Date: Thu, 21 Jun 2001 15:54:33 +0900
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〈練馬の里から〉ゆったり反戦通信 その2

        発信者=井上澄夫(戦争に協力しない!させない!練馬アクション)
        発信時=2001年6月21日
 
 
  武装国防ことあげ派の身勝手さについて
 
  いろいろな会合で話をして痛感するのは、「国を守るのに軍隊は必要だ」と
言う人びとの身勝手さである。そういう人びとは、老いも若きも、自分がやる
とは決して言わない。要するに、「だれかに守ってもらいたい」ということ
だ。
  ある大学で、小林よしのりのファンらしい男子学生が、「非武装で国を守れ
るか」と言うので、「そういう意見なら、自衛隊に入ったらどうですか。あな
たは、今にもどこかの国が日本に攻めてくるように言いますが、もし本当にそ
う思っているなら、のんびり大学生活を送っているのはおかしい。自分で国を
守ったらどうです」と答えたら、さっさと退場してしまった。
  別の会合で、ブッシュ新政権の二正面(対イラク、対朝鮮民主主義人民共和
国)同時対応戦略の放棄は、アメリカ帝国が自らの力の限界を痛感しているこ
との反映だという話をしたら、ある年輩の男性が「アメリカがつぶれたら困
る。やはりしばらくは沖縄にいてもらわないと」と言うので、「基地の重圧に
苦しんでいる沖縄の人たちが、そんな話を聞いたら、どう反応すると思います
か」と反問したら、これも沈黙してしまった。
  武装国防ことあげ派は、つまるところ、そういう人びとなのだ。米軍や自衛
隊に守ってもらいたいと言うのは、いざとなればアメリカや日本の若者を「弾
よけ」にして、自分が生き残りたいということである。
 米軍が日本に駐留しているのは、日本の軍事的膨張を抑え込み、米国の利益
を守るためであって、日本を防衛するためではない。また、1977年に超法
規発言でクビになった栗栖弘臣(くりす・ひろおみ)元統合幕僚会議議長が喝
破するように、「国民の生命と財産を守る」のは警察の使命であって、「武装
集団たる自衛隊の任務ではない。自衛隊は『国の独立と平和を守る』が、この
場合の『国』とは、決して個々の国民を意味しない」。だから、米軍や自衛隊
が自分を助けてくれると思っているのは、迷信である。
 
 「国を守る」というお題目と、私たち一人ひとりが守られることとの間に
は、大きな溝がある。武装国防ことあげ派も、実は、その溝の存在にボンヤリ
気づいていて、不安を抱いているのではあるまいか。しかしそれでも、彼らに
は自分でやる気はないのである。
 自分のために他人(ひと)に血を流せとは、なんと勝手な言い草であるか。
そのために税金を払ってやっているとでも言うのだろうか。 



 
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