幾つかのMLへ投稿します。重複して受け取る方、すいません。
今井誠二＠仙台
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◆講演会のお知らせ
「歴史教科書問題とこれからの共生社会」
時代は間違いなく、多民族・多文化共生社会へと向かっています。国境を越えて人
々が行き来することは、経済格差や政治・社会状況を背景に起こっていくことです。
そのような時代を迎えていこうとする今、それらを嫌悪し外国人を排斥する潮流も大
きく膨らんでいこうとしています。石原慎太郎東京都知事は、大きな災害下では「三
国人」たちが、大がかりな暴動を起こす危険性がある旨の発言を行い、自衛隊の治安
出動の必要性を訴えました。
今年大きな問題として登場した「つくる会」の教科書問題。この「歴史」「公民」
教科書の底流にあるのはアジア蔑視であり、日本万歳史観であり、強い排外主義で
す。それは「過去の歴史認識」の問題だけではなく、これからの日本社会のあり方に
対するナショナリズム的挑戦でもあります。天皇制賛美、歴史の改竄、国家中心主
義、国防の強調、改憲の主張、外国人の排斥、こうした主張が編み上げられて「教育
現場」に襲いかかろうとしています。
世界は、民族や国籍の違いを乗り越えながら共に生きていく社会づくりのために努
力し始めています。世界人権宣言や国連人権規約などの国際条約を具現化するための
様々な取り組みが始まっています。私たちは、ストレスとエゴイズムに基づいた一国
の独善的な思考によって「時代」を語るのではなく、世界性をもった視点や、普遍性
をもった射程の中から、共に生きる世界を展望していきたいと願うものです。
これからの「共生社会」をどうつくっていくか。偏狭な教科書が登場する時代に、
ご一緒に考えあっていきたいと思います。
入場料： 無料
日 時：2001年6月25日(月)午後７時〜９時
場 所：日本バプテスト仙台基督教会
（地下鉄北４番丁駅北２出口すぐ、tel 022-233-3550）
講 師： 佐藤信行（さとうのぶゆき）氏（在日韓国人問題研究所）
共 催： 日本バプテスト連盟日韓在日委員会・東北バプテスト連合宣教委員会
◆フィールドツアーへのお誘い
尚、翌日(26日)には、現地ウォッチャーの案内による、宮城県内にある戦争の史跡、
強制労働の痕跡を辿るフィールドツアーを計画しています。ツアー参加ご希望の方、
詳細について関心のある方は、仙台基督教会までお問い合わせ下さい。
日本バプテスト連盟 日韓在日委員会 委員長 吉高 叶
東北バプテスト連合 宣教委員会伝道委員 仙台基督教会牧師 青木 康弘
東北バプテスト連合 宣教委員会社会委員 尚絅短大教員 今井 誠二
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