Date: Sat, 28 Mar 1998 05:01:57 +0900
Mime-Version: 1.0
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 7] [aml]沖縄・安保4.19 集会(東京)
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 7
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org


   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 From: k_shin@mti.biglobe.ne.jp
 Date: Wed, 25 Mar 1998 18:33:09 +0900
 Subject: [aml 8040] 4.19 集会のご案内


いくつかの団体・個人が参加して活動を続けている「沖縄の反基地闘争に連帯
し、新ガイドライン・有事立法に反対する実行委員会」では、4.11と4.19に、連
続してシンポジウムを予定しています。
4.11は、治安立法に反対するという位置づけで、ここでもすでに情報が流されて
いると思います。
以下、近日発送予定の4.19集会リーフレットのテキストを流します。


「戦争国家への道を断て!」4.19シンポジウム
沖縄の反基地闘争に連帯し、新ガイドライン・有事立法に反対する実行委員会
(新しい反安保実3)

連絡先●東京都新宿区上落合3-15-1-301 落合BOX気付
電話●靖国・天皇制問題情報センター(03-3205-7363)/立川自衛隊監視テント
村(0425-25-9036)/反天皇制運動連絡会4(03-3368-3110)

日時●1998年4月19日(日)13:30-17:00分科会/17:30-20:30全体会
場所●文京区民センター(都営地下鉄春日駅下車すぐ)

 私たちは、新ガイドライン安保体制は、日本を具体的に戦争遂行可能な国家に
するものであると訴え続けてきました。
沖縄への「海上へリポート基地」建設(基地のたらい回し)の動きも、この「ガ
イドライン」政策の現実化の一歩であることも問題にしてきました。
「海上へリポート」づくりでは、今、名護を中心とする沖縄の民衆の抵抗で阻止
されています。
 そうした状況下で、やはり自衛隊法の改悪、有事(戦時)立法(基本法も含め
たそれ)が浮上してきました。
この間、日米実弾軍事演習の拡大・強化、米軍艦の配備(入港)の増大などへの
反撃が各地で取り組まれ、新ガイドライン安保体制への抵抗は、少数派の闘いと
はいえ、力強くつくりだされています。
しかしまだまだ、反ガイドライン(有事立法)との闘いは、権力の戦争国家づく
りにブレーキをかけるほどの広がりと強さを持ち得ていません。
 私たちは、バラバラで反ガイドライン闘争を担っている人々が交流するだけで
はなく、いろいろなテーマを担っている人々に、反ガイドライン安保の一点で大
きく結集できるようにならなければと考えてきました。
そこで私たちは、そうした大結集の前提づくりの一歩として、いろいろなテーマ
を担っている人々の相互の討論会を軸にした、シンポジウムを開催することにし
ました。
 シンポに参加し、「戦争国家への道を断つ」ためにどうするのか、ともに論議
を!

全体会発言者●
石橋新一(北部労働者共同闘争会議)/上原成信(一坪反戦地主会・関東ブロッ
ク)/加藤賀津子(「わたしたちにとって安保とはなにか」実行委員会)/越田
清和(アジア太平洋資料センター)/佐藤文明(戸籍問題研究)/舟越耿一(長
崎大学教員)/司会・天野恵一(新しい反安保実3)
他にNGO、反原発運動などからの発言を予定

第1分科会●沖縄の運動との連帯をどうする
 沖縄の力強い闘いは、名護のヘリポート基地建設を、とりあえずストップさせ
る状況をつくり出した。しかし、日本政府の米軍基地の大量おしつけという姿勢
は変わらないどころか、ガイドライン安保の具体化により、実質的に「基地沖縄」
を強化しようという姿勢がより強められる。こういう事態の中で、沖縄の反基地
運動の中からも、「米軍基地のヤマトへの移転を」の声が、あらためて発せられ
だしている。こうした声に、ヤマトで反基地・反ガイドライン安保の運動の中に
いる私たちは、どう対応すべきか。また、この間の沖縄の自己決定権の強化を求
める運動は「沖縄の独立」という主張を、沖縄に浮上させた。「独立論」をめぐっ
て、いろいろな論議がつくりだされている。この「独立論議」を私たちはどのよ
うに受けとめるのか。沖縄の闘いとの〈連帯〉を求めて、こうしたテーマを討論
したい。
講師・武藤一羊(ピープルズ・プラン研究所〈準〉)/源安男(沖縄反戦地主を
支える三多摩の会)/青崎百合雄(名護へリポートに反対する会)/水垣奈津子
(派兵チェック編集委員会)

第2分科会●「アジア危機」と新ガイドライン安保
アジアを席巻した経済危機の中で、インドネシアでは、長期にわたって開発独裁
として君臨してきたスハルト政権に対する不満が噴出している。政治不安は、他
のアセアン諸国でも起きて不思議ではない。それらに対して、新ガイドラインに
基づく「周辺有事」への対処として、自衛隊の派兵や在日米軍の展開がなされる
こともあり得る。一方、南北朝鮮と米中の四者会談の開催、日米中ロの安全保障
対話の枠組みの形成も見られる。それらと新ガイドラインを通して、日米は、中
国、朝鮮半島に何をなそうとしているのか。新ガイドラインの狙いを立体的に明
らかにする。
講師・山川暁夫(評論家)/佐伯奈津子(インドネシア民主化ネットワーク)

第3分科会●治安管理体制とガイドライン
住民基本台帳法改悪案(国民総背番号制)、PKO法改悪案、組織的犯罪対策法
(盗聴法)三法案が相次いで国会上程されている。そして「警察が住民番号を使
いたい」と言っているという報道がなされたり、インターネット上のポルノ画像
を規制する風俗営業適正化法も国会提出されている。まさに、警察管理社会を強
化し、ガイドライン安保を下支えする治安立法の成立が図られようとしているが、
「戦争のできる国家体制づくり」を許さないために、議論の深化と行動を提起し
ていこう。
講師・小田原紀雄(日本基督教団社会委員会)/田鎖麻衣子(弁護士)/宮崎俊
郎(戸籍と天皇制研究会)

第4分科会●民衆の安全保障――軍隊と人権
軍隊が他国民に対してはもちろん、自国民に対しても暴力装置としてしか機能し
ないという事実のもう一つ奥には、軍隊そのものの性格、それ自体が人権を蹂躙
することで成立しているという事実があるのではないか。たとえばアメリカ海兵
隊の訓練には人間性を剥奪していくためのカリキュラムが準備されているという
レポートがなされている。軍隊内部における差別の問題が世間の注目を浴びたこ
ともある。軍隊とは、ひたすら非人間性を追求し、おそらくはそれで初めて成立
しうるやっかいな組織なのではないだろうか。できるだけ現在の問題にクロスさ
せながら、戦争、すなわち人を殺すために組織された集団の持つ問題性について
講師ともども議論をかわしていきたい。
講師・彦坂諦(作家)/富山妙子(画家)/太田昌国(ラテンアメリカ研究)

第5分科会●地域の自治と新ガイドライン安保
新ガイドラインのもとで、地方公共団体や民間(業者・労働者)をも戦争に組み
込み動員するため、「周辺事態(戦争)基本法」(仮称)が四月にも国会に上程
されようとしている。これとともに注目すべきなのは、地方分権推進委員会の動
向だ。「安保=国益論」に立って、米軍用地特別措置法は昨春改悪され、県の土
地収用委員会の権限は実質的に剥奪されてしまった。分権推進委員会の勧告は自
治権を抹殺している。勧告の中身は地方自治法の改悪として現実化されそうだ。
新ガイドライン安保は地方自治を無効化しようとしているが、それは逆に言えば
地域から自治を押し出していく闘いが、新ガイドラインを痛撃することにもなる。
本分科会ではそうした足掛かりを討論したい。
講師・新倉裕史(非核宣言運動・ヨコスカ)/坂本史子(目黒区議会議員)/白
川真澄(フォーラム90s)

以上です。
新孝一
k_shin@mti.biglobe.ne.jp


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