Date: Mon, 13 Apr 1998 03:57:53 +0900
Mime-Version: 1.0
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 72] [pmn]劣化ウラン被害報告ビデオ上映会(東京4/21)
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 72
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

      (from 『民衆のメディア・メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Date: Sun, 12 Apr 1998 20:03:43 +0900
 From: peace-st@jca.ax.apc.org (NOMURA, Osami)
 Subject: [pmn 4241] 劣化ウラン被害報告ビデオ上映会
 

野村修身です。

このお知らせは、"pmn","aml","G-BRAIN"、さらに、
環境フォーラムメーリングリスト(E-Forum)に投稿します。
転載を歓迎致します。
ダブッテ見ている方には、申し訳ありません。

かなり前に計画を申し上げておりましたが、
湾岸戦争を中心にした、劣化ウラン被害調査報告ビデオの翻訳版が
完成しましたので、完成記念上映会を開催致します。
案内ビラより抜粋して転載致します。皆様お誘い合わせの上、御来場下さい。

この報告は、アメリカの元司法長官ラムぜー・クラークが中心で行われ、
ヘレン・カルディコット等、世界的に著明な学者も参加しております。
原題は「Metal of Dishonor」(1997年3月発表)です。

上映会にお出でになれない方のために、ビデオテープを頒布します。
お求めしやすいように、低価格に押さえました。下記にお申し込み下さい。
[頒布価格]3500円(他に、送料390円が必要です)
[申込先]ビデオプレス:東京都板橋区向原2ー22ー17ー403
     TEL:03-3530-8588  FAX:03-3530-8578
     郵便振替 00130-2-397479 ビデオプレス

                      NOMURA, Osami
                      http://www.jca.ax.apc.org/peace-st
                      <市民平和訴訟の会・東京>
 

(案内ビラより転載、補遂:ここより最後まで)
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湾岸戦争。そこはハイテク兵器の実験場だった!
汚染は世代をこえて今も続いている
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ビデオ『劣化ウランの恐怖----湾岸戦争でアメリカは何をしたか』(35分)
完成記念上映会のご案内

【日 時】1998.4.21(火)午後6時半〜8時半
【場 所】東京ウィメンズプラザ 視聴覚室 (国連大学隣、青山学院大学向かい)
     東京都渋谷区神宮前5-53-67(03-5467-1711)
     地下鉄表参道駅下車徒歩7分
     JR、東急東横線、京王井の頭線渋谷駅下車徒歩12分
【ビデオ】劣化ウランの恐怖−アメリカは湾岸戦争で何をしたか(35分)
【トーク】澤井正子さん(原子力資料情報室)
【参加費】700円
【連絡先】野村:TEL/FAX 03-3992-1916
【保 育】中野までお申し込み下さい(TEL 0422-37-2800)

 1991年の湾岸戦争で初めて使われた「劣化ウラン弾」。
 1997年には沖縄の鳥島で米軍が演習に使っていたことが発覚して、騒ぎになったの
も今は昔の話です。ベトナム戦争での枯葉剤、ダイオキシンに勝るとも劣らぬこの兵
器について、ご存知でしょうか?

 原子爆弾ではないけれど、放射能による被害は核兵器となんら違いはありません。
1991年にイラクの地で使用されてからは、その威力が確認され、通常兵器として兵器
業界で普及しつつあると言われています。
 劣化ウランは、核兵器のみならず、原子力発電所で使うウランを濃縮したあとの残
りカスです。(つまり“おから”みたいで栄養たっぷり?)ですから二束三文の値段
で、恐るべき威力の兵器ができあがります。また、放射性毒性以上に化学毒性も強い
、と言われています。

 湾岸戦争の前線にたった女性兵士、キャロル・ピコーのその証言は、自らの脳障害
や数々の病のみならず、生まれたこどもには甲状腺がなかったことを語っています。

 あの湾岸戦争で、劣化ウラン弾は、最新鋭の攻撃機によって空から100万発以上落
とされ、戦車からは4000発、総計300トンも発射されました。それが塵となり風に舞
い、今もイラクに残されたままです。はたしてこの影響は、イラクのこどもたちが身
を持って語っています。これが、ハイテク戦争の事実です。

 その後に起こったことが、今も減る兆しのない奇形児や先天性欠損症児の出生、こ
どもの白血病などのガンの増加‥‥。あのとき戦場で戦っていた兵士が父親になって
、生まれたこどもたちに起こっていることだと、イラクの医師は語っています。アメ
リカの兵士の「湾岸戦争症候群」も同じことでしょう。
 これが劣化ウラン弾の被害でなく、一体なんなのでしょう? 

 国を愛し国に尽くし、若くして“原因不明”の苦しみに耐えながら生きるアメリカ
やイラクの元兵士のこと。生きる喜びを知らず死を迎える大勢のイラクやアメリカの
こどもたちの姿、その親、家族‥‥。そうやって思いをよせたとき、私は立つことも
泣くこともできなくなりそうな無力感に襲われます。それから、この世に生を受けた
者として、彼らの苦しみを思い「現実に目を背けずに見ること」が彼らへの誠意だ、
と気づいていきます。
 
 キャロル・ピコー(元陸軍二等曹長、湾岸戦争野戦病院に派遣)、ダン・ファーヒ
ー(退役軍人の会理事)は湾岸の地獄図絵をたんたんと語っています。ラムゼー・ク
ラーク(米元司法長官)は「国防総省が考えていることはいかに多くの人をより効率
的に殺すかだ」と明言し、ヘレン・カルディコット('85ノーベル賞、反核医学者)
は「湾岸戦争は核戦争だった」と断定し、セーラ・フランダース(国際行動センター
IACの副事務局長)は「国防総省が唯一おそれているのは、人々が情報を持ち、怒り
を持ち、結集することだ」と語っています。その他にこのビデオにはバーバラ・ニム
リ・アジズ(人類学博士、ジャーナリスト。イラクにおける戦争と制裁の被害解析の
専門家)、ミチオ・カク(原子物理学者)や、アンナ・ロンドン(ニューメキシコの
ディネー族)らが登場します。

このビデオに登場する人々は、いったい誰に向かって語りかけているのでしょうか?

日本語版企画/市民平和訴訟の会・東京(野村修身)
制作/ビデオプレス
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(案内ビラより転載、補遂:ここまで)
 

                                      NOMURA; Osami
                                      peace-st@jca.ax.apc.org
                                      http://www.jca.ax.apc.org
                                      Peqace Suitors at Tokyo
                                      <市民平和訴訟の会・東京>
 


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