだ
あるのかもしれない。もともとウチらのもんなんやし。(み)

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沖縄の基地をなくせ!  新ガイドライン反対! 戦争立法つぶそう4・29行動

 2月1日の「新ガイドラインに反対する2・1行動」は、市民たちが中心の集会と
しては久しぶりに1000人規模の人々があつまり、デモと集会が賑やかに楽しく行われ
ました。そこで、私たちは「2・1行動」の成果を引き継ぎながら、4月29日に再度
、集会とデモを行います。またそのための相談会、街頭宣伝も下記の日程で行います
。ぜひ参加してください。

日時:4月29日(水・休)午後3時から
場所:代々木公園野外音楽堂(デモあり)
発言:アメリカ元海兵隊員アレン・ネルソンさんの報告/「基地はいらない! 女た
ちの大行動」実行委員会/NO! AWACSの会(浜松)/思いやり予算訴訟原告団/国会議
員から国会情勢の報告/その他
演奏:喜納昌吉&チャンプルーズ/知念良吉/国分寺EXPERIENCE/寿/SoSo/まよな
かしんや
【相談会】4月20日(月)19時から/神保町区民会館
【街頭宣伝】4月20日(月)17時半〜18時/水道橋駅(お茶の水寄)
主催:沖縄の基地をなくせ! 新ガイドライン反対! 戦争立法つぶそう4・29行動
連絡先:市民のひろば/東京都千代田区神田三崎町3−1−18 近江ビル4F
TEL:03−5275−5989/FAX:03−3234−4118

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戦争への道=有事立法制定に反対しよう! 4/23 関西集会と平和ウォーク

 政府・自民党は、昨年9月に合意された新たな「日米防衛協力指針」にともなう有
事立法を、今国会に提出しようとしています。有事立法が成立すると、日本は米軍の
世界中のあらゆる地域における戦争に参戦し、自衛隊が海外で武力行使できるように
なってしまいます。今国会では、組織的犯罪対策法、住民基本台帳改悪、最大規模の
労働法制の改悪なども企てられています。
 平和憲法を活かし、日本と世界の人びとの暮らしを守るため、有事体制づくりに反
対しましょう!
日時*4月23日(木)18時〜/場所*扇町公園
呼びかけ*戦争への道=有事立法制定に反対しよう!実行委員会/連絡先*「許すな
!戦争準備、止めよう!有事立法」実行委員会(06-364-0123 中北)、ユニオンネッ
トワーク(06-575-3131 全港湾大阪支部)

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新ガイドライン安保反対! 有事立法・戦争動員許さない!
「ヨコタ基地をなくそう!」 5/2 ヨコタデモ

 もともとヨコタ基地は日本陸軍の「多摩飛行場」でしたが、日本の敗戦のあと、米
軍に接収されて、現在は在日米軍4軍(陸・海・空・海兵隊)を統括する在日米軍司
令部と、第5空軍司令部が置かれています。4市2町にまたがる広大な敷地は、戦後
の米軍の戦争のたびに拡張された結果です。全国の在日米軍基地から兵士、弾薬、物
資が集積されて、ここから戦場に送られていったのです。この状況は今も変わりませ
ん。ヨコタを再びアジア・中東への出撃基地にしたくない、そのために大きな声で言
いたい−−−「ヨコタ基地をなくそう!」
日時*5月2日(土)15時〜 デモ出発16時
場所*福生公園(JR青梅線牛浜駅下車)
呼びかけ*新ガイドラインに反対する三多摩連絡会(042-525-9036 立川自衛隊監視
テント村気付)

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5月3日は首都圏各地の憲法集会へ!

 今年の憲法記念日は、新ガイドライン関連法案(「周辺事態法」、自衛隊法・PKO法
の改悪)の制定準備、組織的犯罪対策法・住民基本台帳法改悪案の上程という状況の
中で迎えることとなりました。また、明文改憲のための憲法調査委員会設置の動きは
、現在表面化はしていないものの、楽観視できるものではありません。解釈改憲によ
る憲法の空洞化を許さず、非武装平和主義・基本的人権の尊重・主権在民という憲法
の理念の実現を目指す大きな流れが求められています。
 今年も5月3日には各地で様々な取り組みが準備されています。各地での取り組み
に参加して、多くの声を集めましょう。

【憲法記念日デモ 十条基地へ向けて抗議の声を】
時間*10:30〜稲荷公園集合(埼京線十条駅) 11:00〜デモ出発
呼びかけ*北区に平和と緑を! 市民の会、戦争への道を許さない北・板橋・豊島の
女たちの会、古沢くみ子と市民の会(03-5249-0835)

【98私と憲法のひろば 許すな!PKO法・自衛隊法改悪と周辺事態法】
時間*13:00〜 場所*江戸東京博物館ホール(総武線両国駅3分)
スピーチ*新崎盛暉(沖縄大学教授)
歌と詩*グループ多摩じまん
ほか問題提起など
主催*「私と憲法のひろば」実行委員会
連絡先*21世紀につなぐ憲法50周年運動(03-3221-4668)ほか

【私たちの憲法の集い 大人がWAR MANUALするとき、子どもたちの未来は……】
時間*13:00〜 場所*立川中央公民館(中央線立川駅8分)
講演*新倉裕史(非核市民宣言運動ヨコスカ)
主催*市民のひろば・憲法の会(042-535-1339 きど)
  展示「日米新ガイドラインってなんだろう?」
  日時*4月28日(火)〜5月3日(日)9:00〜22:00
  場所*立川中央公民館ロビー(同上)
  主催*同上

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反基地運動−−現場から(1)   十条基地/補給統制本部はいらない!

 用地の特例許可を巡る闘い(住居専用地域にビルを建てるのは違法と申し立て)と
遺跡調査により、3年ほどおくれていた十条基地の工事がかなり進められている。昔
の赤レンガの建物はほぼこわされ真っ白いビルが並び始めた。そして無気味な100メー
トルはあると思われるアンテナは池袋からもくっきりみえるほどそびえたっている。
 昔は各種の部品や装備の修理が主であった十条基地であるが、陸海空3軍の補給統
制本部として再編強化され、「使いたい時に使いたい装備品を使える状態にして供給
する(『朝雲』2月26日号)」という軍事物資補給の中枢を担う基地になってしまっ
たのだ。3月26日には駐屯地で陸上自衛隊の補給統制本部の編成完結式が行われ500名
の出席のもとで益田総監の訓示が行われた、との記述が『朝雲』にあった。
 このような状態にたいし私たちは、北区初の市民派区議会議員である古沢くみ子と
ともに反対運動を強めている。区議会では古沢議員が本会議の質問で十条基地につい
て取り上げ基地撤去と平和について訴えてきた。また、先の議会では市民の会として
「新ガイドラインと十条基地に反対する」陳情を行った。残念ながら採決はされなか
ったが、基地の全面返還を訴える決意をあらためて明らかにしていった。
 5月3日の憲法記念日には毎年恒例の 憲法記念日デモを行い、十条基地にむけて「
基地はいらない!」「新ガイドライン反対」の声を叩きつけていく。
(松平隼人・北区に平和と緑を!市民の会)

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沖縄ニュースクリップ 3/31〜4/15

【3月31日】1995年5月宜野湾市内で米兵に殺害された女性の遺族に、確定判決額に
基づいて日米両政府が27日に4千4百万円余りを支払ったことが分かった。日米特別
行動委員会(SACO)最終報告後、事件に関しては初の適用。▼名護市議会が、海
上ヘリ基地予定地周辺のジュゴンと海亀について生息調査の実施を求める決議を採択
。環境庁、知事、国際自然保護連合(IUCN)あて。
【4月2日】防衛庁の秋山昌広事務次官が米国防総省でコーエン国防長官らと会談、
普天間飛行場の代替は海上ヘリ基地が最善の方策との見解で一致。
【4月3日】イラクの国連査察拒否問題で湾岸に米空母インディペンデンスが派遣さ
れたことに伴い、手薄になる朝鮮半島の有事に備え、米空軍が今年1月、嘉手納基地
の兵士200人を含む第3航空遠征軍(兵士約700人)を新たに編成していたと、琉球新
報。▼恩納村立喜瀬武原小中学校が、県道104号越え実弾砲撃演習の本土移転から1年
、児童・生徒76人と職員8人の意識調査を実施したと、沖縄タイムス。児童・生徒の
約6割が「本土移転後も学習環境は変わっっていない」と回答。
【4月4日】自民党の野中広務幹事長代理が京都市で講演し「私自身は海上ヘリ基地
には疑問を持っている。沖縄北部に民間飛行場をつくり、代替ヘリポートを併設する
ような決断ができないか」と発言。
【4月6日】久間章生防衛庁長官が参院予算委員会で、キャンプ・ハンセンで相次ぐ
演習による山火事に関して、沖縄は「温度が非常に高くて、すぐ発火しやすいような
場所」と語った。▼野中幹事長代理の4月4日の発言に関し、村岡兼造官房長官が記
者会見で「反対だけでなく、代案も示してほしいという趣旨だと思う」と述べた。
【4月7日】米軍用地強制使用手続きで那覇防衛施設局が地主を取り違え、県収用委
員会が昨年5月に下した却下裁決に関し、建設省が施設局の不服審査請求を認め、県
収用委の処分を取り消す裁決を出した。92年の収用委裁決に対する地主側の94年の不
服審査請求を棄却した。
【4月9日】日米合同委員会が外務省で開かれ、米軍安波訓練場の全面返還に合意し
た。
【4月9日】ホール在日米軍司令官がワシントンで記者会見し、海上基地が唯一の選
択肢と述べた。
【4月11日】ジュゴンの生態調査のため、三重大学の粕谷俊雄教授を中心とする研究
会が、10日間の予定で航空調査。名護市嘉陽沖と金武湾北側でジュゴンを目撃。
【4月12日】沖縄各地で家族や親せきが集まり祖先の霊を慰める清明祭(シーミー)
。普天間飛行場もこの日は基地内にある墓までの通行が許可された。
【4月13日】米兵などが公務外に起こした事件・事故の被害者損害賠償制度の確立を
目指す「米軍人・軍属による被害者の会」が参院法制局と初めて意見交換。
【4月15日】外務省沖縄事務所が制作の「在沖米軍兵士教育用ビデオ」が完成、17日
にキャンプ・バトラーで試写会を兼ねてビデオ40セットを引渡すと、琉球新報。▼米
軍の資料で、海上基地建設は次期主力機オスプレイの配備を前提にしていることが判
ったと、琉球新報。

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<-----Book Review----->

『公開審理闘争の記録 くさてぃ』
●編集・発行*沖縄軍用地違憲訴訟支援県民共闘会議/1998年4月1日/B5判・
292頁/1,000円/問い合わせ*TEL098-835-1992
●昨年2月から今年1月にかけて11回にわたって行われた沖縄県収用委員会の公開審
理の証言集。審理の中で使われた写真や図版なども収録されており、非常に貴重な記
録となっている。4月13日の沖縄タイムス(夕刊)は、「四千部作ったが、百部単位
での注文も多く、残部はわずか。早めの発注を」という違憲共闘会議からの声を紹介
している。

『日本全国が低空飛行訓練基地に−−米軍機の低空飛行訓練を追う−−』
●編集・発行*リムピース/1997年10月21日/B5判・50頁/600円/問い合わせ*T
EL0425-51-8906・FAX0425-52-5156
●去る2月3日、イタリア北部で低空飛行の米軍機が事故を起こし20人が死亡した。
日本の各地でも米軍機の低空飛行訓練による被害が報告されているが、政府は全く問
題にしようとしていない。このパンフレットは、米軍基地を監視し続ける各地の人々
の地道な調査をもとに低空飛行訓練の実態に迫っている。図版や写真、資料も多数盛
り込まれており、学習のためにも最適。

『プロブレムQ&A 「基地・軍隊」と私たちの安全−−「新ガイドライン」時代の
反戦と平和』
●著者*派兵Check編集委員会/発行所*緑風出版/1998年4月15日/A5変形判・
265頁/1,800円+税/問い合わせ*TEL03-3812-9420・FAX03-3812-7262(緑風
出版)
●冷戦が「終結」しても、テロやゲリラなどの「危険」、地域紛争などの「危機」か
ら私たちを守るため、基地・軍隊は必要だという。しかし兵士による暴力事件や性犯
罪は横行・・・「真の安全」について民衆の立場から問う−−(オビの文章から抜粋)

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新ガイドラインに反対する陳情 −−横浜市議会では「継続審議」

 新ガイドラインの実体化としての有事法制に向けた動きが強まるなか、婦人民主ク
ラブ横浜支部では、横浜市議会3月議会に「新ガイドラインに反対の意見書を求める
陳情」を提出した。結果は継続審議。6月議会の常任委員会で「検討」されるという。
 各地の議会での「新ガイドラインに反対する陳情」や決議についての情報を、ぜひ
お寄せください。

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【青森】米兵による暴行未遂の被害者に慰謝料の支払いを命じる判決

 青森県八戸市内で昨年3月、米軍三沢基地海軍航空基地隊所属の元兵曹長による暴
行未遂を受けた女性が、この元米兵に対して1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決
が3月18日、青森地裁でなされ、被告に500万円の支払いが命じられた。被告の元米兵
側は全く法廷に出廷せず、書面提出も行わなかった。
 この裁判は、被害者の氏名・住所を伏せたまますすめられた。被害者の代理人は「
裁判所が被害者の人権に最大限配慮してくれた。この種裁判の先例にもなると思うし
、この種の事件の抑止力にもなると思う」と話しているという。
 この事件では昨年7月7日に青森地裁八戸支部で懲役3年の実刑判決が確定し、現
在横須賀の刑務所で服役中。支援グループでは、今後は「米軍に慰謝料を完全に支払
わせる」運動を強化してゆくという。

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各地集会・行動予定(4/19〜5/9)

4月21日(火)「劣化ウランの恐怖」完成記念上映会
時間*18:30〜/場所*東京ウィメンズプラザ視聴覚室(表参道駅3分)/お話*沢
井正子/700円/主催*日本語版制作委(03-3992-1916 野村)

4月24日(金)基地はいらない! 戦争協力を許さないつどい
時間*18:00〜/場所*日比谷野外音楽堂(地下鉄日比谷駅ほか)/主催*4・24共
同行動実行委/連絡先*憲法50周年運動(03-3221-4668)ほか

4月25日(土)日本軍「慰安婦」問題国連人権委員会報告会
時間*14:00〜/場所*船橋市東部公民館(津田沼駅5分)/報告*前田朗/500円/
主催*戦争責任を考える千葉8月の会(047-353-6585 大島)

4月27日(月)まよなかしんやライブin藤沢
時間*19:00〜/場所*アルフィー(JR藤沢駅・プレジデント 2F)/予約
2500円、当日2800円(ドリンク付)/問い合わせ*0466-25-4119(アルフィー)

4月28日(火)命どぅ宝平和世コンサート すべての武器を楽器に
時間*18:00〜/場所*上野水上音楽堂/出演*喜納昌吉/前売2500円、当日3000円
/主催*命どぅ宝ネットワーク(03-3905-1579)

4月29日(水・休)天皇制の戦争責任を問い、「皇室外交」に反対する4・29集会と
デモ
時間*11:30〜/場所*渋谷勤労福祉会館/講演*内田雅敏/主催*同共同行動/連
絡先*日本基督教団靖国・天皇制問題情報センター(03-3205-7363)
■STOP!新ガイドライン=戦争マニュアル 平和を求める集会・礼拝
時間*14:30〜/場所*東京山手教会(渋谷駅徒歩10分・パルコ隣)/講演*新倉裕
史/集会と礼拝に続いて祈りの行進/500円/呼びかけ*NCC平和・核問題委員会(
03-3203-0372)
■53年目の証言 沖縄チビチリガマで何があったのか
時間*13:00〜/場所*中野区勤労福祉会館(総武線ほか中野駅)/証言*上原進助
(ハワイ在住牧師)/講演*下嶋哲朗(ノンフィクション作家)/800円/主催*「わ
たしたちにとって安保とはなにか」実行委員会(03-5670-4837 加藤)

5月9〜10日(土〜日)基地はいらない 女たちの大行動
9日【リレートーク】14:00〜16:00 有楽町マリオン前/【道ジュネー(パレード
)】16:00〜17:00 銀座通り/【交流集会】18:00〜シニアワーク東京(総武線ほ
か飯田橋駅)/10日10:00〜 新宿東口行動/主催*同大行動実行委/連絡先*03-
5261-3717(冒険社 宮平)、03-3354-3941(あごら 芦沢)

5月9日(土)連続学習会 もう一つの新宿 隅田川テント村から
時間*14:00〜/場所*山谷労働者福祉会館 2F(日比谷線南千住駅)/第1回「
地域社会の網の目に生きる野宿労働者」/主催*連続学習会実行委員会(03-3876-
7073 山谷労働者福祉会館気付)

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